見出し画像

カフェ開業から30年&自己実現のためのハーフリタイア生活を獲得するノウハウ:22

カフェに来店されるお客さんは、遊び心や非現実を求めている。

おはようございます。ある時は料理人&ある時はハウスビルダー&ある時はカホン作家のマスターです

去年のクリスマスシーズンは、コロナ禍で予約が入ってはキャンセル、入ってはキャンセルになり全くダメだった。
今年のクリスマスシーズン、去年とはまるで違い、カフェは忙しい。
主に若いママさんグループのランチ会の予約を何組かいただいている。もう満席になる。当店は10名までの個室が3室あるため、シーズンはフル稼働になる。ありがたいことです。

さて来年はどうだろうか?なんて考えるだけ無駄。
水商売は一寸先は闇、今を大事に懸命にやるだけです。

水商売は稼げる時に稼ぐ。稼げない時は何をどうあがいても稼げない。1月2月になるとお客さんはどうやっても来ない、というか来店できない。
当店のお客さんは90%車で来店する
少しでも雪が降るともうダメ。道が悪くなり、予約が入らないばかりか、フリーのお客さんも来店出来ない
田舎のロードサイド飲食店のデメリットです。

2枚の写真は当店のカフェのクリスマスの飾り
右の写真は、デカい檜の丸太からチェンソーのみで彫ったワンコの置物。ウエルカムボードを持たせている。チェンソーアート。
マスターの手作りDIYです。
この木彫りのワンコは、長年当店カフェの玄関の外でお客さんを迎えていたので、ひびや割れが出て、修整し白くお色直しをした。

左の写真は、当店のカフェで製作販売している木製打楽器カホンの製作途中で出る木の端材で作った、檜のログハウスと檜のクリスマスクロス LEDで内部から光るよう工夫した

手作りDIY品をお客さんに見せる時は、お客さんが見て、くすっと笑えるような手作り品を置きたい。
「面白い」「何か可愛い」「へーどうなってるの?」など、自己満ではなく、お客さんと共感できる手作りDIY品を置くようにしている。自己満のアート作品(謎の絵画、変な置物)はお客さんと共感ができず、怪し飾り、怪しい店と見られてしまいアウト。
昔の喫茶店では、やたらと謎の品物を壁や棚に飾りまくる店があった。ホコリがたまり衛生的にもアウト。
こんなことなら何も置かない、何も飾らない店の方が良い

当店のカフェは、ただ買ってきたものをそのまま置いたり飾ったりはしない。決して手抜きはしない。
カフェの内装や飾りに手を抜いて、既製品を買ってきて飾りました、ではお客さんの感動体験は無いどころか、「あー何かこの店カッコ悪ー」て、カフェはアウト。

未だにカフェの口コミや投稿で、食べるもの飲むもだけの写真やくちこみで終始するのは、カフェ側が既製品だけをお客さんに提供している原因もある。
写真で撮りたいものが、飲食しかないから。
カフェは、駐車場からエントランス、店内の内装、テーブルや椅子やカウンター、評価されるべき箇所が満載のはず。
飾や置物が既製品だらけだと、写真を撮ろうとはならない。

カフェに来店するお客さんは、非現実を求めています。
遊び心をくすぐる空間やワクワク体験を求めています。
「これあの店と同じだ」「これあの店で売ってた」「これ自分の家にもある」とお客さんが感じたとたん、気持ちが現実に引き戻され、遊び心は消えてしまいます。

ただし、店がお客さんに、非現実、遊び心、を演出するには手間と時間と費用がかかります。
カフェ経営でその手間と時間を惜しまない人は、カフェ経営に向いています。

お客さんにお出しする料理も、普段から一般家庭で食べたり飲んだりしているもの(色、形、味)をそのまんま出したらアウトです。
料理の場合は、店内の内装や飾とは違い演出に限界はあるものの、お客さんが見て味わって(手作りDIY品と同じ)「面白い」「何か可愛い」「へーどうなってるの?」など、くすっと笑えるような、関心を誘う品物を出さねばなりません。

当店のカフェの料理もドリンクも工夫したりオリジナル感を出したり、一杯に一皿に仕掛けがしてあります。
今後少しづつ紹介したいと思います。

カフェは現実逃避ができる場所。店主の夢、センス、アート感、オリジナリティを存分に表現し、お客さんと共感できた時は感動もひとしお。
どこにも見たことがない個性あふれる店は、お客さんも現実逃避ができる空間になる。
自分で作った店をお客さんに提供し、感動を分かち合う、マスターの自己実現の一端です

クラフトカフェビックフォレスト・3号店・since2018 Instagram

https://www.instagram.com/craftcafe.bigforest/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?