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SEOスペシャリスト

こんにちは!ガースーです!僕は新卒でみんなのマーケット株式会社に入社して以来、一貫してくらしのマーケットのSEOを担当してきました。あなたは、データベース型サイトのSEOに興味はありますか?僕はSEOの中でも、特にデータベース型サイトのSEOが好きなんです。

僕はこれまでに、大量の記事を発注したり、構造化データを活用してGoogleの検索結果にレビュー数を表示してみたり、robots.txtでクロールブロックをしたりと様々な施策に取り組んできました。

今まさにこのSEOスペシャリストの記事を読んでいるあなたに、くらしのマーケットのSEOをお任せしたいです。

このSEOスペシャリストのポジションは、くらしのマーケットを暮らしに関わるサービスを扱うインターネット商店街として、さらに成長させるために非常に重要な役割を担っています。広告の運用やテレビCMのような華やかさはありませんが、地道に積み上げていく楽しさが味わえるポジションだと思っています。


仕事の大義

くらしのマーケットのSEOは、「自然検索経由の売上が上がった!うれしい!」という事業成長的なやりがいだけではありません。実際に使っている出店者の生の声を聞ける点もやりがいの一つです。

出店者さんの口から「自分のペースで働けるようになりました」、「仕事用の車両を新調できました」、「家族をディズニーに連れていけました」など出店者さんの働き方や事業、生活が変わったという話をコンサルタントやくらしのマーケットアワードを通して聴くことができます。もちろん集客はSEOだけでなく、テレビCMやオンライン広告など様々な手法で行っていますが、くらしのマーケットの集客の一翼を担えていることに価値があると思っています。

出店者さんがここまで喜んでくれるって最初は想像してなかったんですよ。今思うとビジネスモデル的にはそりゃそうだよねって感じではあるんですけどね。

得られるスキル・経験

SEOスペシャリストのポジションでは、大きく分けて、以下のような経験やスキルが得られると思います。

  • データベース型サイトのSEOのスキル

  • プロダクトに関わる改善経験

データベース型サイトのSEOスキル・経験

くらしのマーケットは、暮らしに関わるサービスに特化したオンラインマーケットプレイスです。予約できるカテゴリがどんどん増えていることもあり、その都度大量のページが生成されます。どのページにクローラーを優先的に回すか、どのページは読ませないかなど、1ページ単位での対応ではなく、サイト全体としてどうすべきかをテクニカルSEOの観点から分析から実行をする必要があります。この役割を通じて、データベース型サイトのSEOに加え、中〜大規模サイトのSEOをリードする他にない経験ができます。

プロダクトの改善経験

昨今のユーザー体験を重視する流れもあり、テクニカルSEOやターゲットキーワードの選定をしているだけでは、SEOスペシャリストとしては不十分です。ユーザー体験を良くするために、プロダクトの改善にどんどん踏み込んでいくことがこれからのSEOスペシャリストには求められます。こうしたほうがユーザー体験が良くなるんじゃないか?そう思ったときはどんどん踏み込んでいくことのできる環境が当社にはあるため、プロダクト改善の経験やスキルを取得することができます
カテゴリ数は多岐にわたるため、カテゴリごとに検索意図はバラバラです。その検索のニーズを捉えたカテゴリごとの改善やPLPの調整も経験できる点は魅力的です。

仕事を進めていく上で困難な点

SEOの知識だけでなく、くらしのマーケットのプロダクト理解が重要になるため、自分から情報をキャッチアップする必要があります。また、施策の推進のために関わる部署も多くなるため、積極的にコミュニケーションを取っていくことが求められます。社内のことだけでなく、世の中のSEOのトレンドやWebサービスのトレンドなど外部の情報にも目を向ける必要があります。探究心があり、必要な情報を自ら集めていくことが楽しいと感じ、行動できる人でないと難しい環境かもしれません。

さらに、これが一番困難かもしれないと思えるところも、正直にお伝えします。それは、これからくらしのマーケットでSEOを担当するには、施策をひねり出す必要があることです。(マジで困ってます)
これまで、その時々のトレンドに合わせてキーワードの含有量の調整やコンテンツを盛々にしたページの作成、コンテンツの統合・構造の整理、構造化データの活用、内部リンクの調整、被リンク施策、クローラーの制御など様々な施策を一通り行ってきました。その影響で施策が枯渇しています。どうかこの困難を一緒に乗り越えてくれる方を見つけたいと思っています。

スキルに少し不安があっても、主体的に熱意を持ってチャレンジしたい方はぜひ応募してみてください。

出社をすれば会えるにゃ

困難を乗り越えるために組織として取り組んでいくこと

プロダクト理解に必要なドキュメントは社内に蓄積されています。また、日頃から更新をする文化でもあるため、最新のプロダクトの状態把握はしやすい環境です。
また、オフィスに出社しているメンバーの中には、CTOやプロダクトマネージャー、エンジニアなど、開発に関わるメンバーからマーケティング本部のメンバーがいます。そうしたメンバーと直接話すことで、ドキュメントの情報だけでなく、今ある機能ができた背景や、今後行うマーケティング施策の狙いなどを、より深く理解することができます。
そして、地味に大きなポイントとして、組織全体がSEOへの理解はかなり示してくれています。SEO担当者の視点では、これ以上ないほどありがたい環境です。SEOのセミナーやイベントでよく耳にする、経営層にSEOの重要性を理解してもらえないときにどうしているのか?」のような、SEOと関係のない悩みで苦労したことはこれまでありません。きっと今後もこの悩みを持つことはないでしょう。

