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一周忌

 もう少しで大切な祖母がこの世を去り一年を迎える。未だにこの世を去ったことが現実味なくふわふわした気分。時間が止まったまま。時間が錆びて動かない。錆びた時間を動かしたいのに上手く動かせない。錆びた時間を動かそうするが毎回大切な大切な祖母との思い出の一頁が次々と飛び出す。ほろりほろりと思い出す。何時までも流れる涙。しょっぱい味が口内にじわじわと広がる。
 何時頃この哀しみ、寂しさから開放される?何時頃に錆びた時間が動き出す?何時頃にこのずっと流れる涙が止まる?これから哀しみ、寂しさとどう折り合いをつけて付き合えばよいのだろうかな?分からないことだらけ。もしかしたらもう答えを見つけた?見つけた答えを拒絶していない?哀しみ、寂しさにちゃんと向き合ってる?思い出の中に逃げてない?

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