副業で外資系に転職した理由

本業は軌道に乗っていた。それなりに稼ぎ、目を瞑っていてもそのままの調子で働き続けたらこの先30年は安泰だと誰もが思う状況だった。しかし転職した。本業を一旦休んで、副業で外資系に入った。これは、人生がひっくり返るような転機だった。そして人生はひっくり返った。

この決断を即決した理由を書く

チャンスが来た

きっかけは、当時のTopからある日突然連絡がきたから。「副業で外資系に行ける道がある。全スタッフの中で優先順位一位だけどどうする?行っても行かなくてもいいよ。行くなら自分で時期を決めていいよ。」

またとないチャンスを提示された。ガイシケイとか副業をメインにするとは考えた事がなかったが、何の迷いもなく即決した。


チャンスを選ばない理由がなかった

「どうしてもチャンスを選択できない理由」が一つもなかった。自分の都合、本業の都合、健康上の都合、家族の都合、金銭的な都合、この選択をするために障害となるようなものが何一つなかった。この決断に関して、誰一人にも反対やネガティヴな意見を言われなかった。

ちなみに筆者は入職するまで全く英語が話せないどころか、聞き取りすら全くできなかった。それでもそこで、自分にとって一番いい時期まで働くことができた。


面白そうだと思った

「ガイシケイとか全く関わりのない世界にいるからよくわかんないけど、なんか面白そう!!!!」

筆者にとって一番の爆発的な動機は、「面白そう!」である。出世欲も名誉欲もお金を稼ぎたい気持ちも全くない。ただ面白いものを求めて、慣れて飽きてしまう前に環境のレベルを変えて、また自分にとって「面白い!」を追求しているに過ぎない。

そして未知なる世界は何か面白そうに見えた。そこで落ちこぼれてクビになったところでその瞬間に死ぬわけではないのだから、ちょっとやってみるかな、と。


不可能ではないと思った

今までも自分が出来ると思ったことしか手を出していないし、実現できてきた。例えば今から宇宙飛行士になったりオリンピック選手に選ばれるのは不可能に近いが、フルマラソンを走れるようになるのは不可能ではなさそう。

外資系とかに自分が進むとは全く想像したことはなかったが、チャンスを提示された時に不可能には思えなかった。そういう場合はまずは手を出してみるので、いつも通り未知の世界に行ってみることにした。


副業だけに専念してみる時期があってもいいと思った

本業をしながら大学院に通い、博士号をとった。この大学院の内容が副業に関連するものだった。

働きながら大学院に通うのは容易ではなく、一月のうち14日は仕事をし、30日は学校に行った。仕事をしないと生きていけないし学費も払えない。学業もちゃんと進めないと卒業できない。どちらもお座なりにすることはできない。だからといって時間も体力も頭のリソースも限度がある。

その時期に、100%の時間とエネルギーを学校(副業関連)に費やしたらどれだけ変わるのだろう、と思っていた。だから本業を一旦休むことに抵抗がなかった。


その気になったら本業に戻れるから、試しにやってみることができた

本業は自分に取っての切り札である。学生時代から社会人になっても、本業関連の勉強と仕事には膨大な時間とエネルギーを使ってきた。その結果、今後の人生に食い扶持に困ることはないと思われるところまできたはず。

副業がダメになっても、太い切り札がある。これは叶姉妹の叶恭子さんの言葉から学んだことで、いつも切り札を残して未知へ踏み出す。


まとめ

外資系に拘りがあるわけでも、副業に拘りがあるわけでもなかった。なんか面白そうだから、出来なくもなさそうだし、やってみて出来なくても死なないし。ただそれだけ。

しかし実際外資系に副業で入ったらものすごい衝撃を受けて、人生がひっくり返った。そして人生の次のステージが始まった。

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