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サシ飲み日記 vol.14 教育

教員 下呂市役所市民活動推進課
古守さん(下呂市金山)
出身:下呂市金山
口癖:狭い世界 広い世界 学校教育 社会教育
性格:真面目 知性 包容力

古守さん(先生ってみんな呼んでるから、そう呼んでたんだけど、さんでいい。ってことなので甘えて。)との出会いは昨年末、市民活動推進課と地域おこし協力隊の忘年会。
会場:のなか庵(下呂市中原 管理人 中西くん)
料理:無国籍料理(オレ)
当時は知らない人ばっかりやったけど、今やったらほとんど知ってる人やから今年もやりたいね!
Sさん、企画お願いします!
いろんな生産者さんと繋がってる今だから、あの頃より良い料理出せるよ☆多分。

「宙さんやって!」
①お料理教室を市主催で開きたい
②下呂小学校6年生対象『移住者と旅人と料理人目線から見る下呂の魅力』ってテーマで臨時講師
6月ごろ同時オファー。
それから古守さんと深く繋がることに☆
*②は7月の大雨で流れたんだけど、2学期のどこかでやる予定。

『なんで?』
古守さんのこと、みんな先生って呼ぶの?
元先生ってのは知ってるけど、今は役場づとめやん!
素朴な疑問。

金山産まれ、金山育ち。
大学卒業、教員試験合格。
最初に努めたのは地元、金山小学校。
3年後、白川郷の小学校。
白川郷出身の妻と出会い、結婚。
からの下呂生活、教員生活。
*中原小学校がいちばん長くトータル12年!

中原でトータル12年(ぶっ通しではない)先生やってるから、この前、書道教室というか楽書き講座でお世話になった神木のりちゃんの話、振ったら、
「知ってるもなにも、息子は教え子。先生としてよく知ってるお母さんだよ。」
更に、
「昔の教え子がお母さんになって、その子供を担任したこともある。」
田舎あるあるなのかわからないけど、教員してたらそういう再会、ちょいちょいあるみたい。
教え子の子供を教えるってどんな気分なんだろう?
そういう深い付き合い、羨ましい。

で、昨年3月21日。
突然の人事異動。
4月から下呂市役所市民活動推進課へ。
「え、学校じゃないの?」
急に学校を去り役場づとめ。
その半年後。
10月、宙、下呂へ移住。
今、サシ飲みともだち。

「学校教育は狭い世界。」
学校の先生はおもしろい!が大前提。
子供、保護者、地域。
とことん深く。とことん狭く。
子供たちと向き合う。
教員に自分の時間はない。
30代後半。
「自分の世界、狭いんじゃないか?」

《サシ飲みインタビュー》

◯狭い世界 広い世界◯
「教員以外の世界知りたい!」
そう考えるように。
教育は社会教育とスポーツ教育。
大きく分けたら2つある。
外の世界、出てみるか。

スポーツ指導者養成大学へ参加。
おもしろい!
学んだこと、知識として納得するだけでは意味がない。
より多くの人に伝えなければ。
共有!

中学時代、バスケットボール部。
金山にはミニバスがある。
「指導者のお手伝いやろう!」
ミニバスの指導者スタート!

ガラッと変わった。
人付き合い。
狭かった世界が広がった。
学校教育と違う教育の世界。
スポーツ教育、社会教育。
指導者は板金屋さんだったり。
近所の人、普通のおっちゃんとか。
行政職員や自営業、接骨院など。
こりゃおもしろい!
こーいう世界もあるんだ!
教員以外の人と話すこと、楽しい!
教員だけでも楽しいけど、違った楽しさ、学校教育以外の教育、知る貴重な機会。

◯学校教育◯
担任やってると子供たちのことだけで頭いっぱい。
だからこそ数年後、良いことある。
中原小学校の教え子たちはもう大人。
立派なお母さんになってる人たくさん。
教え子の子供を教える。
家族ぐるみじゃないけど、子供から大人、そして子供。
教員という仕事の醍醐味。

◯社会教育◯
学校教育で学んだ知識を活かしながら、学校の生徒ではなく、ある意味市民全員生徒で先生。という感覚で取り組んでいる。
やり甲斐しかない。
戸惑いもある。
宙くんの場合は料理と旅でパートナー。
社会教育の先生として宙くんを誘って良かった。
お料理教室は大成功。とんでもない反響。
下呂小学校臨時講師は延期になったけど、この前の下呂中学校臨時講師の評判良いから近々よろしく。
今の立場だから見えたこと。
外から見ると、狭い学校教育はよりおもしろい。

