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うつ病3 体調の落ち込み そして徐々に回復


鬱というか、不安と無気力状況は、2ヶ月くらい続いたでしょうか・・

一人であれば、そのまま本当に自殺していた可能性があります。

その間に起こった事、「自殺思考」については前回書きました。
後起こったことは、体力の低下です。
そりゃそうです・・食べてはいても寝てるだけでろくに動いてません。

筋力落ちます、体重も減少。

更に、話をろくにしないためか、声が出なくなりました。
たまに電話を受けても上手く話せません。
診療でも、頷いてるだけでろくに話せない。

「どうなるんだ?」

そう思いました。

助かったのは妻と家族のおかげです。

私の休業が決まってから、妻はパートを見つけ、更に私の症状などについても
色々と客観的にレポートを書いて、精神科の主治医に見せたりしました。

また、友人関連にも話をして色々情報を集めてくれました。

まずは、少しずつ散歩に出る事に。


最初は、身体も弱っていて殆ど歩けませんでした。


少しずつ、少しずつ出歩けるようになりました。

散歩途中話します。

「今日は何をしてた?」

「特に何も・・・」

「何か考えた事は・・」

「ない・・無為かな・・」

「死にたいとかは?」

「今日は特にそこまでは・・」

なんともな会話ではありますが・・

毎日 毎日繰り返しました。

繰り返している内に、少しずつ少しずつ
回復していきました。

10月も後半の頃、妻の友人から、漢方医を紹介して頂きました。
新宿にあり、鬱症状にも効果があるとの事で、
「本当かしら?」
と思いながら
はるばる訪れて診て貰いました。

診察は、触診が主。
手の脈を診て、腹部背中と見て、舌を診て・・
どっさり漢方薬が処方されました。
朝、昼、晩。

診療後 妻の友人である夫妻と会食し、新宿御苑を回りました。
私も、随分前にお会いしていたのですが、忘れていました。

昔の話や、夫妻もやはり鬱、ストレス関連で色々あった
お話を伺ったり、こちらのお話もしたり・・・

ゆっくり歩きながら止めどない話をして・・
少し、安心した気がしました。

「理解してもらえる人がいる」
これは、一つ大きなきっかけになりました。

漢方医で処方して貰った薬は、私にあっていた様です。
飲み続けている内に、身体の不調がこれも少しずつ回復していきました。

胃腸の不快感が減少し、便通もまともになっていきました。

声が、少しずつ 戻っていくのが分かりました。

体力の回復は、気力の回復にも繋がっていきます。


そんな折、高校時代の後輩夫婦が訪ねて来てくれたり、
また、妻の母親が亡くなり、実家方面に戻って葬儀の手伝いをしたり
と言った事が起こりました。

古くからの知り合いと話したり、葬儀で色々な方と話したり
そうする内に、自分らしさみたいな物を少し取り戻してきた
様に思います。

日記を付け、また 散歩の折にカメラを持ち出し、写真を撮るようになりました。


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