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Vol3. イギリス滞在記〜ロンドン街歩きログ−7年越しのTate Britainへ

もう5月に入りましたが、ロンドンは相変わらず肌寒い霧や雨の日が続いております。一体いつになったら春がやってくるんだと待ち遠しい毎日です。

さて、まだ私はイギリスに来てロンドンから出たことがないのですが、それでも街歩きをしていて飽きることはありません。

そこで今回は街歩きログとしてここに残しておきたいと思います♪
曇天で写真は全て暗〜い感じですが悪しからず。



Piccadilly circusからスタート

今回はロンドンの中心部であるピカデリー・サーカス駅で下車しブラブラすることにしました。この周辺はやはりいつ行っても賑わっていてエネルギーに溢れる場所です。ミュージカルの劇場もたくさんあるので、煌びやかな街を楽しむことができます。


イギリス発の人気者(銅像)が集まる公園

Piccadilly Circusからほど近いところに、イギリス発のエンタテインメント界の人気者の銅像が集まる公園があります。その名も「Leicester Square(レクタースクエア)」。

どんな人気者の銅像や彫刻があるかというと、まずセンターにおわせられますのはシェイクスピアさんです。もちろんイギリスといえばこの人の戯曲ですよね。


そして続いては現代イギリスで生まれた超人気のお方といえば、ハリー・ポッターですよね。ダニエル・ラドクリフくんに似せたお顔のハリーがこちらで箒に乗って飛んでいらっしゃいます。


あとは写真を撮るのを忘れてしまったのですが、今やくまのプーさんと並んで人気者となった同じクマのキャラクター・パディントンもいました。みなさんベンチに座っているパディントンと一緒に写真を撮っていました。

他にはメリーポピンズの銅像もありました。新旧イギリスエンタメ界の人気者が大集合している面白い公園でした。

ちなみに私はランチを外で食べるのが高くつくので、家でサンドイッチを作ってこの公園でベンチに座って食べてピクニック気分を味わいました。

修学旅行か遠足できた中学生男子たちが座るベンチの隣で一人サンドイッチを貪り食う女・・・ロンドンでは全くおかしくありません。ましてや、座ってゆっくりランチを取る人が少ないのか、よく人々が道端で唐突にサンドイッチを食べ始める様子を何度も見たことがあります(笑)。

他人が何をしていてもお構いなしなところは日本と違って生きやすいところかもしれませんね。

かわいい雑貨も扱う本屋さんWaterstonesへ

Waterstonesとはイギリスの大手本屋さんで、あちこちに店舗がありますがピカデリーサーカスの店舗は4階か5階建てくらいの大型店です。

『レ・ミゼラブル』や『遥か群衆を離れて』などの文学小説がスタイリッシュな新装版で並んでいるコーナーがありました。

日本にもこういうのありますよね。夏目漱石や芥川龍之介などの小説がちょっとおしゃれなカバーがついて販売されているようなやつ。どこの世界でもベストセラー小説は愛され続けているのですね。

Waterstonesは本だけではありません。雑貨も大変魅力的でお土産にもぴったりな一品が見つかるはず。ウィリアムモリスの柄があしらわれたグッズもありました。イギリスらしくてとっても可愛いです。

霧の中ハイド・パークを歩く

あいにくの天気でしたが、バッキンガム宮殿のそばにある公園「ハイド・パーク」には花が咲き誇っていました。全然晴れないけどやっぱり春になれば花はこんなに咲くのね、と感動。

都会のど真ん中にこんな緑豊かな公園があるのはロンドンの良いところです。リスもいますし水鳥たちもたくさん集まっていて、都会にいながら動物と共存していることを思い出させてくれます。

めちゃくちゃ歩いて最終目的地Tate Britainへ到着

そして、ついに今回の目的地「Tate Britain(テート・ブリテン)」に到着しました。ここは私のお気に入りの美術館です。

昔、ロンドンに旅行で来たときにもここを訪れました。もう7年も前のことです。実は、このときのTate Britainの絵画との出会いが私をアートの世界に引き摺り込みました。

7年前に書いた旅日記を見返すと、「座りながら絵を見ているとまるで自分がそこにいるかの感覚に陥る。ふしぎ。今までこんな経験はしたことなかったのに。またあの作品たちに会いに行きたい」と綴っていました。

その ”会いたかった作品” の一部がこちらです。

The Lady of Shallot  by John William Waterhouse
Ophelia by John Everett Millais


瑞々しく美しい女性たちの絵。7年の時を経て見返してもやはり色褪せない魅力を感じました。

ただ、今回あまり時間がなかったので椅子に座って ”作品と対峙する時間” が取れませんでした。

それもそのはず、実はこの絵画たちを見る前に偶然入った展示室にあったターナーの作品群に足を止めてしまったためです。光の表現が素晴らしく、思わず見惚れてしまいました。

War. The Exile and the Rock Limpet
Fishermen at Sea


Tate Britainにはターナーの作品がたくさん展示されています。日本だったらこの作品群で「ターナー展」と題して3000円くらいの入場料を取られそうなところ、Tate Britainはイギリスの多くの美術館がそうであるように入場料無料です。アート好きにとっては毎日でも来たくなる場所です。


ターナーの作品以外にも興味深い絵画がてんこ盛りのTate Britain。こりゃ数時間で見切れる量じゃないわと諦め、もっと時間をたっぷり取れるときに来ることを決意して退散することにしました。私は一体何回ここに行くつもりでしょうか(笑)。

同じ絵画を多く扱う美術館で言うとロンドン中心部のトラファルガースクエアにあるナショナルギャラリーも必見です。有名な作品がたくさん置いてあります。

ですが、Tate Britainにも良質な作品がたくさん展示されています。少しロンドンの中心街から離れていることから観光客の姿は少なめで、ゆっくりアートの世界に浸ることができるので私はお気に入りです。

みなさん、ロンドンを訪れた際はぜひTate Britainにも行ってみてください。


ここまでお読みいただきありがとうございました。
ナショナルギャラリーにも行ってきたのでこちらもよろしければどうぞ!


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