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秋田県立博物館「大こうぶつ展 鉱物を楽しむ5つのメニュー」をもっと楽しめる!おすすめ本5選

秋田県立博物館で開催中の企画展「大こうぶつ展 鉱物を楽しむ5つのメニュー(2023年11月23日~2024年4月7日)」をもっと楽しめる!
秋田県民歌に「地下なる鉱脈 無限の宝庫」とうたわれたように、かつて日本有数の鉱山県であった秋田県。
本企画展では秋田県立博物館が収蔵する県内鉱山産の鉱物標本、そして世界の鉱物の優品も多数展示し、鉱物の魅力をいろいろな切り口から紹介します。
特別展の前後に読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します!

本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!
①   愛蔵版 楽しい鉱物図鑑 (草思社)堀秀道 著・門馬綱一 監修
②   鉱物大図鑑 (Newton大図鑑シリーズ) 松原 聰 監修
③   大人のフィールド図鑑 自分で探せる 美しい石 図鑑&採集ガイド (実業之日本社)円城寺 守 著
④   日本の石ころ標本箱 川原・海辺・山の石ころ採集ポイントがわかる (誠文堂新光社)渡辺 一夫 著
⑤   口語訳 雲根志【普及版】(雄山閣) 木内石亭 著 横江孚彦 訳

①   愛蔵版 楽しい鉱物図鑑 (草思社)堀秀道 著・門馬綱一 監修

https://www.soshisha.com/book_search/detail/1_2430.html
著者名:堀秀道 著・門馬綱一 監修
出版社名:草思社
定価:13,200円 (本体12,000円+税)
B5判:431ページ
【30年以上愛される名著。鉱物図鑑の金字塔が鮮やかによみがえる!】
『楽しい鉱物図鑑(1巻・2巻)』といえば、1992年の1巻刊行以来、押しも押されもせぬ鉱物図鑑の名著です。
子どもの頃、この本で鉱物の美しさを知った読者も多いはず。
1巻・2巻を1冊にまとめ、判型も大きくなった「愛蔵合本版」が2019年に刊行されました。
鉱物標本の画像はすべて原書に使用されたフィルムを高解像度でスキャニング。原書以上の美しさと再現度で、鉱物の色味や表情を余すところなく魅せてくれます。
また新たに発見された鉱物やグループの再編など、初版刊行後に科学的な情報が更新された部分は、門馬綱一先生(国立科学博物館研究主幹。なんと中学時代から堀先生の教えを受けていたお弟子さんだとか!)の監修により、細部情報までアップデート。
ただの復刻版でしょ?なんて見過ごしたら、後悔すること間違いなし。鉱物好きなら絶対持っておきたい、一生モノの1冊です。(CUMAGUS編集部)

②   鉱物大図鑑 (Newton大図鑑シリーズ) 松原 聰 監修

https://www.newtonpress.co.jp/book/Daizukan/220620-Mineralzukan.html
著者名:松原 聰 監修
出版社名:ニュートンプレス
定価:3,300円 (本体3,000円+税)
B5判:208ページ
【科学雑誌・ニュートンの本格図鑑!鉱物の素朴なギモン、解決します。】
本書は,単に鉱物の種類を紹介する本ではありません。
鉱物の種類や名前のつけ方のルール,鉱物がどこから,どのように生まれてくるかなど,「これが知りたかった」という鉱物のあれこれをぎゅっと詰めこんだ一冊です。
「鉱物」と「岩石」は何がちがうのか。「石 」と「水晶」と「クリスタル」は同じものなのか,など,なんとなくもやもやしたままにしている知識はありませんか?
本書は,そうした「知っているけれどあいまい」な情報が,すっきりわかるようになります。
たとえば宝石では,「赤いルビーと,青いサファイアは同じ鉱物」というのはご存知の方が多いかと思います。どちらも「コランダム」という鉱物です。
鉄やチタンを含んだものは青く,クロムを含んだものは赤く見えます。
なぜその色に見えるのかなど,色や形のちがい,化学組成によるちがいを楽しく眺めながら理解していけます。
(ニュートンプレスHPより)

③大人のフィールド図鑑 自分で探せる 美しい石 図鑑&採集ガイド (実業之日本社)円城寺 守 著

https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-33775-3
著者名:円城寺 守 著
出版社名:実業之日本社
定価:1,760円 (本体1,600円+税)
A5判:160ページ
【身近なところで見られる岩石・鉱物を大紹介。博物館のつぎは外に行こう!】
全国各地の観察場所もわかる、美しい写真と解説が満載の大人のフィールド図鑑。便利なマップ付きで、採集のしかた、石のクリーニングや標本のつくりかたなど実践面についても充実しています。
「大こうぶつ展」で子どもが石にハマったら、一緒にこの本を読んで宝探しへ!(CUMAGUS編集部)

④日本の石ころ標本箱 川原・海辺・山の石ころ採集ポイントがわかる (誠文堂新光社)渡辺 一夫 著


https://www.seibundo-shinkosha.net/book/science/19206/
著者名:渡辺 一夫 著
出版社名:誠文堂新光社
定価:1,980円 (本体1,800円+税)
A5判:207ページ
【「石ころ」にだって名前がある! 日本全国、石ころ図鑑の決定版。】
日本全国で拾うことができる石ころ図鑑の決定版。
北海道から沖縄まで、川原、海辺、山で拾える石ころを紹介します。
採集場所をピンポイントで紹介しているので、お目当ての石ころに必ず出会うことができ、難しい石ころの同定がしやすくなっています。
採集ポイントを示す地図、その周辺で拾うことができる石ころを標本箱のように見せています。
石ころの特徴や生成、地質のことなど、石ころにまつわる楽しい薀蓄も盛りだくさんです。(誠文堂新光社HPより)

⑤口語訳 雲根志【普及版】(雄山閣) 木内石亭 著 横江孚彦 訳

https://www.yuzankaku.co.jp/products/detail.php?product_id=8850
著者名:木内石亭 著 横江孚彦 訳
出版社名:雄山閣
定価:6,600円 (本体6,000円+税)
A5判:512ページ
【石コレクターが綴った、ふしぎな石の世界】
江戸時代屈指の石コレクター、木内石亭。彼が生涯をかけて収集した“奇石”はなんと2000種以上!
その産地や性質、伝説やエピソードを綴った本がこの「雲根誌」です。
収録された“奇石”は化石や鉱物だけでなく、石器や勾玉などの考古資料も含まれており、石亭は日本の考古学・鉱物学・化石学・博物学の先駆者とも言われています。
伝説や不思議ないわれのある石、きれいな石、めずらしい石、役に立つ石……石好きなら一度は読んでみたい「雲根志」のふしぎな世界を、口語訳で読めるのはこの本のみ。長らく品切れ、古書でも高値を付けていましたが、2022年に普及版として復刊されています。(CUMAGUS編集部)
 
目で見て楽しい、読んで楽しい。企画展とあわせてもっと鉱物好きになれそうな5冊、いかがでしたか?
企画展「大こうぶつ展 鉱物を楽しむ5つのメニュー」は、11月23日~4月7日まで開催です。

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