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その家大丈夫?欠陥住宅を見分けるテクニックまとめ

一生に一度の大きな買い物、それがマイホームだと思います。


ローンという借金を背負ってでも買う自分の家ですが、人の手で作るので、建築業界において品質の差はあるのが当然です。


その中でも技術もなければ、適当な工事をして完成している建物、つまり欠陥住宅が存在してるのも事実です。


工期がなかったり予算がなかったりなどいろいろと条件はありますが、建築業界の裏では、欠陥住宅が少なくとも作られてるのが事実です。


欠陥住宅を買って、そのあとに欠陥だとわかっても、買った後だと返金できないのが現状です。


さらには悪い所を直すのに仮住まいに引っ越したり、しかも引っ越しの代金は出なかったり、住みながら直しても工事の音がうるさかったり、建材の物質を吸ってしまったりなど、正直悪いことしかありません。



なのでちゃんとした知識を持ってマイホームを選ぶ必要があるのです。


元大手住宅メーカー社員だった私が、建築業界の裏側をさらけ出して、こんな家は買わないほうが良いというアドバイスと同時に、自分でできるように住宅診断方法を写真と共にわかりやすく解説していきます。


目次

①壁・開口の垂直検査方法

②床の水平検査方法

③床下の検査方法

④小屋裏の検査方法

⑤内装の検査方法

⓺外壁の検査方法

⑦屋根の検査方法

⑧外装の検査方法

⑨外構の検査方法


住宅診断、つまりホームインスペクションでここまで見てくれることはないので、ぜひとも自分の目でみてマイホームが大丈夫か確認していて下さい。




①壁・開口の垂直検査方法


まず壁や開口の垂直を検査するのですが、レーザーで見るのが一番ですが、そんなものはないかと思います。


なので垂直を測る道具を用意します。


糸と重りがあれば簡単にできるので、作って下さい。


まず糸と重りを用意します。


重りは何でもいいです。

一番やりやすいのは5円玉か50円玉で写真のように50円玉と糸を催眠術の道具のように結んで繋げます。


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そして開口の上からテープで今作ったものを垂らし、写真のようにします。

壁に少し穴が開いてもいいなら画鋲で止めると楽です。


重りが落っこちて床を傷つけないよう何か引いておくと良いです。


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重りを付けた糸を垂らしたらスケールで、写真のように天井に近い部分と床に近い部分を測ります。


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写真の開口は、上のほうで71mm、下のほうで70mmなので、1mmの差しかないので、開口はほとんど垂直です。


写真と同じようにで1、2㎜と小さい数字だったいいのですが、5㎜とか違っていたら、開口の立ちが悪いです。


基本的に建築業界では3/1000mm未満が基準になってますので、つまり1mに対して3mmまでだったら許容範囲というのがあります。


開口の高さは大体1.8mくらいはありますので、5mmでぎりぎり許容範囲で、5mmを超えるようであれば、欠陥になるので施工業者に言えば無料で直してくれます。


壁の垂直を見る場合は、開口部と同じように壁に近い天井に重りを付けた糸をテープで貼ります。


それを写真のように設置して、あとは開口部と同じように測ります。


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写真の壁の垂直は、壁から糸までの距離を上のほうで測ると111mm、下のほうで測ると110mmなので、1mmなのでこちらも壁がほとんど垂直です。


壁の垂直は天井高さによって変わりますが、2.5mの天井で6mmまでなら本当にぎりぎり許容範囲です。


もし6mm超えるようであれば垂直が悪いので、施工会社に言いましょう。



本来、住宅診断、つまりホームインスペクションを頼むとなると最低でも6万円くらいはかかります。


しかも小屋裏・床下など本格的に見てもらう場合は10万円くらいしてしまいます。


ここからはかなり建築業界の裏側について語る内容なので、無料で公開するわけにもいかないため、ここからは有料とさせていただきます。


有料と言っても、1,980円ですので2人分のランチ代くらいです。


ランチを1回我慢すれば、本来10万円以上かかる住宅診断が自分ででき、さらには自分の知識も大幅に向上します。


欠陥住宅を買ってしまったらメンテナンスしていけば100年は持つ住宅の寿命が10年になることもあります。


ましてや欠陥だらけで地震に弱くて倒壊。。。なんてこともあり自分の命にもかかわってきます。


なので欠陥住宅を選ばない正確な知識が必要ですので、本気で良い家を探して、欠陥住宅は絶対に選びたくないと考えてる人のみ購読をお願いいたします。


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