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《昭和を切り開いた経営者の「逆転」する発想》

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安眠をむさぼる頭脳に心地よい一撃!  書籍や雑誌などに目を通していると、時々、なるほどと、うならせられる言葉にぶつかったりします。とくに、未成熟だった製造業・流通分野で創業し、… もっと読む
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記事一覧

4-6.和をもって貴しとせず。

 武田薬品工業名誉会長 小西新兵衛  武田薬品工業には、「和をもって貴しとなす」という考…

梶文彦
6時間前
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4-4.定期的にナマズを採用する

ミサワホーム社長 三澤千代治  ミサワホームは新卒の定期採用だけでなく、意図的に中途採用…

梶文彦
1日前
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4-3. 実力主義を廃止する。

 TDK元社長 素野福次郎  TDKは、日本人が生んだ独創的な発明であるフェライトを工業…

梶文彦
2日前
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4-2.カネを使えない部下は、無能な部下だ。

 味の素社長 稲森俊介  味の素の専務だった稲森俊介がカルピス食品工業社長に就任したのは…

梶文彦
3日前
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4.早い馬にはクセがある        4-1.病める貝にのみ真珠は宿る。

 アサヒビール会長 樋口廣太郎  真珠は、アコヤ貝というウグイスガイ科の貝を母貝として作…

梶文彦
4日前
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3-14. 安い商品ほど、品質が良くなければだめだ。

   ソニー創立者 井深 大  高額の商品ほど品質が良くなければならない、というのが常識…

梶文彦
5日前
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3-13. 経営者が忙しいのは自慢にならぬ。

 余暇開発センター元理事長 佐橋 滋  忙しがっては経営者は失格である……と言うのは、通産省時代に異色の官僚と言われた佐橋滋である。得意の太極拳を引き合いに次のように言う。 これは平常心がないとできない。  武道では、平常心をいかに保つかが根本テーマであった。生死の境目に立った時、平常心のある人は、敵のどんな動きにも対応できるが、平常心のない人は、必ず敵に乗ぜられる。  経営においても同じだろう。平常心にあって身も心もゆったりとしていればこそ、良いアイデアも出ようという

3-12. 要らぬことはどんどん忘れろ。

 阪急グループ創始者 小林一三  平凡なことを毎日きちんとやる人のことを、阪急電鉄・阪急…

梶文彦
7日前
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3-9. 失敗の社史こそ残すべし。

 三菱レイヨン元会長 金沢脩三  失敗したことが会社をよみがえらせたという意味で、失敗こ…

梶文彦
10日前
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3-8. 上の段階に進むには過去の失敗がノウハウになる。

 日本科学技術連盟会長 高橋貞雄  高橋は1956年、石川島播磨重工業に途中入社して以来…

梶文彦
11日前
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3-7. 未来への鍵は、過去の歴史の泥の中にある。

  本田技研工業最高顧問 藤沢武夫  本田宗一郎社長とのコンビで名副社長と謳われた藤沢武…

梶文彦
12日前
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3-6. 裏道に徹すれば、いつか表の道になる。

  不二製油創立者 西村政太郎  西村政太郎は不二製油を昭和25年に創業した。最初に手が…

梶文彦
13日前
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3-5. 売りやすい商品を作れば、コストは安くなる。

 本田技研工業創立者 本田宗一郎  コストを下げ、値段を下げれば商品は売れる……と考える…

梶文彦
2週間前
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3-4. 多様化の時代だからこそ、商品は絞り込んでお客様に提供しなければならない

  イトーヨーカ堂社長 鈴木敏文  「信用を勝ち得るのが重要」というが、信用とひとことで言ってもいろいろな信用がある。この商品はいい、という扱う商品に対する信用のほかにも、あのお店に置かれている商品はいい商品だ、あそこに行けばほしい商品があるというのも、一つの信用だ。とはいっても、万人が欲しいという商品を用意しておくというのは、限られた店舗を前提にするとなかなか難しい。そうなると多くの人が求める商品を置いておくという、当たり前の店舗経営が行われることになる。これでは、どこの