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アート好きは絶対好きになる、自由の街ドイツ・ベルリン🇩🇪の魅力

私は、ベルリンが大好きなんです。
初めて渡航した2015年からパンデミックが起こる前の2019年まで、大好きすぎて5年連続で渡航しています。
一年に2度渡航した年もあります。(どんだけ!)

"音楽やパーティーカルチャーが好き。アートが好き。日本にない自由と解放を求めている。街中に緑が溢れている国が好き。"
そんな人に絶対おすすめしたい、それが私の第2の故郷、ベルリン。
ベルリンに来ると、日本にはないものに気付く瞬間がたくさんある。
そして、ベルリンの開放的で自由な雰囲気は、ここで日本人でいる必要はないんだ!と思わせてくれる。
自由を求める若者にこそ、ぜひ訪れてほしい。

川沿いの有名ナイトクラブ club der visionäre

ベルリンってどんな街?

まず、ベルリンに綺麗さを求めてはいけません。(笑) 自由を求めるアナーキーな街で、街中に人権を訴えるサインや戦った痕跡も見られます。(笑)街の壁には宣伝のポスターなどが至る所に貼られていますが、東京の"何でも綺麗で最新な都会に住んでいる私の目には、全てが芸術的で刺激的に映ります。

街の所々がカラフルで映えるベルリン

多種多様なアーティストたちが移り住んでいる

ベルリンには、国内外から移住してきたアーティストたちがたくさんいます。アート・音楽・演劇・映画などに携わる彼らにとって、ベルリンはクリエイティブで自由な表現ができる場所。ベルリンを歩いていると、古き良きを大切にした世界観の中で創作活動に励むアーティストたちを目にする機会も多く、日常生活の中に芸術を感じます。

標識の下に堂々と貼られたミュージシャンのポスター
ランドマークのテレビ塔、Berliner Fernsehturm

ヨーロッパの中では比較的物価が安い

ベルリンは他のヨーロッパの都市に比べて比較的物価が低いので、日本の物価とさほど差を感じずに旅行ができます。過去のベルリン旅行でパリやミラノに立ち寄ってからベルリンへ向かうこともありましたが、ベルリンは断然物価が安い。食料品は量も多く新鮮で、むしろ日本より安いと感じます。コロナ禍はベルリンでも物価がかなり上がりましたが、現在は私が最後にベルリンへ渡航した2019年と比べて30%ほど物価が上がっているそう。

ミニマルでお洒落で美味しいカフェがいっぱい

「自由・開放的・多様性」それがベルリン

たくさんの壁画が続くイーストサイドギャラリー

ベルリンにはさまざまな人々が集まり、それぞれが何らかの信念やプライドを持ちながら生きています。
そんな人々から醸成されるエネルギー、「自由」
その自由には、彼らの国の政治や多様性への問題意識が反映されていることが感じ取れ、受け身がちな国民性のある日本人として、本来の自由とはなんなのか?を考えさせられるきっかけになりました。
この問題意識が、彼らの開放的な生き方に現れているのだと思います。

街中を走るトラムと私

ソーセージとビールだけじゃない、ベトナム料理が最高にうまい

私がベルリンに着くとすぐ食べに行くのがここ、Monsieur Vuong。

薬味どっさり&唐辛子入りビネガーのマリアージュ!

ベトナムへ行けばもちろんこれ以上のフォーに出会えると思うけど、私が過去食べてきたフォーでこれを越えるフォーに出会ったことがない。
€15でこのフルサイズのフォーが食べられます。(ハーフサイズは€12)

国民的ストリートフード「カレーブルスト」(Currywurst)

どこに行っても売ってるカリーブルスト

お店によってレシピは違うみたいですが、定番のカレーブルストはグリルしたソーセージの上にトマトケチャップやカレー粉ベースのソースがかけられ、その上にフライドポテトがのっかるスタイル。実は2019年のベルリン渡航まで食べたことがなかったけど、(超ジャンクだけど)うまい!

