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餃子のルーツを学ぶvol6 日本と中国の餃子文化の差はなぜ生まれたのか

こんにちは。学ぶ餃子vol6です。

今回のお題は、

日本と中国の餃子文化の差はなぜ生まれたのか

についてです。
それでは、ノートを机にペンは手元に、準備はいいですか?🥟

そもそも餃子は中国発祥の食べ物で、日本では特に戦後から広く食されるようになりました。そして日本人にとって餃子といえば「焼き餃子」、一方で中国では水餃子が一般的です。

日本人は中国人が「なぜ水餃子を食べるのか」理解できず、中国人は「日本人はなぜ餃子を焼いてしまうのか」理解できないのだという。
中国人にとっての餃子は水餃子のことで、食べきれずに残った水餃子を次の日に焼いて食べるのが、「鍋貼」つまり焼き餃子である。中国では餃子は主食であり、皮が厚くとてもモチモチしており、中の具だけでなく皮も非常に重視していると言えるだろう。一方の日本の焼き餃子について記事は、皮が薄くて、焼くとカリカリして、白米に合わせておかずとして食べる。

中華よもやま話 「餃子」日本と中国の違い

日本と中国では、餃子の食べ方も違えば餃子の捉え方、餃子の味の好みも異なっています。それでは、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?
考えていきます。

歴史的な背景から考える

日本の餃子は、もともと中国の餃子が日本に伝わった際に、日本独自の風味や調理方法が加わり、日本の食文化に適応して変化しました。
これにより、日本独自の餃子文化が形成された一方で、中国の餃子は、中国の歴史や伝統的な食文化に根ざしており、さまざまな地域や民族の影響を受けて発展しました。中国ではおよそ約1800年以上前から餃子が存在していたとされており、最初は薄く延ばした生地で具材を包んで焼くなどの方法が主流でした。また餃子は、中国の伝統的な春節の食べ物としても有名です。
一方、日本における餃子は、古代から中国との交流によって伝わったとされ、日本の食文化が独自の進化を遂げる中で、日本独自の餃子が生まれました。日本では、やや厚めの皮で具材を包むスタイルが一般的です。

地理的な要因から考える

日本と中国は地理的に隔てられた国々であり、地域ごとに異なる食材や調味料が使用されてきました。これにより、それぞれの国で異なる餃子のスタイルや味付けが生まれたらしいです。中国は広大な国であり、地域ごとに食文化や好みが異なり、餃子の種類や調理法が多様で、地域ごとに特色があります。例えば、北京ダックで有名な北京では、薄皮で具を包み、蒸すスタイルの餃子が一般的です。一方、四川省では辛い香辛料を使用した辣油餃子が人気です。そして日本の餃子も、地域ごとに微妙な違いがあります。例えば、北海道の餃子は鶏ガラスープで調理されることが多く、具材に海鮮が使われることもあります。それに対して、東京の餃子は一般的に豚肉を使用し、にんにくの風味が強い傾向があります。

食材の入手性と地域の気候から考える

食材の入手性や地域の気候も餃子の違いに影響を与えていると考えられます。中国では、小麦粉やキャベツ、ニラなどが豊富に栽培され、これらの材料が餃子の主要な具材として使用されます。一方、日本では米が主食であり、小麦粉の利用が比較的少ないため、日本の餃子は中国のものとは異なる特徴があります。また、気候の違いによっても料理の好みが変わることがあります。例えば、寒冷な地域では油っこい餃子が好まれることがある一方、暑い地域ではさっぱりとした餃子が人気かもしれません。

以上のように、日本と中国の餃子の違いはさまざまな理由によって生まれているようです。それぞれの地域の文化、歴史、食材の入手性、そして地域の気候が、餃子の特徴や調理方法に影響を与えていることがわかりましたね。またまだ仮設段階なので、皆さんもコメントで意見を共有してくださると嬉しいです☺️



きよみちゃん
21歳、女子大学生、文学部。東京都在住。 「くいれぽ餃子」編集部メンバー。 皮厚め・生姜味よりニンニク味が強い方がタイプ。猫舌のため、あっつあつの肉汁を包む餃子はちょっと敬遠してしまう。キンキンのハイボールで脂を蹴飛ばすまでが「餃子を食べる」ということである。ちなみに、春巻きも大好物。大学の空きコマに町中華を食べたり、Googleマップで調べた中華料理屋さんへ、休日足を運ぶこともしばしば。 餃子は私のソウルフードである。まさしくエネルギー源。🥟life with gyoza🥟


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