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能登の魅力を伝える~のとじま水族館編~(2024/01/18)

※トップ画像はのとじま水族館からの景色(2022年撮影)
 
 夫の地元である石川県の能登地方が「能登半島地震」により被災し、遠くに住んでいる身として「能登の魅力を発信したい」という考えに至りました。

そのような考えに至る経緯の過去記事はこちら↓

※本稿を執筆時(2024.1.18)は、まだ能登地方は大きな被害を受けた直後ですので、営業できなくなっているところが多いです。震災以前の情報を基に、「こういった魅力があります」というご紹介となることと、また、「営業再開の際に皆さんの旅行の予定地となっていただけるように応援したい」という趣旨となることをご理解ください。

 今回は、「のとじま水族館」の紹介をしたいと思います。

 のとじま水族館は、先般ご紹介した和倉温泉から車で約15km、金沢から約80kmの位置にあります。「能登島」は、七尾湾を塞ぐ形で浮かぶ島であり、能登半島と橋で結ばれています。


のとじま水族館HPより


  地図をご覧いただいて分かるように、湾に面しているため眺望が良いです。晴れた日はとても気分良く過ごせます。我が家も何度も訪問しました。こちらは1982年開館の水族館ですが、2018年の大規模リニューアルにより、館内を幻想的なプロジェクションマッピングで演出するなど、歴史を感じる部分と近代的な部分とが融合しています。

のとじま水族館内 2023年8月撮影
のとじま水族館からの景色 2022年1月撮影

 こちらの水族館、周辺の人口の規模から考えると、本格的です。

 イルカ、ゴマフアザラシ、ペンギン、カワウソ、ジンベエザメ、などが飼育されていました。

 しかしながら、今回の地震により、のとじま水族館も大きな被害を受けてしまいました。

 こちらの水族館の目玉として多くの人に親しまれていたジンベエザメ2匹、「ハチベエ」と「ハク」が、地震による水槽設備等の不具合の影響を受けて大変残念ながら死亡してしまいました。

↓ 2024年1月11日ANNニュースチャンネル動画(1分15秒)

 地震の数日後から、もう少し小型の動物が他の水族館に避難のため移送されたニュースなどは見ていましたが、ジンベエザメのスケールですと、移送先や移送手段を即座に確保するのは難しかったと推測されます。

 上記に貼り付けたYouTubeの他にも、ニュース動画をいくつか見ましたが、のとじま水族館は他の水槽や館内の建物も大きな被害を受けている様子が分かりました。ジンベエザメの水槽は、ニュース動画にあるように、水をろ過する装置の停止によって水量が濁ってしまったり、水量が大幅に減ってしまうなどの被害を受けていました。そのままの状態ではジンベエザメは弱ってしまうのは分かっていても回避の手段が得られなかった飼育員さんの苦悩など、察するに余りあります。今回のジンベエザメのニュースは、子供たちも悲しんでいます。

 長期休暇のシーズンには、県内だけでなく県外からも多くのお客さんで賑わう人気の施設であり、能登の貴重な観光資源であることは間違いありません。我が家の子供たちも喜んで何度も足を運んでいました。

 絶対に、再建・再開していただきたいと願う場所のひとつです。

 最後に、のとじま水族館の素晴らしい魅力を本稿の読者の皆さんに共有したいという思いと、能登半島の復興を心から望むと共に、その際に、一人でも多くの方に能登に足を運んでいただけるよう願っています。


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