両足がないだけ？超ポジティブ思考！

障害があることは、誰もが避けたい人生の道ではありますが、そこにいかに前向きな姿勢で向き合うかが何よりも大切なのだと思います。

今回は、そんな素晴らしい姿勢を持つAさんの実話をご紹介します。

ある日、利用者Ａさんはカンカンに怒っていました。

「この前、重度障害者の通知が来たのよ。
私のどこが重度の障害者だっていうのよ！」

率直に私の意見を伝えました。

「どこって、Ａさん、両足がないじゃん。」

Ａさんは、糖尿病の影響で両足を切断していました。

両足ともに膝から下がありません。

するとＡさんは答えました。

「足がないだけでしょ。
だから、なんなのよ。
手は動くし、車椅子で動けるし、歌も歌えるし。
なにが重度の障害者よ。」

このＡさんのポジティブ思考は、見事としか言いようがないと関心しました。

そこで、私の素直な考えを伝えました。

「確かにそうですね。
ただ、Ａさんが一番達者なのは、そのお口ですけどね。」

Ａさん大爆笑。

もし、自分がＡさんの立場なら、
「足がないだけじゃん」って、言えます？

ただただ、感心させられた一幕でした。