*ここでちょっと旅と料理の話。
数年前、嫁さんと行ったカウンターだけのお寿司屋さん。
たけさん:美登利寿司板長 東京都世田谷区経堂
「宙くんはユーラシア大陸でチャリンコで横断したんだ。いっぱいいろんなもの見てきただろう。だからこそ、これからはもっと深く日本のこと知らなきゃな。深く深く掘り下げるんだ。それを料理に反映するんだ。」
このことば、今でもすごく好きで。
カウンターで対面の世界、寿司の世界。
外を知ることは中をより深く知ること。
よそ者目線はもちろんだけど、バックパッカーやった人間にしか見えない日本の良さって絶対あるからね。

*もうひとつ好きなことば。
恭さん:旅人 経営者 起業家 元パクチーハウス東京オーナー パクチーブーム発起人 時代をつくった人
「旅人が世界を平和にする。」
このことばも良いね。
旅人って全ての判断、決断。
毎日毎日知らない土地で知らない人だらけの状況で、自己責任で繰り返す日々を送ってるわけで。
ある意味経営者的思考。
自主性の塊。
そういったトレーニングを無意識にできるのが旅。
だからこそ旅人は起業し、自分の意思で自分のやりたいことをやり続ける。
そんな旅人出身の起業家がもっと増えたら世界は平和になる。
自分の意思で自分の足で世界に飛び出した人間なんだ。
旅人は偉大だ。
こんなことを本気で考えてそーな人。
外と中はイコールでしかないからね。
長い目で見たら。

◯印象◯
サシ飲みって凄くいいと思った。
教育者としてもちろん、ひとりの男として。
そして、それを出来る人はごくごく限られている。ということ。
嫌だなぁと思う人から誘われても行くんだよね?
2人きりで何時間もやるんだよね?
オレにはできない。
やる前にパス!無理無理。
かっこよく言えば人間力、凄まじい。

『今の立場、地域おこし協力隊ってのと、旅人ってのと、よそ者ってのと、喋り好きってのと、酒好きってのと、いろんな人を巻き込んでどーん!みたいな?勝手にみんな、主体性持ってやっちゃいな!えーい!みたいな?そんなのが好きってのと、知らない世界を知ることが好きってのと。
もともと集団よりソロプレイ、もしくはマンツーマンが得意で。自分の得意な状況で人と深く繋がりたいなって。
集団だとみんなでイェーイ!ってやって終わりってか。充実感はあるんだけど満足感がない。みたいな?なにかが産まれる瞬間って大体個人の力かマンツーマンで話してる時というか。多くても3人くらい。人数が増えれば増えるだけまとまらなくなる。時間にもお酒にも失礼なんだ。そんな意味のないことしてたら。って感じ。
色々だね。じゃあこれらをひとつの手段でやるためにはどーしたら良いか?って考えてたどり着いたのが『サシ飲み』だったって訳。オレの場合。』
「サシ飲みは凄くいい。というか、これをできる人は宙くんしかいない。改めて思った。他の人には真似すらできない。」

羨ましさあり。
旅もそうだし起業もそうだし、今の地域おこし協力隊もだし、サシ飲みもだし。
自分の力で人生開拓してる人。
いろんな経験してきた人だからこそ、客観的に僕を見てもらいたいというか。
僕自身を、僕自身の考えをフィルターを通して見つめ直すというか。
そういう気持ちもあってサシ飲みしよう!って声掛けた。
結果やって良かった。
心の内に秘めてたもの、ついつい喋っちゃうし、喋ることで再認識。
それを経験できる機会。
自分の考えに自信持てた。

旅人と料理人のキャリア活かした料理教室や臨時講師。
他にも教育という面で深く関わり持てると思うから、これからもコラボ、タッグ、よろしく!

*松野さん以来、変顔で写ってくれた古守さん。

サシ飲みやったみんな!
facebookで副音声アップしてね☆
それで完成する。という妄想。
タグ付け必須。
オレの主音声、グダグダやから◎

時代は『サシ飲み』だね☆
ということでvol.15へ。
to be continued

*参考資料*
『サシ飲み』
https://note.mu/cyu/m/m77de18d4b3db

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