月見だいふく

はじめまして、月見だいふくと申します。 短歌の制作、雑誌投稿に励んでいます。 まだまだ…

月見だいふく

はじめまして、月見だいふくと申します。 短歌の制作、雑誌投稿に励んでいます。 まだまだ拙いですがよろしくお願い致します。

記事一覧

『NHK短歌』の『#短歌写真部』にメールで投稿。
数日後、ふと、とある歌人の新作、いつだったけ?と調べていたら、ついでに私が『#短歌写真部』に送った歌と似たシチュエーションの作品がその歌人の有名作品にあるということを知る。うわーん。すべての過去の歌がライバルであり教師ですね。

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怪談(か?)・増える歌集

短歌を詠みはじめて2年弱くらい。 自分で詠むとともに、他の歌人の方の作品も気になるようになり、歌集を中古ネット本屋で漁るようになった。 以前、歌集は初版の数が少な…

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きまぐれ短歌その16 2024.05.31

[そこでしか会えない君に祝福を闇の中なら手も繋げられる] ネガティブな感情も大事なお友達です。 漫画家・鳥飼茜さんの作品も素晴らしいMV。

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気まぐれ短歌その15 2024.05.28

[いっぽんの小花を愛でるように読む「綺麗ね」だけであらわす歌評] 歌評のセンスがない。 いや、短歌のセンスだってないに等しいものだが、歌評はどう書いていいのかさ…

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きまぐれ短歌14 2024.05.27

[「おくさま」と呼ばれるのにも飽きてきてワンオクターブ低めに返事] わたしは独身の中年女性である。 いい歳なので、わたしを知らない人(電話やなにかの営業の方)から…

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絵本の表紙をひらく瞬間が好きだ。
本の表紙とともに、私のこころを覆っている表紙をひらき、こころに直接絵本を読ませているようだ。たまに信じられないほど、こころが動く。泣く。笑う。
字だけの本と違うのは、絵が視界いっぱいに飛び込んでくること。
絵の持つ魅力を十二分に感じる。

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きまぐれ短歌その13 2024.05.24

[いつのゆめ どこかのゆめ だれかのゆめ いかせんべいの迷宮のなか] いかせんべいをボリボリ食べていて、ふと袋の中を覗き込んだら、既視感にくらり。 いつかこの…

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そのいのち

中村佳穂さんの楽曲『そのいのち』にインスパイアされ佐藤二朗さんが脚本を書き、宮沢りえさんが主演を務めるという舞台の告知があり心が踊る。 中村さんのこの曲を聴くと…

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きまぐれ短歌その12 2024.05.21

[「見てなさいここがわたしのステージよ」かぐわしき姫咲くどらむかん] 古くなって錆びついたドラム缶にドクダミが根を張り花を咲かせていました。 おそらく、土を入れ…

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レゲパンさんという方のnoteの記事で一冊330円〜の低価格でフォト歌集を作れることを知った。しまうま出版さん、と言うらしい。めっちゃ面白そうで心が踊った。でも、写真のセンスに自信がない。それならイラストならなんとか…と画像ソフトで作ったイラストがこれだ。うーん、現実はきびしい。

月見だいふく
2週間前
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きまぐれ短歌その11 2024.05.17

[情けない声で巻き取る掃除機の尻尾がくるんと収まる初夏] 掃除機のコードを巻き取る瞬間が好きだ。 特に巻き取り終わりのくるん、がツボ。 不器用なのか、掃除機使いが…

月見だいふく
2週間前
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気まぐれ短歌その10 2024.05.16

[鼻息にふるえる白いロベリアは進撃しない巨人(わたし)に怯え] 最近家にお迎えしたお花、白いロベリアをよく見ようと、顔を近づけたら花弁が鼻息で揺れ、と、「わたし…

月見だいふく
2週間前
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『アンメット ある脳外科医の日記』の三瓶先生がかっこよすぎる。

タイトルまんまです。 『アンメット』は主演の杉咲花さんが記憶が1日しか持たない脳外科医を演じる医療ヒューマンドラマ。 久々に連ドラにハマりました。 理由は多分、杉…

月見だいふく
3週間前
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㊗投稿歌人デビュー1周年

ちょうど1年前、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年6月号の短歌投稿欄『短歌ください』で、筆名・月見だいふく名義で載せていただきました。 夢か幻か、それとも、何かのド…

