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photographerとしてのきっかけを作ってくれたのは、京都のあのバンドのドラマーだった!?

photographer の @shohnophoto です。(しょうで大丈夫です。)

軽く自己紹介をしておくと、大阪を拠点にバンド・アーティストを中心に撮影しているカメラマンの者です。よく撮影をさせて頂いてるバンドで言えば、神戸の宵待、京都のULTRA CUBというバンドが最近は中心ですね。

今回は自分が「カメラ」というものを手に取ったきっかけを話していきます。
よく考えると、この話は仲の良い友達にも話したことがないな。。

時系列順で話していくと、2017年4月14日のこと。
この日は梅田シャングリラで、DADARAYとjizueの対バンライブ。DADARAYはゲス極のベースを担当している休日課長がいるバンドで、jizueは京都のインストバンド。僕はDADARAYを目当てに行ったのですが、その当時はjizueというバンドの名前すら知らなかったです。それもあり、ライブ当日になって「jizueというバンドがいるのか、どんなバンドなんだろうな~」と少し楽しみ半分で先輩と二人で会場に向かっていました。

開演時間になって最初に出てきたのがjizue。
ライブハウスやフェスにも足を運んで色んなライブを見てきましたが、色んな意味で衝撃だったのが、このライブでした。jizueというバンドはインストバンドなのでボーカルがいません。当然、人の声や歌詞もないので、バンドが創り出す音こそが ”声” という捉え方もできます。なぜこれが衝撃のライブだったかと言うと3つ理由があります。

① 当時の僕はインストバンドを聞く習慣がなかった。
② jizueというバンドの名前すら知らなかった。
③ jizueのライブが凄すぎて、本命であるDADARAYのライブの記憶が一切ない。

よく”前のバンドに喰われる。”という表現がありますが、まさにこのライブはそうだったと思います。完璧にDADARAYが喰われてました。。
とにかく演奏面の技術の高さに驚かされました。
そして、このjizueのドラマーであったのが、「粉川心 (こかわしん)」という方です。

※ちなみに今は脱退され、個人でドラマーとして全国を飛び回って演奏されています。

僕はこの当時、大学生で軽音サークルに所属し、ドラムを頑張ってました。なのでライブを観に行くと、ついついドラマーに目がいってしまいます。粉川さんは緩急がめちゃくちゃ上手く、音のダイナミクスも広く、人間味あふれるドラムを叩く印象なのですが、このライブは彼に一点集中でしたね。

一緒に行っていた先輩もjizueというバンドの名前すら知らなかったのですが、ライブ直後に「やべ~!上手すぎじゃね ?!」と興奮してました笑。

帰りの電車でjizueのことを調べていると、フジロックとか出てるじゃん!とわかり、すごいバンドなんだなということが分かりました。そして、僕はドラマーの粉川さんと話してみたいと思い、粉川さんのことを調べていると、京都の西院でドラムの個人レッスンをされていることが判明。粉川さんに一目惚れだった自分は迷わず体験レッスンの申し込みをしました。ようやくその年の6月に粉川さんとお会いでき、ドラムのことなどを話したりしました。単純に西院まで場所が遠かったのが原因で、そこで一旦、粉川さんとはやりとりが終わってしまいました。

そこから僕はjizueの虜になり、2018年8月24日にはtoeとjizueの対バンライブが東京の渋谷クラブクアトロで行われるということで、大阪から東京までわざわざ観に行き、2019年10月19日には、京都で行われた京都市音響楽団とjizueのコラボライブ(※これが粉川さんの脱退ライブ)にも足を運びました。どのライブを思い返してもその時の描写が思い浮かんでくるので、とても思い出深いバンドになってます。

そしてここからがとても重要。

少し時系列が乱れますが、2019年の6月頃に粉川さんのインスタを見ていると、ある投稿を発見。簡潔に言うと、「メイン機材をまとめて売ります。」という内容でした。

そうなんです、粉川さんはドラマーである傍ら、写真家としても活動されているんです。この頃の自分は、新しい飲食店を開拓したり、食べ歩きがとても好きで、食べ物を撮りたいな~と思い、ちょうどカメラが欲しい!と思っていた頃だったので、粉川さんに連絡を取り、結果的にカメラを譲りに受けることになりました。

ここから自分のphotographerとしての活動は始まっていき、2021年11月06日には、ボロフェスタでjizueの撮影担当を任せてもらえることになりました。粉川さんはもう脱退していましたが、カメラを始めるきっかけを作ってくれたバンドを撮影させて頂けたのは、とても感慨深かったです。立ち位置がお客さんからカメラマンに変わっているところを考えると、なんだか不思議でもありました。撮影する直前の自分は「俺ってほんまに今からjizueを撮影するんか。。?」っていう感情でしたし笑。

お客さんで見に行く=自分の好きなバンド。なのでこれからもそういう経験はしていくだろうし、できたら本望ですね。

最後まで読んでくれてありがとう!
結構書いたので今回は、ここらへんで。
また見て下さい。




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