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私の本業はプロのアル中なのかもしれない(/ω\)……その4

(お酒が原因で、同世代の女性が大切にしているとされる「家族」「生命・健康・自分」「愛情・精神」「子ども」を手に入れられずに生きてきた私……。さらに失ったものとは。その3から続く。)
 
 加えて失ったのは「金・財産」だ。「人生に必要なのは、勇気と想像力とほんの少しのお金だ」という名言を残したのはチャップリンだっただろうか。それが正しいとするなら、私には少しのお金すらない。酒代や生活費は毎月の原稿料でかろうじて死守しているものの、老後を考えたら「人生に必要なのは少しのお金」なんて到底思えない。おひとり様の私には「多くのお金」が必要なはずだ。いつか老人介護施設にだって入所したいし……。

 なんて話を、同い年のおひとり様仲間に相談したら、「NHKドラマ『一橋桐子の犯罪日記』みたいに、結婚詐欺とか犯罪を犯して刑務所に行くのは? 屋根があって3食食べられるし」と提案をされた。
 
 私は同ドラマを知らなかったのでネットで調べて観たところ、孤独なおばあちゃんが終の棲家を刑務所に設定し、犯罪に奮闘するもことごとく失敗するというものだった。ラストは素晴らしい話にまとまっていて感動したが、一方で、(刑務所ってお酒もタバコもダメだよね……)とも思ったし、お酒が入ってない時は気が弱すぎる私に犯罪など犯せるわけがないから、このアイデアは現実的ではない。チャップリンよ、私の人生に必要なのは、パソコンとwi-fiと大きなお金だ。
 
 まあ、お金に関しては、年収800万円から転げ落ちて現在な理由はいろいろと書いてきたので過去記事を読んでほしい。お金があって、お酒が中心の生活になると仕事をする意欲が失せる。結果、仕事も減るしお金を失う。実に負の連鎖。
 
 財産……については、今まで言及をしていなかったかもしれないが、実は私は旦那と共有名義で購入したマンションに現在1人で住んで、1人で(強調するよ!)住宅ローンを支払い続けている。これが唯一の財産になるのだろうが、離婚をしたら私が1人で住み続けるわけにいかない。売却という話になるだろう。しかし、売却した金額で残債を支払うと、財産分与は基本1/2だから、私の手元に残るのはわずか数百万……。だから、現在は財産を持っているかもしれないが(負債があるから負の財産ではあるが)、いずれは失う財産にしか過ぎない。
 
 自宅を失う大きな原因である旦那との別居だって、私のモラハラが原因で、モラハラをするきっかけになったのがお酒の場における男性だちとの出会いなのだった(参照:いまが私の人生のドン底だと思いたい……その3)。
 
 というわけで、一般的なアラ50女性が考える「大切なもの」をすべてお酒で台無しにしてしまい、持っていない私。(お酒をやめずに)取り戻せるものがあるとしたら、何だろう? もしも再婚できれば、新たな「家族」と「愛情」だけは手に入れられるかもしれない。まあ、まだ離婚もできていないのに再婚もクソもないが。
 
 そんな夢を見るよりも、今もっとも取り戻したいのは健康になりたくて行った筋トレの副作用(?)で激しい筋肉痛になった「足」だ。家の中もダイソーで購入した杖をつかなきゃ歩けないので、本気で不便でならない。トイレだって危うい。そのため本日は、カクヤスに宝焼酎ハイボール1ケースのついでに大人用おむつも注文した。Amazonや楽天でおむつを検索したら、届くのが最短でも明日というから、当日に届けてくれるカクヤス様に足を向けて寝られないわ……。
 
☆彡最後に。私はアルコール依存症と「節酒」という形で向き合っているが、世の中には「断酒」せざるを得ない重度の方もいるし、重度になると命を落としかねない危険な依存症だ。

 もしも自分が、大切な人が、アルコール依存症の気があるなあと思ったら、まずは専門の病院を受診し、医師の診断を仰いだ上で、自分がどう向き合っていくのが正解なのか知ることをおすすめする。断酒を望まないのであれば、減酒支援外来などもある。

 大好きなお酒と一生仲良く付き合っていくために、共に頑張っていきましょう。(完)


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