阿弥陀乃トンマージ

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阿弥陀乃トンマージ

漫画・サッカー・歴史・特撮・ミスチルが好きです。web小説やってます。影響を受けた人は高橋留美子先生。 主な活動実績 「疾れイグニース!」で『#週刊少年マガジン原作大賞』奨励賞受賞。 amidanotonmaji@gmail.com

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『 私が征夷大将軍⁉~JK上様と九人の色男たち~』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

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あらすじ
平凡な女子高生、若下野 葵がある日突然征夷大将軍に!?
ありとあらゆる無理難題に対して、葵は元気に健気に立ち向かう!
そして葵に導かれるかのように集まった九人の色男たち!
幕府立大江戸城学園を舞台に繰り広げられる、愛と欲望が渦巻くドタバタストーリー!?
将軍と愉快な仲間たち、個性たっぷりなライバルたちが学園生活を大いに盛り上げる!

本編

 学校生活って退屈だと思う。淡々とルーティン

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『祓っていいとも!』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『祓っていいとも!』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

「ヴィ、ヴィランとは⁉」
「あれのことだよ」
 功人さんが指を差した先には、手足の他に、四本の足を背中から生やした少女のような存在がいた。
「!」
 わたしは驚いてしまう。
「……」
「ひ、ひええっ⁉」
 少女の八本の手足が一斉にわたしの方に向いた為、わたしは思わず悲鳴を上げる。それとは対照的に功人さんは冷静に呟く。
「蜘蛛女だね……」
「な、なんですか、それは⁉」
 わたしは功人さんに問う。

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『祓っていいとも!』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『祓っていいとも!』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】


 あらためてわたしの名前は最寄田静香。16歳。この春から高校二年生だ。
 さて、つい昨日、『新宿オルタナティブ学園』の二年生に晴れて進級した記念すべき日だったのだが……なんとも驚くべきことがあった。学園名変更? 残念ながら違う。
 ……白髪でイケメンの陰陽師と会ったのだ。いや、何を言っているのだと思われるのも分かる。わたし自身も同じような気持ちだからだ。最初はその恰好から、どこかの神主さんかと

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『祓っていいとも!』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『祓っていいとも!』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

あらすじ
 新宿のとある学校に通う、高校二年生の女子、最寄田静香。
 彼女は高校生になってから、次々と不運や不幸に見舞われて、思い悩んでいた。それでも進級を果たした彼女は心機一転、新たな心持ちで学生生活を送ろうと決めていた。
 そんな彼女の下に、イケメンだが、エキセントリックな青年たちが次から次へと声をかけてくる。普通ならば喜ぶべき、歓迎するべき事態ではあるが、ふたを開けてみると……!?
 ごく普

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『竜王はワシじゃろ?』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『竜王はワシじゃろ?』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

「頼む」
「ああ、じゃあまずは囲いを……」
「かこい?」
「王――こういう場合は玉と言った方が良いかな――玉を守る為の陣形のことさ」
「玉を囲うのか」
「うん」
「玉を取られたらおしまいなわけじゃからな……守りを固めることが大事か……」
「そういうこと」
 パパが頷く。
「ふむ……」
 竜子が盤面を見つめながら頷く。
「続けてもいいかな?」
「ああ」
 竜子が頷く。
「まずは相居飛車。お互いが居飛

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『竜王はワシじゃろ?』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『竜王はワシじゃろ?』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】


「……まあ、やっていけないこと、反則というのはこれくらいかな」
 パパが説明を終える。
「ふむ……」
 将棋盤を挟んで座っていた竜子が頷く。
「分かったかな?」
「ああ、大体はの……」
「それは良かった」
「よし!」
 竜子がガバッと立ち上がる。
「ど、どうしたの?」
「そんなこと決まっておるじゃろう、パパさん! あの玲央奈にリベンジじゃ!」
「えっ⁉」
「今度こそあの道場の看板をもらう!」

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『竜王はワシじゃろ?』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『竜王はワシじゃろ?』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

あらすじ
 小学四年生の十歳の女の子、将野竜子は自宅でテレビのニュースを見て、急な頭痛に襲われる。
 流れていたのは、将棋の竜王戦に関するニュースだった。
 やがて竜子は思い出す。自らが異世界からやってきた『竜王の血を引くもの』だということを……!
 だがしかし、この世界からもとの世界に戻る方法は今のところ分からない……。そこで竜子はこの現代日本で『竜王』の座を目指す!
 驚異の女子小学生、サクセ

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『同好怪!?』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『同好怪!?』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

「……」
 俺は言われた通りに夜の校舎へとやってくる。我ながら何をやっているんだか……。こうしてまた貴重なプライベートの時間を削ってまでさ。
「……来たな」
「村松っち、こんばん~♪」
「! お、おお……こ、こんばんは……」
 暗がりから紅蓮と雷電が現れる。
「……」
 雷電が俺のことをじっと見つめる。
「ど、どうした、雷電?」
「……今日は挨拶噛まないんだね」
「そ、それがどうした?」
「つまん

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『同好怪!?』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『同好怪!?』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】


