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カフェ開業から30年&自己実現のためのハーフリタイア生活を獲得するノウハウ∶26

5月からの夏いちごの栽培に挑戦しています。自分で栽培した作物を自分で調理して自分の店でお客さんに提供できる喜び、完食された皿を見るたびに感謝

おはようございます。ある時は料理人&ある時はハウスビルダー&ある時はカホン作家のマスターです


5月からの夏いちごの栽培に挑戦しています
冬の寒い時期に美味しい苺。毎年4月末にはスーパーに並ばなくなり、5月には買えなくなります。
5月に入り、たまたま苺があったとしても、品質が良いものは手に入りません
もうすぐゴールデンウィークがあるというのに、食後のデザートに付けている苺が買えなくなるので、毎年この時期は困ります

当店のケーキはどれもフルーツとの相性が良いので、季節に合ったフルーツを添えて提供しています
白い皿の上にケーキを置き、苺を添えるといきなり全体が映えます。目の覚めるような赤い色は苺に適うものはありません。

しかし困ったことはまだあります。
4月に入りどのフルーツも値上がりしています。
原価は10%ほどグッと上がりました
もう既に昨年2回も全メニューを値上げをしているので、もうこれ以上は無理なんで今は様子見です。

そこで1つの解決策として、当店のカフェでは、「欲しいものは自ら作る」をモットーにしていますので、先月から夏の苺の自家栽培を始めています

当店カフェの駐車場の片隅には大型の温室があり(この温室もマスターのDIYです)有機農法で野菜やハーブを作って、カフェのメニューに取り入れて、お客さんに提供しています。

温室栽培は、露地栽培と違い、様々なメリットがあります。
例えば、屋外で栽培すると、赤い実が出た途端、小鳥にやられます。鳥は一番美味しい時をよく知ってます
また、謎の害虫が付き、結局、駆除のため農薬散布をせざるを得なくなり、無農薬ではなくなります
温室は温度管理がむづかしい反面、大雨や強風に影響を受けません。土が流されたり、雑草が生えることはありません。

今まで温室では、夏は主にトマトを栽培していました。
特にミニトマトの栽培は簡単です。水の与えすぎに気をつけるだけで、放置していても勝手に花が咲き実がなり収穫できます。
ただ、ミニトマトは料理に使い難いので、大玉トマトを主に作っています。サラダ、カレー、パスタ、に贅沢に使っています。
自家栽培は料理の原価は少し下がります。
3%ほど食材費が安くなります。しかも、味が良い。市販のトマトより旨味が濃いリコピンたっぷりの食材になります

先月より、夏の苺の自家栽培にチャレンジしていて、昨日最初に収穫できた苺を味見しました。
「うん、甘い」粒は小さ目ですが、やはり市販の苺より、甘さが強い。しかも酸味もある、甘酸っぱい苺です。
これはお客さんに提供できます。

ただ、これからが大変です。苺は暑さに弱い。
暑い時期の日中は毎日遮光する必要があるが、遮光しすぎてしまうと、花芽分化を抑制され、花の数が減ってしまうため、そこにかなり手間がかかります

美味しくて安全な農作物を作る、これはそう簡単なことではありません。プロ農家さんのものすごい努力が身にしみてわかります。

土いじりは、マスターに新鮮な知恵とワクワクを与えてくれます
自分で作った食材を自分で調理して、自分の店でお客さんに提供し、共に喜びを分かち合う、マスターの自己実現の一端です

クラフトカフェビックフォレスト・3号店・since2018 Instagram
https://www.instagram.com/craftcafe.bigforest/

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