これまでのSEO施策の事例

施策をひねり出さないといけないとお伝えしましたが、くらしのマーケットでこれまでどのような施策を行ってきたか、具体的な施策について少しご紹介します。

害虫駆除カテゴリの構造整理

以下の画像のように蜂の巣駆除やゴキブリ駆除のようなカテゴリの階層を1つ下げ、害虫駆除の中に内包されるように変更をしました。

構造整理のビフォーアフター

これにより「害虫駆除」というキーワードをターゲットとしたページが作成されます。適切なランディングページが用意されていることとで、検索体験も良くなり、検索順位も良くなるという狙いがありました。
結果として、「害虫駆除」、「〇〇エリア×害虫駆除」のキーワードで上位表示されるようになり、自然検索からの流入がじわじわと上がり、実装当時に比べ約2倍ほどになりました。

構造化データの活用で検索結果にレビュー数を表示

くらしのマーケットは、都道府県や市区町村とカテゴリの掛け合わせによるSEOにかなり強みを持っています。事業としても重要なキーワードの掛け合わせになり、この「〇〇エリア×カテゴリ」からの流入を強化するために、Local Businessの構造化データを使いレビュー数の表示と平均価格の表示をしています。

Local Businessの構造化データを活用したSERPs

これにより、SERPsでの専有面積を広げられる視覚的な効果に加え、CTRも平均5.4%と言われている中で、くらしのマーケットは平均18~20%になっています。競合に同様の策を講じられたとしても、くらしのマーケットは、口コミの数が圧倒的なため、同質化戦略をされても問題ありません。
※平均CTRは Google Organic SERP CTR Curve を参考に算出しています。

robots.txtによるクローラーの制御

くらしのマーケットのサイト規模は、中規模から大規模サイトに位置します。この規模になると、クロールバジェットにも意識を向ける必要が出てきます。「重要なページがクロールされているのか?」、「クロールされたがインデックスされていないページはどのようなページなのか?」を確認し、クロールの対象にするかどうかを判断し制御しています。

くらしのマーケットの一部ページ群が、クロール済みインデックス未登録のステータスになっていたため、これらページ群をrobots.txtでブロックをしました。

これにより、該当ページ群を「クロール済み・インデックス未登録」、「検出・インデックス未登録」ステータスから消すことに繋がりました。結果として、主要なサービスへのクロールが回りやすい状態となり、リリース間もないカテゴリでも2週間もあればインデックスされる状態になりました。

「AI」や「LLM」との付き合い方

少しだけ語らせてください。昨今、「AI」や「LLM」の話題をよく目にすると思います。SEOと絡めても、いかにして「それっぽいコンテンツを自動で作成するか」が議論の中心に感じますし、プロダクトに取り込んだとしても「AIを活用してる風に見せるか」に偏っている印象を受けています。
それっぽいコンテンツは近い将来Googleの対処を受けるだけですし、AIっぽく見せて、データベース検索としてしか活用できていないのは論外だと思ってます。

今後は、SEOの文脈だけでなく、LLMの本質的な価値を理解して、自社のプロダクトに取り込んでいくことが重要だと考えています。例えば、家のリフォームの見積もりでは、医療診断と近しく、複雑な判断や推論が必要で、個別のケースごとに例外が必ずと言っていいほど存在します。直接的な回答が求められるLLMとは根本的に相性が悪いです。逆に「水回りのハウスクリーニング」であれば、価格表が明確であるため、わざわざLLMを用いる必要はありません。では、当社では、どのようにLLMを活用しているのか…っと、この先は企業秘密です。当社のみが保有している情報を使った、革新的な取り組みを進めています。「AI」や「LLM」といったバズワードに過度な期待を寄せて捕らぬ狸の皮算用をしたり、「LLMの時代が来たら、検索エンジンは終了だ!」と騒いで方向性を見誤るのではなく、新しい技術の本質的な価値を見極めて、着実に自社のプロダクト改善を進めていくというのが当社のスタンスです。

それっぽくLLMを使う道に進むか、正しくLLMをプロダクトに取り込んで突き抜ける道に進むかは、まさにあなた次第です。

寝ても覚めてもLLMな時代ですにゃぁ

給与について

給与は通常、ご本人の現年収に基づき同等額からのスタートとなります。ただし、面接やワークサンプルテストで特に優れた能力が見られた場合は、その評価に基づき現年収以上のオファーを検討することもあります。

また、入社後は、定期的な成果評価を通じて給与の見直しを行い、社員の成長と努力が適切に評価されるよう努めています。

出社について

このSEOスペシャリストのポジションは、オフィスでの勤務が必要になります。事業会社でSEOを担当するにあたっては、より深くプロダクトを理解することと、様々な職種のメンバーとコミュニケーションを取ることが必要だと考えています。また、オフィス内で行われている会話に耳を傾けることで、キャンペーンや新しいプロダクトにSEOのエッセンスを注入していくこともできます。

と、ここまで、話してきてアレですが、僕はくらしのマーケットを辞めているんですけどね(笑)

子会社には所属しているので、くらしのマーケットのオフィスには出社しています!オフィスにいるのでこれまでのくらしのマーケットのSEOの話だったり、プロダクトのことだったり、この施策はどうかな?みたいなときに話せるので安心してください!

この記事を読んでいるそこのあなた。くらしのマーケットのSEOをお願いします!SEOについて語らいましょう!ご応募、お待ちしています!

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