見出し画像

何度も読み返す本。

仕事の休憩時間に本を読んでいる。

少し前までは大抵の人と同じくスマホを眺めて過ごしていたが、二か月ほど前から「出勤前の車の中でYouTubeを見ながら韓国語の勉強をする」という事をやり始めたので、ギガの節約のためにスマホから本に切り替えたのだ。

(その勉強方法に至った理由は、こちらに書いている)


ギガの節約はいいのだが一つ困った事がある。

それは数年前に我が家の本を置くスペースが限界を超えた時、どうしても手放せない数十冊だけを残して他は思い切って断捨離してしまったのだ。なので、このままいくと早々に読む本が無くなってしまう。

断捨離後は基本的に電子書籍を利用しているが、やはり紙で読みたいと思った時は購入している。結局少しずつ紙の本は増えているのだが、しかしそれでも全然足りないだろう。

今は何度読み返したか分からない村上春樹の『羊をめぐる冒険』……はもう読み終わって、『ダンス・ダンス・ダンス』を読んでいる。

私が「羊男」の出て来るこの二作品が特に好きだというのもあるんだけど、たとえ何度目でも気が付くとあの摩訶不思議な世界にフッと引き込まれてしまっている。うっかり入り込み過ぎて休憩時間をオーバーしないように、こまめに時間をチェックしなければならない。

読む本が無いなら図書館を利用したいと思うのだが、いかんせん我が家から距離がある。場所が遠くて行きづらいと、借りたはいいが期限内に返せない場合もありえる。そう考えるとちょっと利用するのは難しそうだ。

では、手元にある小説を全て読み終わったら漫画にしようか。漫画も少しだけ残してある。

吉田秋生の『BANANA FISH』と、昭和五十年代に小学生女子だった方ならおそらく誰もが知っているであろう『キャンディ♡キャンディ』だ。

孤児院で育ち、数奇な運命に翻弄されながらも強く明るく人生を歩んでいく一人の女性の壮大なドラマを描く『キャンディ♡キャンディ』は、大人になってから読み返しても結構面白い。

ただ、当時はちょっと不良っぽいテリーにドキドキしたものだが、今は「経済力に加えてあの包容力、やっぱアルバートさん(ウィリアム大おじさま)だな」と現実的に考えるようになった自分に気付いたりする。でもまあそれはしょうがない、いつまでも夢見る少女じゃいられないのだ。

やや話が脱線してしまったが(キャンディには思い入れがあるのでつい)漫画を含めたら、もう暫く読む本に不自由しなさそうだ。

それも読み切ってしまったら……

またその時に考えよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?