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パラレルワールドSFの金字塔「量子宇宙干渉機」

<SF(97歩目)>
ジェイムズ P.ホーガンさんの30年前に書かれた作品です。
量子コンピューター登場のアツイ作品。
展開とオチが素晴らしく、SF作品とは異なる面白さ。でもSFはしっかり押さえてあります。

量子宇宙干渉機
ジェイムズ・P. ホーガン (著), James P. Hogan (原名), 内田 昌之 (翻訳)
東京創元社

「97歩目」も、ジェイムズ P.ホーガンさん。

並行世界の機械と並列処理を行なう量子コンピュータが、この世界の人物に対応する他の世界の人物に精神を飛ばして、世界の危機を他の世界の情報によって打開しようとする。

書くと難解なのですが、もちろんホーガンさんの世界なので一気に読ませてくれる。意識だけが並行世界を行き来できるという発想が素晴らしい。

この発想で、いくつもの作品がスピンオフできそう。
盛り上げ方がうますぎです。

今、私たちが見ている結論は多くの可能性の一つに過ぎないかも?これだけでまだまだ出てきそうですね。

とてもトンデモ科学と思っても、一気読みさせる力を感じる作品です。
「愛(love)」って肉欲なのかもしれませんね。

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