人生を振り返る
民間で4年ほど働き、地元の市役所に転職しました。
最初は民間の雰囲気と全く違い、戸惑うことも多かったけど、いろんな市民の方と接して、彼らのお話を聞くことがいつの間にか自分の天職となりました。
やはり自分は人と関わる事が好きなんだなぁと思いました。
その間に結婚して、子供を3人育て、夫の両親と同居して暮らしてきました。
子育てをしながら、、、、でも、私は恵まれていたんだなぁと今になって思います。
ちょうどIT化が進む頃、夜の10時過ぎまで残業することもしばしば。しかし姑が快く台所を請け負ってくれて、子供たちには不自由な思いをさせませんでした。
ありがたいことだと。
それぞれ家族が役割を果たしてくれたからこそ、私もスムーズに仕事ができたんだと思います。
悩むこともいっぱいありました。
思春期で反抗をする子供に手を焼くこともありました。今となっては懐かしい思い出です。
やがて父親が亡くなり、私自身も60歳前でしたが、年老いた母に何もかも任せるには忍びず、早期退職をしました。
今から14年前です。3月いっぱいで辞めた後、4月に入って母を車で小一時間の桜の名所に連れて行き、長年私を支えてくださったことのお礼を言って食事をしました。とても良い姑に恵まれたと思っていました。
子供たちも忙しい私の姿を見ながら祖母が自分たちを可愛がってくれていること。
のびのびと育つことができたんじゃないかと思っています。
今となっては良い思い出しかないですが、組織の中で与えられた役を全うしてきたっていうのは、今でも自分の自信につながっています。
いろんなセクションに異動して、様々な市民の方と接してきました。
この人にはこういう風に接したらいいんだなぁとか、頑固な方にはちょっと時間をおいて、もう一度違う面から話していくっていうのも、その時にコミュニケーション力とかを学んだと思っています。
ある程度子育てが一段落したときには、市の方針で女性でも管理職になってほしいということで、リーダー研修も2週間ほど行きました。
北海道から沖縄までの同じような立場の方ですぐに意気投合、夜通しの議論やテーマにそって学習しました。
退職した今でもその付き合いは続いております。
フルタイムで仕事をしてきたっていう自分の自信もあるし、それがリタイア後にも地域でいろんな活動ができてるかなぁと、幸い年金をもらってるので、やはり仕事をしてきて良かったなぁと今になって思ってます。
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