定番のカレーブルスト(上)と、ポテトなし(下)

何を買っても食べても美味しいマーケット「Markthalle Neun」

たくさんの人で賑わう毎週木曜のStreet Food Thursday

Kreuzberg(クロイツベルク)地区にあるMarkthalle Neun(マルクトハレ・ノイン)。ここにはローカル食材やお花やその場で食べれるフードコートがあります。ベルリンで養蜂された生はちみつやワインなど、とにかくオーガニックやローカルなものを探している時はここ。ランチでよく利用します。

来るたびに頼んでしまうプレート
Markthalle Neun内のPhoto Booth。Photo Boothは街中のいたる所にあります

ベルリンのクラブは大人のテーマパーク

ローカルの人から人気のKater Blau

さて、私の得意分野の話になります。(うふっ♡)
ベルリンの全てのナイトクラブは、娯楽施設ではなく文化施設として認定されています。美術館やオペラハウスと同様の法的ステータスがあるんです。
クラブと聞くと日本のような閉鎖的な空間をイメージするかもしれませんが、ベルリンは違います。ほとんどのクラブに公園のように大きな中庭があり、メリーゴーランドのオブジェがあったりと・・・ まさにテーマパークそのもの。kioskといってコンビニのようなお店があるクラブもあり、朝方にお腹が空いたらミューズリーを買って食べることも出来ます。(笑)
クラブ音楽好きの若者や好奇心溢れる人たちに、日本では絶対に味わうことの出来ないワンランク上のクラブシーンをぜひ体験してほしいです。
ちなみにほとんどのクラブにドアポリシーがあり、そのクラブにそぐわないと入れません。写真撮影は一切禁止、撮ったら締め出されるでしょう。入場人数は1グループ3名が暗黙のルール。これも「自由」を守るためのポリシーです。有名クラブは金曜の夜から月曜のお昼までノンストップ営業。何時に行くのかも、何時に帰るのかも、あなた次第。
私がオススメするベルリンのクラブを以下にまとめました。

・Sisyphos(シシフォス)

ここが一番好きです。どのクラブでもエントランスのチェックを受ける時は多少緊張するのですが、ここのスタッフは比較的誰にでもフレンドリー!無事に入れてもらえる時、"Have a lot of fun!"などの言葉で迎え入れてもらえるのですが、本当にテーマパークへやって来た気分になります!
クラブ内全体がとても広く、またここの中庭は他のクラブに比べてとても大きく、人々が自由に寝転がったり談笑している風景が見られて大好きです。金曜の夜から月曜の10時頃まで営業しています。

・Salon Zur Wilden Renate(ヴィルデンレナーテ)

まるで不思議の国のアリスの世界、そんな異空間が広がるクラブ。廃墟マンションをクラブとしているので、とにかく部屋が多い。毎回行くたびに、こんな部屋もあったのかと驚きます・・・。ベルリンのクラブは基本的にヴィンテージ家具やDIYなデコレーションで空間が作られていますが、その中でも特異な空間が広がるのがここ、Renate。初めてベルリンへ行った時に初めて一人で訪れた、思い出のクラブです。
単独行動をすると、面白い出会いや機会にたくさん恵まれます。

街中がお祭り騒ぎ!メイデイ(May Day)

メイデイにMauerparkに集まる人々

メイデイはとにかくみんながお祭り騒ぎ!公園、ストリートパーティー、クラブ、どこへ行っても人が集まります。5月1日からその週明けの月曜早朝まで延々とお祭りは続きます。私はベルリン渡航をメイデイに合わせることが多いです。その理由は日本のGWと重なって有給休暇が取りやすく、また極寒の冬が終わったベルリンはとても陽気なエネルギーがみなぎっていて気持ちがいい。そして夏のようにヨーロッパ各国の観光客がごった返していないので動きやすいです。

ベルリンは、日本では絶対に感じることのできない多様性や自由を身近に感じることができます。現地の人とのふれあいで、今までになかった視点や新しい発見が生まれます。そしてベルリンには好奇心を刺激する場面がたくさんあります。それは必ずその後の人間性に影響を与えます。
また、音楽シーンで出会う人たちは温かい人がとても多く、世界の共通言語は音楽なんだ!と感じさせてくれます。

音楽は、出会うべき人や辿り着くべき場所へ必ず導いてくれる。
だから私はベルリンに辿り着き、恋に落ちたのだと思います。

ベルリンが、いつか誰かのアナザースカイになりますように :)

Nana.

2015年の初ベルリンで撮ったPhoto Booth写真

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