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カフェ開業から30年&自己実現のためのハーフリタイア生活を獲得するノウハウ:13

田舎は車社会、どこへ行くのにも車移動
郊外の飲食店・カフェは駐車場で始まり駐車場で終わる     今や1人1台での来店は当り前になっています

おはようございます。ある時は料理人&ある時はハウスビルダー&ある時はカホン作家のマスターです

最近、来店されるお客さんで「将来カフェをやりたいんです」と話される方が増えています。
話を聞いていると「美味しいコーヒーやモーニングやランチを出したい」そればかりです。
マスターとは会話のキャッチボールにならず、自分の言いたいことだけ話して、帰ってしまう方が多いです。
なぜか皆さん同じパターンです。
マスターから見ると「やめときなさい」も言えない感じになり、他人事ながら心配になります。

開業前には考えることもやるべきことも山のようにたくさんあります。飲食店で「美味しいものを出す」は、たくさんの大事なことの一部です。
その中でも、駐車場のことは大事なことに入らず、いつも軽視されます。
郊外の飲食店の駐車場は、経営上の盲点になっていて、駐車場で失敗すると修整が効きません。
後から簡単に直したり、変えたりできないからです。
台数が少ないから、どこかに注文して増やすとか、そう簡単にできない類のものです。

当然、駐車場の台数が少ないと、かなりの来客を逃してしまいます。理由は簡単です、お客さんは便利な店を選ぶからです。
最近は1人1台での来店が多いです。
大手コーヒーチェーン店の駐車場を見れば解ります。
「駐車場なんか店の売上には関係ない」と考える人は経営感覚のズレを修整して下さい。
(都会の駅前駅近や大型ショッピングモールなど、駐車場のことは考えなくても良い場合は当てはまりません)

(郊外の飲食店の立地選定について:別記事にて)
(借地ではなく土地を購入するメリットについて:別記事にて)
(不動産・現物投資と資産形成について:別記事にて)

当店は交通量の多い県道に面していて、席数は40席です。
最低でも駐車場10台はないと経営は成り立ちません。
実際当店は12台分を用意しています(駐車場だけで80坪の土地)
来店者の内訳は、歩きで来店される方は、全体の10%ほど。
近隣の方、(バス停は近くにあり)バス利用の方、駅から歩いて20分もかかりますが、たまに歩いて来店される方もいます。
歩き以外、90%は車での来店です。
ほとんどのお客さんが車で来店されます。

ただ、カフェの駐車場は、有ればいいという訳ではありません。従来通りの真っ黒なアスファルトの駐車場は、有害物質の塊です。カフェとして意味がないどころか、店の価値を下げてしまいます。

ロードサイドのカフェはドライブがてら来店されるケースが多く、最近は、見るからに買ったばかりの新車で来店される方が多いです。
新車が映えるようなきれいな駐車場ではないとカフェとしての魅力は半減します。
有害物質のアスファルトの真っ黒で石油臭い駐車場では、来店時、停車して乗り降りするときに、カフェ店内に入る前にイメージダウンになることがあります。

ここ多治見市は、毎年真夏は40度になる酷暑エリアで、アスファルトの駐車場は熱気で倒れそうになります。
また、アスファルトから立ち上がる蒸気は吸い込んだらアウト、健康上非常に悪い。

これから郊外でカフェを開業する人は、ぜひ、健康的な映えるきれいな駐車場を作ってもらいたいと思います。 
ここを手を抜かなければ、お客さんから飲食店・特にカフェとしては、お金を堂々といただけます
駐車場は、カフェの入口と出口、初めと終わりです。


ただ逆に言うと、駐車場がやたらと広く、30台〜40台あって多過ぎても、店内の席数が少ない場合、絶えず満車になることはなく、閑散期などは、ガラガラ感があり、「あの店はいつでも暇そう」「全然流行っていない」と言われてしまうことや、維持管理の手間が増えるため、程々の台数が良いかと思います

当店の駐車場はどこにでもあるアスファルトの駐車場ではありません。
駐車場全部に再生チップ(和風住宅の屋根瓦を砕いた再利用品)と天然芝生を敷いています。
夏は熱気が貯まらず、涼しい駐車場です。
夏季は芝生の緑も鮮やかに、映える駐車場になります。
当店の駐車場の工夫はまだあります。
実際、土地を駐車場の分まで購入して、自分の不動産を自分の店で運用するということができます。
ちょっとした駐車場ビジネスです。
投資運用としてどれだけ有利な収支なのかも紹介します。

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