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【急降下する仕事運】調子に乗りすぎた私の反省……その5

(その4から続く)
特にWebが主流になってからは、制作会社の担当者や出版社・編プロの編集者と顔を合わせることが滅多になくなった。というか、1度も顔を合わせないケースも何度も経験している。もちろん関係が薄いので、先方が退職したとしても、私を切るとしても、一切のフォローがない。

昔は担当者や編集者とライターの間に濃厚な関係があったのにな~と懐かしんだり、がっかりしたりするけど、ある程度ドライな関係じゃないと今のご時世はやりづらいのかもしれないね。だって、誰かに構うなんて余裕が全然なくなったもん。

コロナ禍からは特にそれが顕著になったように思う。昔は当たり前だった飲みながらの打ち合わせもほとんどなくなったしな。そりゃ距離も縮まらないわけだ。まあ、割り切るしかしゃーない。

そんな感じで、ライターとして生きてきた私の20数年間は山あり谷あり、酸いも甘いもあり、まさに激動という響きがぴったり当てはまるように思う。

しかし、激動だったのは私だけではなく、駆け出しライターとして出発した時にお世話になった先輩ライターや編集者、デザイナー、スタイリストetcも同じだ。中には惜しまれつつも、お亡くなりになった方もいらっしゃる。アル中で孤独な私はしぶとく生きているのに(苦笑)。

アル中・アラ50・おひとり様ライターの私にとっての武器は、ライティングだけではなく企画~校正まで一気通貫できること、時間に融通が利くことだと自負しているが、職種についてはそれぞれ専門分野の人材もいるし、そうした方々の足元に及ぶわけがない。

時間だって……お酒で脳が萎縮しているのか、時間があったとしても昔よりは書くスピードが衰えたように思える。

なんだかお先真っ暗に思えてきたぞ……。だけど私には信頼している編集者がいるし、取材力だってある(はず)!

Twitterやnoteなどで他ライターをちらと見ると、ライター歴2年程度で月収100万円なんていう強者もちらほらと見かける。その多くはSEO専門のライターのようだが、AIアシスタントとかChatGPTがさらに優秀になると、今後どう立ち向かうんだろうか。対策はしているのだろうか。

事実、SEO記事の単価もよほど専門性がない限り、少しずつ下降してきているように思う。まあ、ライバルだしな、強者の心配よりも自分の心配をしろという話だ。

私はとりあえず、挫折したFP資格と薬機法にまた挑戦してみるか……いやいや、明後日の取材の準備が先だ。

古き良き時代を懐かしむよりも、今目の前にある課題を一つひとつ片付けようではないか。そうすればきっと新しい道が開ける……と自分に暗示をかけながら、今日も私はお酒を飲む。ちなみに今日の酒の肴は、レトルトのご飯にレトルトの豚汁をぶっかけた「ねこまんま」的なものだ。割と美味しいし腹も膨れるからおすすめする。

(完)


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