【シティリーグS4優勝】【全文無料】リザードンexデッキについて
はじめに
初めましての方は初めまして。
いつも読んでいただいている方はありがとうございます。
おさかなです。
今回はリザードンexデッキについて解説、紹介していこうと思います。
実績としてリザードンexデッキを使用し、シティリーグS4で優勝を果たしているので、リザードンに対しての理解はそこそこ深いと自負しております。
本記事は
①ピジョット型のリザードンとビーダル型のリザードン、ハイブリット(両採用)型のメリットとデメリットについて
②環境から考える今のリザードンについて
③デッキ構築
の3構成に分けて解説していきます。
また本記事は全文無料ですので是非最後まで読んでくださると嬉しいです!
①各型のメリットとデメリット
ピジョット型のメリット
ピジョットの特性「マッハサーチ」により状況に応じて好きなカードを持ってこれるため、ビーダル型と比べ、プレイの柔軟性が圧倒的に高いです。
リザードンに進化させるためのパーツを持ってきたり、相手が一番嫌がるであろうタイミングで手札干渉を挟めたり、カウンターキャッチャー、ボスの指令等で相手のベンチポケモンに負荷をかけたり、サイドを取り進めていくような基本的な動きから、
ビワで相手のリソースやキーカードを削る動き。
フトゥー博士のシナリオでダメージを負ったリザードンexや、ロトムVやネオラントVなどの負け筋を消す動き。
ロストシティでロストバレットのトドロクツキexや、ビーダル型のリザードンのビーダルなどの使い回されると厄介なカードをロストに送る動き。
シンオウ神殿、改造ハンマー等でミストエネルギーを避けて、わざマシンデヴォリューションを通す動き。
などの本来なら使いたいタイミングで簡単に使えるわけではないカードの運用や、再現性に難がある動きなどがピン刺しであっても再現できるようになってきます。
またピジョットex自身もエネルギー2つで120ダメージ与えられる技を待っているため、リザードンにダメージを乗せずに攻撃できる手段を持っているのも優秀です。
さらに採用しているACESPECが読まれづらいという特徴もあります。
ビーダル型リザードンだとプライムキャッチャーの可能性が非常に高いため、森の封印石を先張りしてしまうと容易にロストスイーパーで剥がされてしまいますが、ピジョット型の場合森の封印石を先張りしても、相手視点はヒーローマントやサバイブギプスの可能性もあるため簡単にロストスイーパーを使うわけにもいかず、森の封印石が残る可能性もあります。
他にも相手に「ACESPECがマキシマムベルトだったら2枚目のサイドを取ったらピジョットが取られるからサイドを進めたくないなー」と思わせ、自然と負荷をかけることができるのも強力です。
ピジョット型のデメリット
ピジョット型のデメリットは大きく分けて2つあります。
1つ目はビーダル型と比べ、ゲーム序盤中盤の理想盤面完成に必要なカードが多いことです。
ビーダル型の場合ピン刺しのカードが少なく、多くのカードが複数枚積まれているため、ビーダルやネオラント等のシステムポケモンを場に出せなくとも、手札だけでリザードンexを立てて攻撃していくことができる可能性がありますが、ピジョット型の場合構築がマッハサーチに依存しており、ピン刺しのカードも少なくないため、マッハサーチが立つまでは話になりません。
マッハサーチがたったとしても、ロトムVのそくせきじゅうでんで充分に手札を補充していないとリソースが芳しいため、マッハサーチでドローサポートなどを持ってこなければいけなくなり、カウンターキャッチャー等をサーチしている暇はなくなります。
2つ目はリザードンex以外のサイド2ポケモンが常に場にいるため、押し切ったり、フトゥー博士のシナリオ等で負け筋を消さないと簡単に負けてしまうという点です。
このデメリットは練度次第で誤魔化すことはできますが、完全に負け筋を消すことは難しいためビーダル型と比べたときのピジョットの弱みと言っていいと思います。
