Quadruple Axel 2024 羽生結弦SPECIAL 徒然

余りにも濃密なインタとレポで、頭の中がはちきれんばかりになっています。そして、どこをどう切り口に書いたものかと考えに考え…時間ばかりが過ぎそうでw
そんな時は。思うがままに綴るのが宜し、という要は行き当たりばったりの通常運転で行こうと思いました ( ̄∀ ̄;) 
インタビューとレポを田中充氏が担って下さっていた為、めちゃめちゃ安心感がありました。読むのも楽しみでした。そして想像以上の内容に目頭を何度おさえた事でしょう。

今回は誌面P60~の横浜公演の記事から特に気になった箇所を。
P65の3段目。

じつはこのとき、羽生さんは自身のパフォーマンスに納得がいかなかったという。五輪連続の絶対王者がSAGAアリーナ(佐賀市)に降臨。その影響力はとてつもなく大きく、読売新聞のウェブサイトによれば、佐賀県が2月16日に発表した経済波及効果の試算額は約4億8210万円。これまで試算したイベントのなかで最高額だという。たくさんの人が会場に足を運んでくれた。だからこそ、羽生さんは“顔見せ”ではなく、「完璧」を演じたかった。このときの悔しさが、1ヶ月後の横浜公演での会心の演技へとつながった。

『Quadruple Axel 2024 羽生結弦SPECIAL』より

CSテレ朝さんのお蔭で、残り仙台初日の映像以外はコンプ出来ている状態の現在。『佐賀公演』はどちらも映像でその様子を確認する事が出来ます。
プライベートをガセ週刊誌がタッグを組み、さも罪人の如く無い事無い事書き連ねられてる最中にあった『佐賀公演』。
いつもそうであるように、今回もまた、こうして時を過ぎてから羽生君の状況(スケジュール等)が明かされてそれらを知るにつれ、彼にプライベートな時間など皆無に等しい日々だった事が伺えます。
仮にガセ誌に目を通さなくても肌で感じる事や厭でも耳に入ってしまう事もあったと想像します。
それらと並行して練習練習練習の日々。

『RE_PRAY』初演の埼玉公演があった11月より遡った練習中の“いつか”。羽生君は体調を崩したことがあったと語っています。体調不良は誰にでもある事ですし、喘息という持病を持つ彼が体調を崩す事があるのは何も不思議ではない。けれど、そこに要らぬ想像をしてしまうのが悪い癖のあるファン(私)です。
佐賀公演前も同様だったのではないかと邪推する訳です。
“多少の”体調不良は何事もないようにふるまう人。多少かどうかは本人にしか分からない事かもしれません。けど『佐賀公演』は確かに不調でした。映像でそれを見て取れてしまうから…これは確信してます。
「破滅への使者」は二日間とも不調に次ぐ不調。
それ以外でもカメラの前でも鼻をすする音が入ってしまう程で、風邪を引いていたのかな…と思っていました。(熱発していたとしても驚かない👈憶測)

羽生君が昨年の『FaOI2023』の開催中に会場を抑え、そこからスタートした『RE_PRAY』。佐賀も既にこの時抑えていたのかなーとぼんやり思いました。
羽生君は事前リサーチを抜かりなく行う人ですからSAGAアリーナがどういう会場なのかもよく把握していた事でしょう。自分自身の影響力も当然に。
だからこそ、最高の演技を届けたかったのだろうな、とこの一文を読んで思いましたし、だからこそ、そうできなかった自分自身を許せなかったのだろうと。その怒りか自分への失望故か、1週間ほどは何も跳べず自分自身に絶望したと話していましたね。
けれど絶望の最中であってもきっと頭脳は明晰に動きまくり勉強に勤しんでいたんだと思います。
そして得た知識を陸トレやリンクに持ち込み、鬼軍曹の様に鍛えに鍛えまくったのだと。

その成果が1ヶ月後の『横浜公演』。
佐賀では無しえなかったノーミス(パーフェクトは宮城)が出来た。
ツアーだからこそファンには見守る期間があり、羽生君には成長を許されるチャンスがあった。その過程を詳らかに記録として保存し、公開して下さるCSテレ朝様の存在があった。
全ては必然。
演技自体は確かに悔いが残りまくったであろう『佐賀公演』だったけれど、あの会場に赴いたファンも、ライビュやCSで視聴したファンは誰一人として不満を憶える人はいなかった。
一期一会の演技を愛おしく見守った。
パーフェクトな演技は出来た方がショーとしての完成度としても喜ばしい。けれども、ファンはそれを求めているのではなく、羽生君が羽生君らしくあって、ファンと心を繋いでコミュニケーションを取ってくれて、可愛らしい姿もみせてくれて、宮城を除いた3公演の中で一番幸せなのは『佐賀公演』に行かれた方々かもしれません。『Goliath』まで見せてくれて、羨ましかったなあ~佐賀初日に行かれた皆様が‼
佐賀に行かれた方々の心は幸せで満たされていますよね。いまも変わらず。