U-30ドリームトーナメント 新利根編プラ

この記事は大会前日、4/14(金)の早朝ホームで会社に向かう電車を待ちながら書いています。
本当は大会終わりにまとめて書きたかったのですが、大会翌日も同じ時間から仕事なので…

大会終わりには選手辛島の日記当日編
そのあと一週間以内に運営辛島の日記を書く予定です。(あくまで予定です)


会場決定から初日プラ

3/11に初日プラに入りました。
翌日に仕事があるので半日予定。
大まかにエリア全体を見て数年ぶりの新利根川を思いだそうとする。
水温は13℃、前週に長門川で反応はあったので何かしらあるだろうと期待するも何もなし。
ミズヒマワリ(本当はナガエツルノゲイトウだけども通称ということで)だらけで昔釣ったシャローが全滅。
これは…やべぇ…昔のポイントは全部使えねぇ…
絶望しながら美味しいもつ煮を食べて帰宅。


冗談抜きで関東一美味いもつ煮を食えるのは松屋

大まかなプランと予想ウェイト

その翌週3/18はWBS袖山プロのプラお手伝い。
真っ赤なトライトンtr-20の後ろ席。
帰りにスノヤワラちょっと回ってもらう。

ここで新利根川を知らない方にざっくりと説明しますと川エリアとスノヤワラ(州の野原)エリアに別れます。


アベレージは小さめだがある程度魚が濃い
風が強くてもなんとかなる
最上流はエレキで二時間以上
ヘラ師やおかっぱりが多いetc.

スノヤワラ
アベレージは大きめだが魚は薄い
風に弱くボート屋判断で出れない事もある
バスボートも良く出入りする
春に大爆発を起こすことあり

つまり安定をとるなら川、一発ならスノヤワラという感じ。

ここで考える。
参加人数は90人、新利根川過去最大級の人数
地方からの参戦も多く、有名スポットや分かりやすい場所なんかは潰れるだろう。

当初の候補としては
スノヤワラの霞ヶ浦本湖側、妙岐やその手前の水路
松屋ボート前
川上流

の3つ

スノヤワラは当日荒れたら行けない可能性、JB関係の時間制限、春先の爆発に賭ける選手の数、そして何より自分と同じ様な釣りをする「厄介」な選手が少なくとも二人(WBS袖山さん、去年チャプターをで妙岐で勝った後輩の青柳)が行くだろうと判断、無し。

松屋ボート前は魚影も意外と濃く、ハードボトムや沈み物も多く、なんやかんや選手はやらない(正直どこの釣り場でもボート屋周りが一番無難に釣れると思ってる)
しかし主催の千田くんのが動き回れない関係で多分ここら辺やるだろう。
それなりに水深もありライブシューティングも出来る。
あの精度でやられたら俺に釣れる魚は残ってない。
あとあの子異様にこういうデカイ大会強い。
無し。

そして残された候補は川上流
ここでまた考える、どこまで上るのか?
自分がローカルトーナメントに出てるときは金江津の水門付近までを上限エリアとしてプランニング。
それより上流まで走ると釣りする時間が短く、エレキやバッテリーのトラブルがあれば確実に失格。かなり見えてないと怖い距離。

実際にローカルの試合中にそこまで上ってくる選手はあまりおらず、プラの時に参加選手数人がロコの方と「あんまり時間もないしソコまでは上らないかなぁ…」と話しているのも聞いた。(盗み聞きが悪いと言えばそうだけど、試合前に警戒心なく喋る方が悪い。)

なので逆にここら辺を最下流としてそれより上を目指すことに。

予想ウェイトは短日ローカルトーナメントの優勝が大体2500g~3500g
春の霞水系で二日間同じ選手がトップウェイト出すのはまず無理なので、初日3000g+二日目1000g=4000gくらいに落ち着くはず。
それで90人という人数を考えると3500gでもまぁ悪くない位置にはいるだろうと判断。
そこら辺を目指すことに。

タイフーン出船、バスボートだから釣り出来るけど
レンタルでは…自分の操船技術だと無理…安全第一

エリアとルアーと季節感

大体やるところを金江津の水門より上のエリアと決め、実際に釣りをする事に。
3/25は朝から雨、しかし水温は思ったより高く15℃前後

ホームである長門だとそろそろ産卵が絡む季節
ボトムを意識すると小さめのオスが釣れ、中層を意識するとメスが釣れる感じ
ただ両方に共通してるのは口をきっちり閉じてバイトするわけではないのでオフセットだとすっぽぬけが多発する。