ビーダル型のメリット
・ビーダルが一進化ポケモンなので場に複数体用意しやすい
・ビーダルがサイド1のポケモンなので負け筋になりにくく、かがやくリザードンを絡めることで場にサイド2のポケモンがいない状態で攻撃することができる。
・ビーダルがサイド1のポケモンなので相手のサイドを調整しやすく、ゲーム終盤にバーニングダークを最高火力で宣言しやすい。
・ピジョットと違い、複数枚カードを引けるため、必要札が2枚以上あったとしても揃えられる可能性がある。
ビーダル型のデメリット
ビーダルを信用しすぎると簡単にゲームに負けてしまう点
はたらくまえばはカードを引けるだけの特性のため、マッハサーチと違い確実性がなく、リザードンに進化させるためのパーツを揃えることができず、攻撃するまでかなり時間がかかってしまう可能性がある。
・ボスの指令などピンポイントで欲しいカードを持ってくる手段が少ないため、あと一歩のところで勝ちを逃す試合が数多くある。
・実は思っていたよりカードが引けない
・ビーダルの逃げエネが2のため、雑に進化させると縛られて時間を稼がれる可能性がある。
ハイブリット(両採用)型のメリット
ビーダル型の確実性がないが手札を補充できる。
ピジョット型の確実性はあるが手札が少ない。
という双方のデメリットを補い、メリットだけを活かすことができます。
必要札が複数枚あっても1ターンで揃えられる可能性があるため、理想盤面が完成した際のデッキパワーは頭一つ抜けているといえるでしょう。
ハイブリット(両採用)型のデメリット
基本的には双方のデメリットは補えていますが、まだ残っている弱い点と新たなる課題も生まれてきます。
補えていないデメリットは
・サイド2のポケモンが盤面に残ってしまう点
・手札が詰まりやすくはたらくまえばで引ける枚数が少ない点
これらのデメリットに加え
・構築の枠をかなり使ってしまってるため、メタカードや暗号マニアの解読等のデッキパワー上昇に繋がるカードを採用しづらい
という課題も生まれてきます。
後半の手札干渉に強くなる。リザードンexを強く使いやすい。要求札を複数枚揃えられる可能性がある。という優れた点もありますが、それ以外の動きが弱くなりがちなのが懸念点です。
②環境から考える今のリザードンについて
クリムゾンヘイズ環境では圧倒的トップを走り続けていたリザードンexですが、Tier3まで評価を落としてしまいました。
その要因として環境上位に上がってきたデッキ、新しく登場したカードほぼ全てに不利をとってしまうということで一気にシェアを減らしたのだと思われます。
今の環境ではドラパルトexのシェア率が約30%もあり、その対ドラパルトで相手にテンポを取られてしまい、ポッポやビッパが狩られて負けてしまうことがリザードンの最大の弱点だと思います。
他にもレガシーエネルギーやオーガポンいどのめんexの登場により大幅強化をもらい数を増やしているルギアに不利を取ってしまったり、新たに生まれてきたおまつりおんどデッキにも不利を取ってしまうなどとかなり逆境の立ち位置です。
しかし、相変わらずデッキパワーは最強クラスなのでなんとかなる試合も少なくはないです。
また、早くもメタが回っており、ドラパルトex、ルギアVSTARメタのデッキ(ミライドンexや未来テツノカイナデッキなど)が流行ってくればリザードンexが戦いやすい環境が戻ってくるのではないかなと考えております。
そのため、ドラパルトexに強い構築のリザードンexデッキであれば、トップにも戦えて、増えてきているメタデッキにも有利に戦えるということになると思います。
③デッキ構築について
採用カードについて
基本的なリザードンに採用されているカードの解説は省かせて頂きます。
気になった点があれば僕のX(旧Twitter)の方までDM頂けたら返答します。
https://x.com/osakana_pokeca?s=21&t=OOXedatycTHDhg3WoGanVQ
リザード(フレアヴェール)2枚