「よっ」
「こんにちは……」
「やっほ~♪」
「お前らな……」
 怪獣同士の激しい戦いを目撃した翌日の昼休み、俺の下に紅蓮、疾風、雷電の三人が揃って訪ねてきた。
「村松っちゃん、昼飯は済んだのか?」
「ああ……」
「それじゃあ、話は出来るな」
 紅蓮が笑みを浮かべる。
「何の話だ?」
「またまた~しらばっくれんなよ、ほれ」
 紅蓮が一枚のプリントを取り出してヒラヒラとさせる。
「ああ、それか…

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『同好怪!?』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『同好怪!?』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

あらすじ
 静岡県静岡市にある私立高校、『海道学園』に勤務する、若い男性地学教師、村松藤次。
 ある日職員室で昼食中の彼の下に、不良、優等生、陽キャという個性バラバラな三人の女子生徒が揃って訪ねてくる。
 これは一体何事かと構えていると、不良が口を開く。
 「同好怪を立ち上げるから、顧問になってくれ」
 同好……怪!?そして、その日の夜、学校の校庭で村松は驚くべきものを目撃することになる。
 新感

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『陰陽師安倍晴明の優雅なオフ~五人の愛弟子奮闘記~』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『陰陽師安倍晴明の優雅なオフ~五人の愛弟子奮闘記~』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

「な、なんだ⁉」
「大入道?」
「……」
 大柄なものが栞たちの方に向かって歩いてくる。
「どうやら男ではあるようだが……」
「………」
「なにかが軋むような音がするね?」
 耳を澄ましながら焔が呟く。
「これは……金物か?」
「それと木……かな」
「なんだよ、それは……」
「あいつから聞こえてくるよ」
 焔が大柄なものを指差す。
「…………」
「ほら、一歩歩くごとに」
「確かに……ガシャガシャ言

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『陰陽師安倍晴明の優雅なオフ~五人の愛弟子奮闘記~』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『陰陽師安倍晴明の優雅なオフ~五人の愛弟子奮闘記~』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】


「いや~どうしてなかなか大変だったぜ……」
 翌日、晴明の屋敷の一室で栞が後頭部をポリポリと掻く。
「腐った死体たちが動くとはね……」
 基が顎をさすりながら呟く。
「想像するだけでも怖気がしますわね……」
 金が自らの体を抱え込むようにする。
「アタシには考えも及ばないな~」
 焔が腕を組みながら首を傾げる。
「……焔さん、もっと想像力を働かせてみるのも大切なことですよ?」
「う~ん、実際こ

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『陰陽師安倍晴明の優雅なオフ~五人の愛弟子奮闘記~』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『陰陽師安倍晴明の優雅なオフ~五人の愛弟子奮闘記~』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

あらすじ 
 時は平安と呼ばれていた時代、平和と思われた京の都にも、物の怪の類が連日連夜、悪さを働こうとしていた。
 それらをほぼ未然に防ぐ活躍をしていた、稀代の天才陰陽師『安倍晴明』。
 ところが、晴明は「後は任せた」と言い出して、突然(部分的な)休暇に入ってしまう。
 弟子である五人の女の子たちが、師匠の代わりに物の怪退治へと赴くも、思わぬ事態が発生して……!?
 新感覚の平安妖退治ファンタジ

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『 もっともな戦隊はごもっともな変態!?』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『 もっともな戦隊はごもっともな変態!?』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

「まったく……」
「だ、誰?」
「おやおや、わたしのことを知らないとは……」
 眼鏡をかけた青年が呆れたような視線を美蘭に対して向けながら生徒会室の中へスタスタと入ってくる。
「し、知らないわよ、転入生なんだからしょうがないでしょう?」
「……これまでも」
「は?」
「そうやって知らないで済ませてきたのですか?」
「え?」
「情報弱者は淘汰されていくのがこれからの世ですよ?」
 青年は生徒会室の中

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『 もっともな戦隊はごもっともな変態!?』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『 もっともな戦隊はごもっともな変態!?』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】


「……来たな」
 生徒会室に入ってきた美蘭を見て、強平が笑みを浮かべる。
「……」
「それじゃあ、あらためて……」
「………」
 強平が美蘭に歩み寄る。美蘭が体を強張らせる。
「ビンタをしてくれ」
 強平が右の頬を美蘭に向かって差し出す。
「だ、だから、するわけないでしょう!」
「何故だ?」
「する理由がないからよ!」
「理由なんてこの際どうだって良いだろう」
「どうでも良くないわよ!」
「ほ

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『 もっともな戦隊はごもっともな変態!?』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

『 もっともな戦隊はごもっともな変態!?』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】

あらすじ
 世界征服を目論む、『悪の組織』。しかし、その野望は日本にいるヒーロー、『最上戦隊ベストセイバーズ』によって、ことごとく防がれてきた。
 業を煮やした悪の組織の首領は、搦め手による戦隊の切り崩しを指示する。悪の組織の若手のホープである、『ミスコンプリート』はとある場所に潜入して、戦隊を完全に丸裸にすることを狙う。しかし、戦隊の実態は……!?
 完璧なヴィランと最上のヒーローが織りなす爆笑

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