月見だいふく
3週間前
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漫画家、イラストレーターの中村一般さんのZINE。
中村さんが散歩の途中でみつけたお花たちが精緻な筆致で描かれており、そこに小さな小さな白い犬がちょこんと鎮座していて、やさしいきもちになれる。
タンポポの花言葉は「どうか、あなたのままで咲いていて」だそうだ。
うん、そうするよ。

月見だいふく
3週間前
19

とらネコ、という名のサフィニア

春のお花がそろそろ散ってきたのでホームセンターで新しいお花を買ってきた。 10苗ほど買ってきたのだけれど、お気に入りはこの『とらネコ』と、名づけられたサフィニア…

月見だいふく
3週間前
26

『NHK短歌』の『#短歌写真部』にメールで投稿。
数日後、ふと、とある歌人の新作、いつだったけ?と調べていたら、ついでに私が『#短歌写真部』に送った歌と似たシチュエーションの作品がその歌人の有名作品にあるということを知る。うわーん。すべての過去の歌がライバルであり教師ですね。

怪談(か?)・増える歌集

怪談(か?)・増える歌集

短歌を詠みはじめて2年弱くらい。
自分で詠むとともに、他の歌人の方の作品も気になるようになり、歌集を中古ネット本屋で漁るようになった。
以前、歌集は初版の数が少なく、よほどの人気歌人でないかぎり重版はかからなくて、すぐに絶版になっていたという。
でも、今は短歌ブームと言われ、歌集そのものの絶対数が増え、中古で安価なものも多い。
そこで、勉強になるから、と、自分で自分に言い訳をして、中古歌集を買いま

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きまぐれ短歌その16   2024.05.31

きまぐれ短歌その16 2024.05.31

[そこでしか会えない君に祝福を闇の中なら手も繋げられる]

ネガティブな感情も大事なお友達です。

漫画家・鳥飼茜さんの作品も素晴らしいMV。

気まぐれ短歌その15    2024.05.28

気まぐれ短歌その15 2024.05.28

[いっぽんの小花を愛でるように読む「綺麗ね」だけであらわす歌評]

歌評のセンスがない。
いや、短歌のセンスだってないに等しいものだが、歌評はどう書いていいのかさらに分からない。
別のサイトで歌集の感想を書いたりもするが、苦し紛れに的はずれなことを力説してるような気がしてならない。
だったら、やめればいいものだが、様々な入門書で「歌を読むことは詠むことに直結する」みたいなことが書かれており、歌がう

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きまぐれ短歌14  2024.05.27

きまぐれ短歌14 2024.05.27

[「おくさま」と呼ばれるのにも飽きてきてワンオクターブ低めに返事]

わたしは独身の中年女性である。
いい歳なので、わたしを知らない人(電話やなにかの営業の方)からは、ほとんど、「おくさま」と呼ばれてしまう。
以前は、心のなかで「奥様じゃない!」と叫びつつ、憮然としながら返事をしていた。

10年以上前のこんなエピソードもある。
とある健康飲料販売の営業の中年男性が試供品を携え、戸別訪問にやってき

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絵本の表紙をひらく瞬間が好きだ。
本の表紙とともに、私のこころを覆っている表紙をひらき、こころに直接絵本を読ませているようだ。たまに信じられないほど、こころが動く。泣く。笑う。
字だけの本と違うのは、絵が視界いっぱいに飛び込んでくること。
絵の持つ魅力を十二分に感じる。

きまぐれ短歌その13    2024.05.24

きまぐれ短歌その13 2024.05.24

[いつのゆめ どこかのゆめ だれかのゆめ いかせんべいの迷宮のなか]

いかせんべいをボリボリ食べていて、ふと袋の中を覗き込んだら、既視感にくらり。
いつかこのような空間に居たような気がしてしまう。
たぶん、幼い頃、『ふしぎなふしぎな鏡の世界』みたいな企画展に両親と行ったのだと思うのだけど、もしかしたら、そういう夢を見ただけかもしれない。
絶対、こんなに、いかせんべい臭くなかっただろうけ

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そのいのち

そのいのち

中村佳穂さんの楽曲『そのいのち』にインスパイアされ佐藤二朗さんが脚本を書き、宮沢りえさんが主演を務めるという舞台の告知があり心が踊る。
中村さんのこの曲を聴くと、音楽は、ことばは、自由なんだと感じて、自分が勝手に檻の中に閉じ込めてしまっている「ことば」たちが開放されていくような気になる。
ひかりの中を跳ねるような泳ぐような歌声も唯一無二。

