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ytv漫才新人賞 ROUND3

2024年に入り、ようやくytv漫才新人賞決定戦への進出を懸けた選考ROUND3回目についての概要が発表された。

昨年行われたROUND1、ROUND2では
ぐろう(ROUND1 1位)、ハイツ友の会(ROUND1 2位)
ドーナツ・ピーナツ(ROUND2 1位)、空前メテオ(ROUND2 2位)
の4組が決定戦進出を決めた。進出した4組のうち3組が芸歴5年以下という極めて異例とも取れる今年度のytv漫才新人賞。そして今度行われるROUND3を経て決定戦進出メンバーが正式に決定する。

ROUND3に出場する12組は
・丸亀じゃんご(10年目)
・タチマチ(8年目)
・ボニーボニー(8年目)
・鉄人小町(6年目)
・タイムキーパー(5年目)
・ぎょうぶ(7年目)
・チェリー大作戦(10年目)
・バッテリィズ(10年目)
・例えば炎(3年目)
・たくろう(10年目)
・三遊間(5年目)
・天才ピアニスト(8年目)
※エントリーナンバー順

このROUND3の注目はやはりラストイヤーの4組ではないだろうか。
たくろう、丸亀じゃんご、チェリー大作戦、バッテリィズはこの大会に出場できるのは今回が最後である。そして最後の決定戦に進出するにはこのROUND3を突破しなければならない。現時点でラストイヤーでの決定戦進出を決めているドーナツ・ピーナツに続くことができるのか要注目である。

ラストイヤー組の中でも筆者が個人的に注目しているのは、
バッテリィズである。

画像:よしもと漫才劇場 9周年記念SPネタ
URL:https://youtu.be/EdxZuhMAz9E?si=QFcvxcUgismZHV2n

バッテリィズはエースと寺家の2人から成る2017年結成のコンビで、NSC大阪36期出身(カベポスター、ダブルヒガシ、ドーナツ・ピーナツ等と同期)。2018年6月よりよしもと漫才劇場のメンバーとして活躍している。
またお笑いと並行して、大阪吉本芸人による草野球チーム「上方ホンキッキーズ」を設立し、草野球全国大会出場を目指しチームを引っ張っている。ちなみにエースがピッチャー、寺家がキャッチャーであり、コンビ名もピッチャーとキャッチャーのバッテリーから来ている。

バッテリィズの漫才はエースの純粋おバカキャラをボケではなくツッコミとして押し出しているのが特徴。寺家の説明に対してエースが「ほな○○でええやないか!」、「そこは○○やろ!」などの少しズレたツッコミが笑いを引き寄せる。この漫才スタイルで、昨年夏に行われたROUND1では4位と好成績を残し、年末にかけて行われたM-1グランプリ2023では準決勝まで進出した。

バッテリィズは、今大会のラストイヤー組の中で唯一決定戦進出の経験がない。しかしM-1準決勝初進出を果たすなど、着実に実績を残しつつある。この調子で是非とも決定戦進出を決めてほしい。

そんなラストイヤーに対する、ダークホースかつ大穴の2組にも注目である。それは鉄人小町例えば炎の2組である。

画像引用:https://natalie.mu/owarai/news/559773?s=09

鉄人小町は住友と小佐一季の2人から成る芸歴6年目のコンビで、神保町よしもと漫才劇場で活躍中の令和ロマン、ヨネダ2000、10億円、ムームー大陸などが同期に当たる。2021年8月によしもと漫才劇場に初所属。そこから2度のUP TO YOU!(劇場メンバー昇格を目指すライブ)降格を経験し、2023年7月に3度目の劇場メンバー昇格を果たすと、『Kakeru翔GP』(芸歴7年目以下対象)の8月度、10月度にて3位の成績を残す。住友のハイテンションなボケに対し、小佐が冷静にツッコんでいく。

画像引用:https://natalie.mu/owarai/news/559773?s=09

例えば炎はタキノルイと田上の2人から成る芸歴3年目のコンビで、2022年9月よりよしもと漫才劇場に所属。翌2023年の『Kakeru翔GP』では4月度5位、6月度9位入賞を果たしている(7月までは翔メンバーの対象芸歴が10年目以下であったため、当時のメンバーにはカベポスター、ダブルヒガシ、天才ピアニスト、フースーヤなどがおり、その中でのトップ10入りである)。
田上が淡々とボケていき、それに対しタキノが例えを交えてツッコんでいくコント漫才が特徴である。

テレビ初披露の鉄人小町とROUND3選出メンバー最若手の例えば炎が果たしてどこまで爪痕を残すのか、そして大番狂わせは起きるのか楽しみである。

このROUND3で今年度の決定戦進出メンバーが決まる。
優勝するのはどのコンビか。筆者は東京在住なのでTVerでその様子を確認するつもりである。




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