職場の"裏切り者"と上手に付き合う方法
職場での人間関係は非常にデリケートです。
同僚との信頼関係がしっかりしていないと、上手くいきません。
今回は、職場での過去の出来事を通して、正直に振る舞うことの大切さをお話ししたいと思います。
かつて私は整形外科で理学療法士として働いていました。
同僚に理学療法士のA君がいました。
優秀で勉強好きな一方で、人を出し抜こうとする傾向がありました。
ある日、看護主任から
と聞かれました。
私には何のことかさっぱり分かりませんでした。
しかし、看護主任の説明を聞くと、A君がこっそり院長に許可をもらい、一人で大阪の研修に行こうとしていたことが分かりました。
確かに、研修の案内が封書で来ていました。
封書は開封済みで、私も中を見たのですが、あまり魅力的な研修がなかったので、放置していました。
どうやらA君が先に見て、面白そうな研修の案内を抜いてしまっていたようです。
自分だけ大阪の研修に行こうとして、こっそり裏で院長先生に打診していました。
周りにいた看護主任が聞いていて、てっきり私も一緒に行くものと思っていたようです。
その後、リハ助手さんたちや他の看護師さんからも、
と言われ、私は正直に事情を説明しました。
それ以来、封書が届く度に、リハ助手や看護師たちは、
と、私に言うようになりました。
当然、A君は、信頼を失い、他のスタッフから敬遠されるようになりました。
ただ、A君のような、ぬけがけ上手な人は、意外と多く職場に存在します。
職場の信頼関係は大切ですが、油断は禁物です。
一方的に信頼するだけでなく、同僚への適度な距離感と警戒心を持つことも肝要です。
そうしないと、いつか自分が損をする日が来るかもしれません。
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