ドラパルトに対して勝率を保つならこのリザードでなければならないためフレアヴェール持ちリザードになりました。
リザードを2枚入れることにより、後述するわざマシンエヴォリューションのパワーが上がったり、従来のリザードンよりもカウンター寄りに動かすことができ、とても安定してリザードンに進化できるためおすすめです。
ヒトカゲ(HP60)1枚
本来なら
ミラーでヒトカゲにヒートタックルを当てておくと、そのヒトカゲがリザードンに進化した場合残りHPが300になるため倒しやすくなる。
ミミッキュ(しんぴのまもり)に対しての攻撃手段になる。
自傷できるため相手に能動的にサイドを取らせ、カウンター状態になれる。
くるいえぐるを打って残りHPが30になったトドロクツキに対して有効な返しとなる。
ルギア対面でルギアVにヒートタックルを当てておくと、相手視点スグリやこだわりベルトで打点をあげられると倒されてしまうため、2体目のルギアVを置かせることを強要できる。
などという理由から4枚採用にしたいのですが、HPが60のため、ドラパルトexに対して不利を取りすぎてしまうので泣く泣く1枚採用へ
ヒトカゲ(HP70ひのこ)1枚
ドラパルトexに対して強く出るためにHP70ヒトカゲへ
ひのこの理由は40点与えられるため、ミミッキュを2パンできる。 ルギアVに与えておくとHPが30の倍数になるため戦いやすくなるからです。
ヒトカゲ(HP70まるやけ)1枚
基本的にはひのこの方が強いのですが、序盤の相手のボウルタウンや序盤にドラパルトが雑に貼ってきたシンオウ神殿を剥がせるという仕事があるので1枚入れました。
正直ひのこ3枚でもいいのかもしれません。
ピジョン1枚
ピジョンからピジョットに進化するとデヴォリューションを打たれた時でも直ぐに復帰できる点や、HPが80あるため、ファントムダイブでピジョットにダメカンを載せられてデヴォリューションをされても気絶しにくいのが主な採用理由です。
またわざマシンエヴォリューションも採用しているため、ピジョンからピジョットに進化するハードルもかなり低いのも強力です。
ベラカス-シガロコ 1枚ずつ
対ドラパルト用です。
ロストに対してベンチ枠1つで対策できるのは強力ですが、後1しゅりけんは諦めになります
先2しゅりけんは運良く後1エヴォリューションできたら対処できますがしんどいことに変わりはないです。
ネオラントV1枚
入れているサポの種類が多いので選択肢が多いので採用
終盤ハイパーボールがボスに繋がるのも強いですし、序盤にペパーを持ってきてエヴォリューションの再現性をあげるのも強力です。
マキシマムベルト1枚
ドラパルトに1番強く出れるACESPECだと思うので採用。
機会は減ってますが、ミラーで不意にマキシマムベルトを使うと押し切れるケースも少なくないですし、未来テツノカイナに対してアグロできるのも強力です。
わざマシンエヴォリューション1枚
リザード2枚、ピジョン1枚、ベラカス1枚という1進化の枚数が多く詰まれており、エヴォリューションを打てた場合の盤面の強さがめちゃくちゃ強いので採用しました。
スグリ1枚
環境2TOPのドラパルトex、ルギアVSTARに対して明確な仕事があるので採用。
ミラーやサーフゴー、ゲッコウガ、ハピナス等の環境に一定するデッキにも役割があるので腐る試合がほぼありません。
あと入れ替え札にもなるので便利です。
シガロコ+マキシマムベルト+スグリで(30+50+30)×2=220でオーガポンいしずえのめんを突破できるのも頭に入れておくと役立つ日が来るかもしれません。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました!
初の全文無料noteだったのでボリュームなどの感覚が分からなかったので物足りない部分もあったかもしれませんが、質問があればX(旧Twitter)の方でDM受け付けてますのでいつでもお願いします🙇
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