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アンペルマンを知ってますか

今回は写真中心の簡単な投稿。

さて、下の写真はエコバッグ。この真ん中にデザインされている緑色の歩いている人は「アンペルマン」と呼ばれるキャラクター。

このキャラクターをみなさんご存じでしょうか。

キャラクターという表現が適しているのか分からないけど・・・、この人は、今はもう存在していない社会主義国家の「東ドイツ」の中で使われていた歩行者用信号機で「青信号」を表すための表示だった。

信号機はこちら。 ↓

シルクハットのような帽子をかぶっていて、ちょっとふっくらしている容姿が愛らしい。そして歩く姿には躍動感さえ感じさせる。

青信号があるということは、もちろん赤信号も。 ↓

こちらの人は、全身で通せんぼしてやる、という気概すら感じさせる。

ちなみに日本の歩行者用赤信号って、どんなデザインか思い出せますか?僕は意外と明確に思い出せなくて、検索してみたら、赤の背景にクリーム色の人が突っ立っているデザインが主流だった。もうちょっと絵ごころのある人がデザインしても良かったのでは。。。

アンペルマンに話を戻すと、先ほどのエコバッグの逆側には赤の通せんぼアンペルマンが。 ↓

このエコバッグは45cm×45cmくらいと結構大きい。そしてドイツ製らしくめっちゃ頑丈で、今でも重宝している。

前述のとおり、東ドイツではアンペルマンの信号機が使われていた。そして1989年にベルリンの壁が崩壊して、東西ドイツが統合し現在のドイツに。実質的には東ドイツが西ドイツに吸収される形になったので、それに伴って東ドイツのアンペルマンの信号機も、どんどん姿を消していったらしい。

そんな流れで、絶滅の危機に瀕したアンペルマン。

でも、次々に東ドイツの文化が消されていく世の趨勢に、ベルリン市民立ち向かった。ベルリンを中心にアンペルマン復活の運動が起こり、その運動が実を結んで、現在ドイツではベルリンをはじめ都市によってはアンペルマンを目にすることができる。

旧東ドイツの生活を垣間見たい方はこちらを。↓

by 世界の人に聞いてみた

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