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2023

なんだか眠れない。お昼寝をしすぎたからかな。
いまは午前4時前、外は真っ暗だ、雨も降り続いている。深夜テンションもあってなのか、謎にnotoを書く意欲が湧いてきている。きっと大晦日だからだろう。この勢いに任せて、2021年からきょうまでのことを綴ろうと思う。

見て見ぬふり

2021年のこと。
「パニック障害」という診断をうけた。

わたしの場合、混雑しているところやすぐ逃げられない場所(教室、電車とか)等で突然、おなかの不調や体の発熱、発汗、息苦しさ等が襲い、大げさでなくこのままではしんでしまう...…となってしまう。そんな症状に、いつからだったか忘れてしまうほど前から苦しみつつも、上記のようなシチュエーション以外では症状はなかったので、うまく抱えて付き合えている...…つもりだった。

2020年春。
高校から学びはじめた大好きなことを、さらに深く学べる環境にわくわくしていた。あと、都会での一人暮らしにも。でも、そんなわくわくを覆い隠すような暗雲が、卒業式まえから立ちこんだ。新型コロナウイルスだ。

予定よりかなり短縮された卒業式を終え、未知のウイルスへの大きな不安とともに、生まれ育った地元を離れて都会での一人暮らしをはじめた。

一人暮らしをはじめてすぐのこと、緊急事態宣言が発令された。
外出が制限され、ここがどんな街なのかもわからないまま、なにもない部屋で過ごす日々だった。不安もあったけれど、どうやらわたしは、ひとり時間が好きなようで、オンライン授業含めなんだかんだ楽しんでいた。

緊急事態宣言が明けると、オンライン授業から対面へと切り替わった。
と同時に苦しみが再び、襲ってきた。不安を取り込み大きくなった姿で。
それでも、大好きなことを学ぶことへの好奇心と「大丈夫、うまく抱えて付き合えている。」という暗示で自分を誤魔化して2020年を終えた。

しかし、2021年になってから気がつけば、外出するとお腹を下す、発熱、発汗、息苦しさ等が襲ってくることが当たり前になってきて、遅刻、早退、欠席が急激に増え、ある日を境に学校に行けなくなった。自分を誤魔化し、見て見ぬふりをしている間に、抱えていたつもりの苦しみに抱え込まれて暗闇のなかに引きずり込まれたのだ。

パニック障害

お医者さんからそう告げられた。特に驚きもなく、そうだろうなと受け入れた。同時にこれでよくなるんだという期待を抱いた。でも、ずっと見て見ぬふりをしてきたこの真っ暗闇は、大きくなりすぎて、そう簡単に抜け出せるようなものではなかった。家から出ることが億劫になり、大好きなことにも興味が湧かず、なにもしないまま1日が終わっていく。眠れずに朝を迎えたりもした。真っ暗闇のなかでしんだように生きていた。無だった。

そんなわたしを哀れにでもおもったのか、神様は一筋のひかりを真っ暗闇に差し込んでくれた。

カムカムエヴリバディ

気になる俳優さんのひとり、上白石萌音さんが朝ドラに出演する。
どこでこの情報を見たのかは忘れてしまったけれど「せめて昼夜逆転の生活を正そう」そんな理由で、人生はじめての朝ドラを見始めた。

暗闇でしか、見えぬものがある。暗闇でしか、聴こえぬ歌がある。

何が言いたいかというとやな、それでも人生は続いていく。そういうことや

心配ごとは玄関に置いて、ひなたの道へと歩き出そう。
ひなたの道を歩けば、人生は輝くよ。

NHK

物語はもちろん、アルデバランやOn The Sunny Side Of The Street等の物語を彩る音楽や言葉のひとつ、ひとつがそのときのわたしにはまっすぐこころへと刺さった。朝起きてみるカムカムが楽しみになっていた。

カムカムエヴリバディが放送されていなかったら、萌音ちゃんが出演していなかったら、いまわたしは、生きていたのだろうか?とそんなことさえ考える。それほどカムカムエヴリバディはいまのわたしを支えている。この作品に出会うことができて本当によかった。

lemonedo

カムカムエヴリバディの最終回が近づいてきた春。
気づけば、こころは萌音ちゃんに惹かれていた。
上白石萌音さんのエッセイ『いろいろ』や歌、ドラマ等みればみるほどに、萌音ちゃんの沼へ沈んでいき、ファンクラブの『lemonedo』に入会した。

2022年は、萌音ちゃんに惹かれていたこと以外はなにも覚えていない。
でも、それでいいのだと思う、暗闇のなかには音しかないのだから。

2023→2024

そうして迎えた2023年。萌音ちゃんが暗闇から素敵な世界へ引っ張りだしてくれて、こころが躍りはじめた、やっとこさ前を向くことができた1年だったと思う。

萌音ちゃん、あなたに出逢うことができて本当に良かった。
こころからそう思っています。ほんとうだよ。

人生、出会うべき人には必ず出会う。しかも、一瞬遅からず、早からず。

森信三

2024年は、躍りはじめたこころの赴くままに、萌音ちゃんの教えてくれた世界や興味を持ったことに触れていきたいな、notoも時々書けたらなと思ってます。午前4時から書きはじめたnoteなので、しっちゃかめっちゃかだったと思いますが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

良いお年をお迎えください。


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