きまぐれ短歌その12    2024.05.21

きまぐれ短歌その12 2024.05.21

[「見てなさいここがわたしのステージよ」かぐわしき姫咲くどらむかん]

古くなって錆びついたドラム缶にドクダミが根を張り花を咲かせていました。
おそらく、土を入れたドラム缶を庭に放置しておいたのでなく、風に乗ってドラム缶に落ちた土埃が長い年月の間降り積もって、そこにドクダミの種がこれまた風に乗って運ばれ、たまたまここに落ちたのでしょう。

よくある風景です。

よくある風景なのに今日はなぜか心が動

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レゲパンさんという方のnoteの記事で一冊330円〜の低価格でフォト歌集を作れることを知った。しまうま出版さん、と言うらしい。めっちゃ面白そうで心が踊った。でも、写真のセンスに自信がない。それならイラストならなんとか…と画像ソフトで作ったイラストがこれだ。うーん、現実はきびしい。

きまぐれ短歌その11    2024.05.17

きまぐれ短歌その11 2024.05.17

[情けない声で巻き取る掃除機の尻尾がくるんと収まる初夏]

掃除機のコードを巻き取る瞬間が好きだ。
特に巻き取り終わりのくるん、がツボ。
不器用なのか、掃除機使いが上手でないわたしは、いつもどこかにぶつけたり、掃除機のカラダをひっくり返させていたりする。
そのたびに、ちょっとイラッとしたりするのだが、掃除終了後の「巻き終わり、くるん」が、かわいらしくて、まあ、いいか、と癒やされている。
その掃除機

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気まぐれ短歌その10   2024.05.16

気まぐれ短歌その10 2024.05.16

[鼻息にふるえる白いロベリアは進撃しない巨人(わたし)に怯え]

最近家にお迎えしたお花、白いロベリアをよく見ようと、顔を近づけたら花弁が鼻息で揺れ、と、「わたしは『進撃の巨人』の巨人か!」と、思ったことを詠みました。

ロベリアが基準だったら、わたしはロベリアにとってどういう存在なのでしょうね。
たぶん、雨や風や太陽や蝶や猪と同じ【自然】の一部なのでしょう。
恵みにも脅威にもなる、ただの自然。

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『アンメット  ある脳外科医の日記』の三瓶先生がかっこよすぎる。

『アンメット ある脳外科医の日記』の三瓶先生がかっこよすぎる。

タイトルまんまです。
『アンメット』は主演の杉咲花さんが記憶が1日しか持たない脳外科医を演じる医療ヒューマンドラマ。

久々に連ドラにハマりました。
理由は多分、杉咲さん=ミヤビの同僚の脳外科医であり、実は◯◯◯である三瓶先生です。
演じる若葉竜也さんは映画『葛城事件』で、ひきこもりの末に無差別殺人を犯す役を演じており、そのときから、いい役者さんだな、と思ってました。
その後、AmazonのCMで

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㊗投稿歌人デビュー1周年

㊗投稿歌人デビュー1周年

ちょうど1年前、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年6月号の短歌投稿欄『短歌ください』で、筆名・月見だいふく名義で載せていただきました。
夢か幻か、それとも、何かのドッキリかと思ったのを覚えてます。
本当は自分を「投稿歌人」と、自称するのも、ビクビクしている私ですが、なけなしの勇気を奮い立たせて名乗っています。
この1年はたまに雑誌や新聞やラジオに採用され、私にしてはやるじゃん、と、自己肯定感が上がって

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漫画家、イラストレーターの中村一般さんのZINE。
中村さんが散歩の途中でみつけたお花たちが精緻な筆致で描かれており、そこに小さな小さな白い犬がちょこんと鎮座していて、やさしいきもちになれる。
タンポポの花言葉は「どうか、あなたのままで咲いていて」だそうだ。
うん、そうするよ。

とらネコ、という名のサフィニア

とらネコ、という名のサフィニア

春のお花がそろそろ散ってきたのでホームセンターで新しいお花を買ってきた。
10苗ほど買ってきたのだけれど、お気に入りはこの『とらネコ』と、名づけられたサフィニア。
なんか、変わった色合いのお花があるなー、と、札(タグ?)を見たら、トラ猫ちゃんの写真と、『とらネコ®』という表記が!
一気に興味を惹かれ、ついつい連れ帰ってきてしまった。
母には「この花、悪くなってんじゃないの」と、言われた。
悪くなっ

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