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【続いてる写経 1487日め】GW、働いてますか?

4月30日、5月1、2日と3日間もお休みさせてもらい、一応10連休。
ところがお仕事の関係各位はカレンダー通り働いている方が多く、
その対応で微妙に働く羽目に。とほほ。

みなさん仕事熱心ですね、さすが日本のサラリーマン。
なんて思っていたら、どっかで信じがたい投稿を目にしました。

日本って休日多くて、海外から評判悪い。
イタリアやスペインよりも労働時間が短い。

え、本当?
”イタリアやスペインよりも”ってところに、偏見あるように思いますけど、確かにこの2国は、なんとなく日本よりも緩い感じがします。

で、調べてみたら、本当でした
OECDの調査によると、日本の労働時間は44カ国中30位で1607時間。

むむむ、、。思い込みって恐ろしい。
上位3カ国は、コロンビア、メキシコ、コスタリカで中南米だし。

でも、長ければいいってもんじゃないよね、生産性が大事だよね。

と生産性ランキングをみてみました。
すると、今度は35位に下がっちゃったよ…。

これを見ると、労働時間が短い割に生産性が高いのは、1位のアイルランドですね。
その理由は、以下引用。

アイルランドが成長した背景には、外資が進出しやすい環境整備が考えられます。公用語として英語を使用していることなどから、アメリカを始めとする企業が参入しやすい。(中略)
大学等では通信事業の専門分野を重視。その結果、多くの技術者を育成し高い労働力を提供できるようになりました。また、アイルランドは出生率も高く人口構成も若い年齢層が多いため、労働供給に関しても問題のない状況が続いています。

その上、通信事業を始めとした規制緩和が進んでおり、労働市場の柔軟性が高いです。外資系の企業にとって活動しやすい自由度の高さが労働生産性の高さにつながっています。

https://web.all-in.xyz/upgrade/labor-productivity-rank/#outline_1

要は、英語が公用語で、情報通信産業に従事する若年層労働者の多さが、生産性を押し上げているということらしいです。

日本と、逆の傾向だ…。

逆に労働時間が長くて、生産性が低いのは韓国
それでも、日本よりも今や韓国のほうが生産性が上なんですよね。

なぜ、なぜなんだ。

ではそもそも”生産性”って何を指すのかしらん?

日本生産性本部の記事によると、

定義的にいえば、
生産性=アウトプット(生産量や付加価値額などの成果)/インプット(働く人数や時間、各種の設備など)
として表され、例えば1時間働いたときに生み出される付加価値額(=労働生産性)などとして指標化される。

https://toyokeizai.net/articles/-/622627?page=2

近年の日本では、労働効率の改善努力はなされているとのこと。

ただし、この生産性は”物的”な労働生産性を示しているため、
国際比較の指標となる”付加価値”労働生産性を向上させるには、付加価値となる部分、具体的には”価格”を上げることが必要なのだそうです。

詳細は以下の記事の図表にて。

昨今原材料高、資源高で物価は上がってますが、原価高騰を反映したに過ぎず、”付加価値”が向上しているわけではないということか。
もっと強気なプライシングでいいということなのか。

これ以上はワタシの頭ではアイデアありません…。

国際比較については、指標が何を示しているかをしっかり把握する必要があると思いますが、

日本人は、国際的にみて長時間労働してはいない

これについては間違いないようです。

認識が改まりにくいのは、誰もが”無駄な仕事をいっぱいしている”気がするからなのかもしれませんね…。


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