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日本のタブー【2016年9月号第1特集】

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2016年8月の記事一覧

広島最大タブーの裏側――地元メディアはスタジアム問題を報じない?



『戦う、勝つ、生きる 4年で3度のJ制覇。サンフレッチェ広島、奇跡の真相』(ソル・メディア)

 中国新聞を筆頭とした地元メディアがスタジアム問題に関して口を閉ざし続けているという噂が囁かれている。

「浅野拓磨選手が移籍の際、『市民球場跡地にサッカースタジアムができていることを、僕も願っています』と発言しました。全国紙はこれを詳細に報道したのに、中国新聞にはこの部分の記述がなかったんです」(

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本当の“黒幕”は誰だ!椛島有三から櫻井よしこまで、日本会議界隈の要注意人物リスト

――右翼団体会長、首相補佐官、憲法学者、ジャーナリスト……。日本会議を語る上で本当に注視すべきは、これらの人物かもしれない。

■日本会議の素をつくった男
椛島有三

日本会議の事務総長。生長の家の学生組織を出発点とする右翼団体・日本青年協議会を70年に結成し、現在は会長を務める。日青協は77年より日本会議の前身「日本を守る会」に合流。このとき、椛島が実質的に守る会の事務を取り仕切るようになり、「

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広島を二分する“仁義なき争い”「球場跡地」案は被爆者への冒涜? 広島スタジアム建設、黒幕の正体

――広島カープの人気や『広島はすごい』(新潮新書)が話題になるなど、何かと注目が集まる広島県。市民の多くが「旧市民球場跡地」へのサッカー専用スタジアム建設を望む一方で、徹底的にその要望をはねのける行政。原爆ドームを間近に望むかの地を開発できない理由とは? 広島最大のタブーに切り込んだ。

広島に原爆が投下された16年8月6日も、サンフレッチェはホームで名古屋グランパスを迎え、2−0で勝利していた。

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憲法から教育まで――知っておきたい「日本会議」のキケンなオピニオンをわかりやすく解説!

――日本会議のホームページに「日本会議が目指すもの」というコーナーがある。が、要領を得ないので、彼らの主張を手短にまとめてみた。

■天皇を国民統合の中心に!
天皇崇敬

万世一系の天皇は「世界に類例をみないわが国の誇るべき宝」との認識の下、皇室を軸とした歴史、文化、伝統を国民が共有することで社会の安定と国力増強が実現できると考える。男系による皇位の安定継承と、皇室制度の盤石化を目的とした皇室典範

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“政教一致”をたくらんでいる!? 宗教右派が群がる日本会議の実力

――リベラル側から安倍政権を裏で操る極右団体と批判される日本会議は、神社本庁や新宗教団体との関わりもある。だとすると、いわゆる“政教分離”的にアウトではないのか──。創価学会やキリスト教右派など国内外の政治と宗教をめぐる状況も参照しながら、日本会議の問題点とポテンシャルを検証したい。

『日本会議の正体』(平凡社新書)

 先の参院選で、自民・公明両党の与党は改選過半数である61議席を上回り、また

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新聞識者コメントは日本会議だらけ…朝日新聞と文春がリード?生前退位報道の中身

――紙媒体は生前退位の第一報をどう報じたか? 12紙誌完全比較!

■読売新聞(7月14日朝刊)
「政府、ご負担を考慮」

読売新聞の報じ方の特徴としては、政治面の充実が挙げられる。各者匿名ながら、「陛下のご意向を何よりも尊重すべきだ」(自民党幹部)、「生前退位はやむを得ない」(公明党衆院議員)といったコメントを多数掲載。政治側の賛成ムードを伝えた。一方で社会面では、憲法学者であり日本会議の中枢人

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NEWS・加藤シゲアキはSEALDsに賛同! SMAPからAKBまで芸能人の政治発言集

――こちらの記事でも触れたが、具体的にはどのような発言を芸能人たちはしているのだろうか?

■堂々とSEALDsに賛同!ジャニ初の文化人枠ゆえ?
加藤シゲアキ(NEWS)

「極端な政治変革は受け入れにくい。SEALDsに賛同するのもその辺ですね」

今年6月27日発売の「朝日ジャーナル」(緊急復刊・7月7日号)で佐藤修史編集長と対談。「今から年金のことを考えろって言われても、40年後の未来なんて

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