見出し画像

うつ病4 復帰に向けて・・図書館通いとリワーク

秋が深まり、冬が来て
少しずつ回復していったように思います。

家で音楽を聴いたり、本を少し読んだり。
散歩にカメラを持ち出して写真を撮ったり。

SNS関連には、たまに投稿をするようになりました。

職場には、2020年2月から復帰の予定でした。

それに合わせて、

「復帰用の訓練活動が出来ないか?」

と上司から言われました。

あれこれ調べたのですが、その時は手頃な活動組織が見当たらず、
主治医に相談したところ

「図書館を利用しては?」

とアドバイスされました。

こうして、

「図書館通い」

が始まりました。

近場の図書館まで20分ほどかけて歩いて通い、目標は 一日 一冊か二冊
本を読むこと。
集中して一気に読み切ります。

午前中 図書館に行ってめぼしい本を読んで帰宅する。
食事を取った後、可能なら午後もまた1冊読む。

主に、自分の興味のあった「写真」関連
後は、「天文学」「気象学」と言った辺りを中心に読みました。
そのうち、
「小説もあるんだ」と気づいて読み始めました。
「京極夏彦」「神林長平」など、ある程度読み慣れた作家さんから。

12月ー1月までで30冊弱読んだでしょうか。
普段、あまり読書をしない自分に取っては結構な量です。

で、1月末を迎えたのですが・・・

「会社への復帰は延期」

になりました。
私は本社からグループに出向しているのですが、本社に出向先から
復帰方法のプログラムを提出したところ、却下されたとの事でした。

復帰後の再発を危惧して、

「仮出社扱い」

として出社を始め、様子を見て徐々に戻していく
と言う方法を提案しましたが、
本社には、「仮出社」と言う制度が無く、そんな形では復帰は認められない。

「普通に仕事が出来る状態まで回復する様に」

との事でした。
この判断に正直、非常に戸惑いました

「一体何を基準に会社は復帰を認めてくれるのだろう?」

主治医に相談したところ、勧められたのが

「リワーク活動」

への参加でした。
精神障害、ストレスなどで会社を一端休職した人達が、ある程度回復し、
日常生活を行える様になった状態から、無事に社会復帰出来る用に
訓練を行う場です。

病院など民間が活動を提供している場合もありますし、公的な機関もあります。

いただいた資料を検討し、近場にあった

「千葉障害者職業センター」

が良さそうなので、早速説明会に参加しました。

私の他にも参加者は数名。

ガイダンスを受け、ここで受講することに決めました。

手続きに必要なのは、
本人
主治医
雇用主

の同意書です。

書類一式を二週間の体験期間のうちに揃える必要があります。

自分と主治医は問題ないとして、雇用主
本社の意向が問題でした。
当初の回答は、

「前例が無いので部内にて協議が必要」

 正直、どうなることやらと言う気がしましたが、

「社員が復帰の方法を模索してるんだからまさか却下はしないだろう」

と待ちました。

結果、問題なしとして許可が下り、無事通い始めることになりました。

が、この後コロナの影響で受講は難航する事となります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?