片えくぼ。ニコッと笑う君が…。#ショートストーリー#青春
「ねえ、友達のままでいてくれない?僕たち別れてしまったけれど」
「えっ、無いよそれ、なんだか嫌だよ、だって昴の次の彼女になる人を見たくないもん」
「僕に次の恋人がすぐに出来るなんて思ってないでしょ。」
「まぁね。」
「だよね。」
「じゃ、出よっか。お会計は割り勘で〜」
「えぇ、最後ぐらいおごってよ〜」
「イヤだよ、次の彼氏におごってもらいなよ」
「え〜まだ彼氏じゃないもん」
あぁ、図星が当たりだったか。僕はズッコケそうになったけど、何とか堪えて笑顔を見せた。
「綾乃の結婚