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板橋STEAM・SDG’sPJT No.1 「板橋区立教育科学館とのコラボ企画!」

はじめに

こんにちは!淑徳大学 人文学部 表現学科の捧です!
今回は杉原ゼミ内で実施しているプロジェクトの1つ「板橋STEAM・SDG’sプロジェクト」、現在私たちが活動している内容について紹介していきます!


1.「板橋STEAM・SDG’sプロジェクト」とは?

このプロジェクトでは地域を通じてSDG‘sについて学びを深め、未来を創造していくうえで重要とされているSTEAM教育を実践していくことを目標としています。

SDG‘sとは
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.htmlより

STEAM教育とは
科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語。
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)。芸術・リベラルアーツ(Arts)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びです。

https://steam-japan.com/about/より

今回プロジェクト活動を進めていくうえで、板橋区立教育科学館の清水館長に協力をしてもらえることとなりました。
教育科学館とはSDG’sについて、また10月15日に行われるワークショップの企画などのお手伝いを私たち杉原ゼミも参加していきます。

併行して、他大学の学生たちと意見の交換やそれぞれで活動しているプロジェクトの共有なども行っていく予定です。

2.板橋区立教育科学館

板橋区立教育科学館は東武東上線「上板橋駅」から徒歩5分のところにある科学館です。
ここでは、それぞれの教室で開催されているワークショップやプラネタリウム、特別展示など様々なものを楽しめることができます。
私たちが館長の清水さんと打ち合わせに行ったときには企画展として「夢と科学の関係展 プロ冒険家 阿部雅龍と板橋人たち、まだ見ぬ景色を見つめて…」が開催されていました。
https://www.itbs-sem.jp/exhibition/special/2023summer-special/


この展示では阿部雅龍さんが南極へ冒険したときに使用していた道具装備写真などのほかに、それに関わった企業の紹介などがされていました。


阿部雅龍さんが南極探索へ携帯していたもの

また地下1階では実際に使用されたソリの試作品に乗り、どれくらい楽に重い荷物を運ぶことができるかの疑似体験もしました。

学生2人が乗っているソリも楽に引けました!

私たちのプロジェクトでは、2023年10月15日に板橋区立教育科学館ワークショップを行う予定です。
ワークショップでどのようなものを行っていくのかはこれから話し合いを練って決めていきます。

3.松本精機への見学

3.1鈴木社長との対談

松本精機は都営三田線「志村三丁目駅」から徒歩10分の場所にある工場です。消防ポンプオートバイの部品加工や人工心臓の部品提供、自動ドア駆動部の設計組み立てなど、精密な作業が必要となる仕事を多く行っています。

その工場の社長である鈴木社長と9月12日に対談と工場の見学を行いました。
はじめに話したテーマは「2Lの空きペットボトルをどのように加工してどんなものを作るか」というものでした。

松本精機では普段から社員とこのようなテーマで話し合いを行い、50個ほど考えてもらうとおっしゃっていました。

どのようなものを作ろうとするかでその人の趣向体験してきたものの特徴が現れるそうです。ちなみに私は2辺を大きく切ってL字型にし、そこにフィギュアなどのグッズを飾れるようにできたらいいなと考えました。

突然ペットボトルを加工・アレンジすることに!

また、精密な機械を作るうえで大きな責任を伴うという話もしていただきました。
松本精機では消防団などで使用される消防車に載っている真空ポンプなどの部品を作っています。
考えなければいけないことは「火災現場でポンプが動かなかったときにどうなってしまうのか」です。ただ考えるだけだと「火が収まらず被害が大きくなってしまう」というようなものになります。
視点を火災により被害を受けた人に置いてみましょう。火災により家が全焼してしまうかもしれません。老人が取り残されていた場合、怪我をする可能性もあります。生活をするうえでお金が必要ですが、入院が必要であれば看病をする人が必要となり、仕事を休む(もしくは辞める)必要が出てきます。
このように「ただ、一つの部品を作る」というように考えるのではなく、使う人や使われる人の生活が懸かっているということを認識し、責任を持って作る必要があることを教えていただきました。

3.2工場見学

鈴木社長と対談をした後は工場の中を少し見学しました。
板橋区立教育科学館で行われるワークショップに松本精機が協力をしてくれるということになっていたからです。協力の内容は松本精機で出た副産物を使ってできることがあれば言ってほしいというものでした。

案内された工場には多くの副産物がありました。

副産物をいくつか見せてもらいました!

例えば金属を切るための刃であったり、円柱の形やパネルになっていたりと形状も多岐にわたりました。
まだ具体的にどのような内容でワークショップを行うのかは決まっていませんが、万華鏡をオリジナルで作ることや加工してみるなど、想像を膨らませることもできました!
やれる幅が広く少々混乱すらしてしまいました……。

おわりに

2023年10月15日にワークショップを行った翌週。10月21日と10月22日に横浜のみなとみらいで他大学と連携で活動している学生と共に進捗報告などを行います。当日横浜に寄る機会があればぜひお越しください!

ここまで読んでいただきありがとうございました!
また次回お会いしましょう!
淑徳大学 人文学部 表現学科 杉原ゼミの捧陸斗でした。

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