またデカイメスがフワ~と落ちる物に反応が良くなる季節

なので、スモラバ、軽めジグをメインにノーシンカー、ジグヘッドワッキー、ネコリグ、フリーリグ辺りをローテしていく。

一番始めに反応があったのはドライブビーバー3.5の3.5gハイフリーリグ
しかし案の定すっぽぬけ、すぐさまエグダマタイプレベル2.5g+チビツインでフォロー
しかしこっちもすっぽぬけ
この時点でやはり口閉じてない、春特有のバイトだなと確信。

全てのオフセットフックを本気(マジ)フックに変えて、スモラバももっとガードが弱いエグダマカバーへ、ウェイトも軽い吸引力で吸い込めるよう2.3gへ変更。

そのままエグダマカバーで釣っていくとフォールで横に走るバイト、かなり送り込んでからフッキング
40クラスを2本。
新利根川なら悪くないサイズ、しかも釣れたのは2つとも水深のあるアシ。
教科書通りの釣れ方、難しい事を考えずにこのパターンを突き詰めることに。

やっと釣った久しぶりの新利根バス。
針傷のない、ほぼ釣られたことない個体なのが他の選手とは違う魚を追えてると思わせてくれる。


最終的なプランとサブ

4/1と4/2この土日は両日フリーの為、土曜日を条件にあったエリア探しとサブで使えそうなパターン探し、日曜日を実際に試合中と同じタイムスケジュールで動いてみることに。

まずキーはバンク際に水深があること。
プリのメスがそこら辺をフラフラするので
水深のあるアシや矢板などを中心に釣る。
しかしノーバイト、うーん?
ずっと流してると数メートルだけ風が当たらない場所を発見。
そこを打つとフォールで横に走るバイト。
40UP
ルアーは少しの濁りと強風の為ちょっと重めにギャップジグ3.5g+ドライブビーバー3.5

お腹に卵あったら穏やかな所にいたくなるよね

そういや長門や印旛沼も荒れたら春先釣れないしな…ここも同じか…と納得。

その後、数ヶ所沈み物とハードボトムを発見
小さそうだが一応バイトはあり、サブで使えるかな?と思案しながら帰着。
翌日はそこら辺を考えて動くことに。

翌日日曜日
次の日は早朝から仕事の為午前中だけ予定。
ざっくりとエリアを回り時間配分等を考える。
が、ここでバッテリートラブル発生。

高滝湖ガイドの野島君にレスキューしてもらう…
(本当にありがとうございました…)

結局ヘトヘトになりながら帰宅。
本当に疲れた。


翌週4/9日曜日
土曜日がまた仕事の為釣りに行けず、なんとか日曜日の午前中だけ…と出船

この日は本当に試合と同じ動きをする事を意識して本気で釣りをする、どうせ1週間あればこの水系なら魚は入れ替わるし、自信を持って大会に挑んだ方がメンタルが楽。

キーは水深と風が当たらないこと。

まずは水深のあるアシで40UP
ルアーはファットネコを千切ったノーシンカー+本気フック1/0
ファットヤマセンコーとほぼ同じなんですがとあるカラーが釣れる…らしいというお試し。


ルアーカラーは何個か特殊な色があるけど、正直そこまで差を感じてない、投げる側のメンタルが良い方向に向くならそっちの作用の方大事。


悪くないスタート
これだけでも上出来。

そして本命のストレッチで事件が起こる。
一度ノーシンカーで流すも何か違和感。
もう一度「いつものやつ」で流し直すとフォールが横に走る。

とっさにフッキング

デカイ!!
ヤベェ!!!

なんとか下顎を掴み持ち上げる。
50はギリギリ無かったですがパンパンの新利根川、というか霞水系の自己記録更新魚
事故記録ともいう…

試合で釣れよ…という全世界からのツッコミ…

えー…マジでぇ…嬉しいけど…流石にちょっと困るなぁ…
と嬉しさと困惑を抱えながら「いつものやつ」を手に取る。
ドライブクローラー4.5+0.9g+NSSPF1/0
結局こいつか…

そのあとサブで考えてたエリアでレッグワームダウンショットでキーパーギリギリをキャッチ

安心と信頼のレッグワーム

大体3000g~くらいという短日なら優勝、二日間でももしかしたら…というウェイトを釣り、ちょっとやり過ぎたな…と反省しつつ、まぁこれを再現出来たら最高。
ダメでも勉強になった!面白かった!と前向きに試合に挑むのでありました。

つづく

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