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あなたの健康を維持するのも病気になるのもあなた次第

【身体が丈夫】これは、いったい何を指しているのでしょうか?

病気にならないことが丈夫なのでしょうか?

寝ずに働けることが丈夫な目安になっているのでしょうか?

快食、快眠、快便という言葉が健康を指す目安のように感じるかもしれませんが、最も身体が丈夫なことを表している言葉をご紹介していこうと思います。



肝腎要

肝臓と腎臓が身体の要。西洋医学の考えしか持たない人には意味不明な言葉に聞こえるかもしれません。

しかし、中医学で診ていくと、まっとうな話になります。肝臓は筋肉を表し、腎臓は骨を表すと考えています。

骨がもろければ血液を作ることができないですし、身体を支えたり移動することができません。

そして、筋肉が伸び縮みすることで骨に刺激が入って初めて骨髄から血液が生まれ、筋肉が伸び縮みすることで骨が移動することで、私たちはたくさんの運動や移動をすることができるのです。

もちろん、内臓のほとんども筋肉と同じような細胞で作られています。しかも、内臓の機能は、筋肉が流し続けている血液によって働き続けることができているわけです。

要するに、筋肉と骨のどちらの力も失われてしまうと人間として生きることができなくなるわけです。


肝心要

肝臓と心臓が身体の要。肝臓は感情を表し、心臓は神経を表している臓器といわれています。

人は感情によって身体の使い方が決まってきます。子供の動きを見ているとわかると思いますが、楽しい時とうれしい時は見ればわかります。

悲しい時と恐れているときもわかります。感情と筋肉が連動していることに気づけるいい目安になります。

感情も筋肉も肝臓が表しているものですので、それだけ重要な目安といえます。

次に、どこに焦点を絞って生きていくか?を表す神経についてです。人それぞれ何かを目的にして生きています。

だからこそ、仕事に集中したり、恋愛に集中したり、アイドルやゲームに集中したり、食べ物や旅行に集中したりと、それぞれの生き方の目安があります。

逆にその目的意識が欠けていると、夢遊病のようにボーっと生きてしまったり、他人依存になり自分で物事を決められなくなります。

それだけ心臓の力が生き方に反映されてしまうのです。


どちらも死に直結

肝腎要も肝心要も死に直結することが理解できるでしょうか?冷静に考えてみてください。

筋肉と骨のない人間は存在できると思いますか?感情と神経が働かない人間に魅力は感じるでしょうか?

食事からひも解くとより理解できると思います。

食事の主力は、たんぱく質と炭水化物です。たんぱく質は筋肉の栄養素。炭水化物は運動エネルギーです。

これらを中心に食事を取っている以上、【動く】ということを日課にせざるを得ないわけです。

しかし、文化として動かなくていい社会を構築しています。ところが、グルメ番組を見ていても、基本的には、たんぱく質か炭水化物が食事の代名詞になっています。

それに引き換え、ベジタリアンのように野菜が基本の人たちもいます。その結果、感情や神経を使う人たちにとってはありがたい食事内容といえます。

それなのに、このような食事をしている人ほど健康のために運動しようとしてしまうものです。

運動するための栄養素を取り入れていない人が運動したらどうなるでしょうか?良くて長く続く筋肉痛、悪いと大けがをしてなかなか治らずに苦しむわけです。

当然、筋肉や骨を怪我したときに治す栄養素はたんぱく質が中心でないとなりません。

そうしないと筋繊維を修復することはできません。骨の修復にはたんぱく質以外でも必要な栄養素はとれますが、筋肉が動かないと、骨を再生する血液は流れてきません。

内臓も同じことです。安静にしていても治りようがないのです。

肝腎要と肝心要の意味を知り、必要な栄養素と活動ができているかを考えていきましょう。


まとめ

肝腎要は肉体を、肝心要は精神を表しています。その力を維持成長させるために、睡眠と食事があります。

これが健康三原則です。このバランスが崩れれば病気になり、バランスを整えれば症状を改善することができます。

それほど重要な内容が肝腎要と肝心要には含まれています。

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