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何も才能も何もないけど…自称詩人を目指してます。アート学生のようなアートの繊細な視点世…

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何も才能も何もないけど…自称詩人を目指してます。アート学生のようなアートの繊細な視点世界に疑問やアティテュードを持って生きていたい。日々勉強。療養しながら。普通をゆっくり取り戻して。堅実なればこそ。ぼちぼち頑張れますように。人生のなかで、うつくしいものを見出す感性と眼が欲しい。

最近の記事

散文詩。花束を手のひらで束ねて包む時。

青緑の笹の葉みたいな真っ直ぐとした、しんとした匂いのする、薄青く白いようなまるで黄色くあたたかな光をたいまつのように大切に包んだような百合のような花弁を丁寧に花束にするために、 丁寧にリボンで取り溢さないように懸命に両手で包む時、手の平で生きた花を丁寧に束ね直すその時、 匂い立つ花の雨が、空気を一面に蘇えらせるように、 雨の雫が触れる花弁は何よりも繊細に水滴を弾くあの不可思議さに、あっけない程のその様子に、ただ美しさに、感動してしまうように… 猫や犬を抱きしめる時は、まる

    • 散文詩 溺れる魚 死に泳ぐ魚

      私には鰭がなく、泳ぐ事が出来ない。この絶望の景色を前にどうする事もできない。溺れる魚のように。息をしていない。私は息をしていない。とうの昔に息をするやり方(呼吸)もそもそも忘れてしまったようだ。赤い血が眼を滴る、それでもと、安いその眼を石に打ち付ける。もう何も見たくないのだ。特殊な魚。不思議な姿形。私は何度も叫ぶ。叫ぶ口も私には与えられないらしい。 死に泳ぐ魚。 and?end ?storyww! 今日も私は痛みを言葉に託して生きている 死に泳ぐ、指先を水に浸し

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        詩を描く3詩のような何か

        • 散文詩。yellowWindowについて

          あの得体の知れない場所にある黄色い箱みたいなやつのことじゃないかな?? 黄色い窓のある場所を知っている?白い車のダッシュボードに置いてある小さなぬいぐるみに、ミラーに掛かってる小さなキーホルダーに、それはあるんだよ。黄色い窓ってものは、「そこ」にあるんだよ。誰もが小さなおまじないの世界に密かに住んでる。そこへ通じる窓が、ある時、少し疲れた乾いた日差しとともに、車内のなかに現れる。それが黄色い窓なんだよ。

        散文詩。花束を手のひらで束ねて包む時。