レンチー@自転車業

趣味から色んなご縁で自転車業を続けて40年経ちました。自転車業の中で25を超える仕事を…

レンチー@自転車業

趣味から色んなご縁で自転車業を続けて40年経ちました。自転車業の中で25を超える仕事を経験しました。これからも自転車のわからないことを追い続けます。

最近の記事

何故ヘルメット?/2007.09.23

ヘルメット着用が義務になりました。 現実のお話では正しくは「着用努力義務」。 この日記は自転車試乗会イベントでの話し。 参加者に試乗車を乗ってもらうのにヘルメット無し だった貴重な時代。 怖いですけど。 ここではヘルメットの大事さを 私の体験から何度も伝えています。 私がヘルメットをかぶるのは別に法律で 努力しろと言われているからではなく。 転倒してヘルメットが真っ二つに割れて以来 基本的にはヘルメットをかぶっています。 だから義務にしているのは自分にだけ。 だって私のか

    • 試乗タイム/2007.09.21

      みなさん、100万円で売っている自転車が無料で 乗れたら乗りますか? 乗ってみたくありませんか。 私なら乗ります。必ず。 クルマなら100万円台なら当たり前。 そこに1億円のクルマがあったら乗りますよね。 そんな感覚です。 今も開催されている試乗会の仕組みを お手伝いしていました。 1億円のクルマに乗る時、緊張しませんか。 しますよね。当然ですが。 実は自転車はそこまで違いがない乗り物。 10万円と100万円の自転車の違いは 値段を知っているからかな。 食べ物だってそうで

      • 乗り物という責任/2007.09.20

        2024年度はこの罰則がさらに強化されて自転車の 飲酒運転でもついに100万円の徴収がおこなわれるかも。 元々あった規則。 クルマと同じなんです。 でも「捕まらない伝説」がありました。 なぜならクルマでは当たり前におこなわれている 体内のアルコール量を調べるルールが無かった。 機械にブハーと息を吹きかける「呼気検査」です。 だからこそ酩酊状態はともかく、警察官も 「気をつけて」としか言えなかった。 ルールがあるにも関わらず。 周りにも 昨日は飲んで自転車帰ったよ 気を

        • ギア今昔物語/2007.09.19

          自転車のスプロケット(後輪に取付けられている歯)は その枚数が外装変速機使用の場合は外に出ているので 枚数が簡単に数えることが出来ます。 スポーツ自転車なら10枚前後。 実はここ10年くらいで枚数は増えていない。 自転車の世界では1970年代に テンスピードなるものが流行しました。 自転車をご存知ならお分かりになると思いますが 前側に2枚ギアがあり後ろに5枚あったので 組み合わせで10種類から選べました。 その後後ろのギアは6-7-8-9-10と 1枚ずつ増えていき今は12

        何故ヘルメット?/2007.09.23

          バイクパーク/2007.09.18

          遊べる場所。 当時は色んな意味で考えて自分が関わる スポーツの世界のことを色んな角度から考えて いました。 少し概念のような部分です。 アメリカでは野球場のことを「ボールパーク」と 呼ぶそうです。 バイクパークと少し違うのは集まる皆さんが 野球をするだけはなく野球を観る(観て楽しむ)が 含まれています。 これは自転車とは少し違うかな。 自転車は移動手段でもあるので一つの場所に 留まらずに遊べる。 それでも「安全に遊ぶ」は逆に難しい。 公道を利用しているとクルマの仲間だから

          バイクパーク/2007.09.18

          流行終焉/2007.09.16

          流行りとはいつかは終わるのです。 世の中の全ての事象は全て終わります。 ああ、流行ったと思ったらもう終わりの始まり。 人間は飽きるし学ぶから。 当時は日本国内ではピストレーサーという ジャンルが流行りました。 自転車に乗るには人間のカラダが接する 手、お尻に足があります。 つまりハンドル、サドル、ペダルがないと とっても乗りにくい。 約200年に発明された自転車には ペダルがありませんでした。 サドルに腰かけハンドルは腕を支えてたのに。 地面を蹴っていたんです。 ビックリ

          流行終焉/2007.09.16

          小さなプレスキット/2007.09.15

          当時はメディアの仕事をメインでやっていました。 自転車はほとんどが輸入品。 だからこそ情報を求めて海外に行かなくては いけなかった。 そんな時に活躍したのがUSBメモリー。 今でも時々机から出てきます。 1GBとか2GBくらい。 いまなら同じ大きさで1TB。 もしタイムシーンがあってあの時代の 自分に渡したら。 表示を疑うかな。 イヤ。恐らく認識できないかも。 このメモリーを無くすかもと心配していたのも 当時の懐かしさ。 今ならQRコードで専用サイトにログインして 情報を

          小さなプレスキット/2007.09.15

          無という無限の力/2007.09.14

          そこに存在しないものに無限を感じる。 私が書いたものにあえて15年以上経って 感じることがあります。 ブログがとても流行った時代。 もちろんSNSなんかほとんど無かった時代。 だからこそ細やかな主張もブログに記す。 あの時はちょうどそんな記録の中でふと 湧き上がった感情でした。 事実として無い内容をさも存在するかのように 記している行為について。 今はSNSがそれを加速させています。 うわさや都市伝説なんかはその域を 出なければ特に問題はないけど やっぱり「客観的な事実」

          無という無限の力/2007.09.14

          電子制御時代の杞憂/2007.09.11

          自転車に電子制御があるって知っている方は ほぼ、いやかなりのマニア。 クルマなら別に当たり前になっていますが スポーツ自転車では特に変速関係は当たり前に。 パソコンやスマートフォン(当時は携帯電話)は 雨天使用はほぼ無いので心配ないけど自転車に 雨に弱いと言われたら「使えない」のレッテル 貼られてしまいます。 もちろん杞憂はいりません。 自転車の部品ってテストはプールみたいな 実験場に投げ込みますので。 それで不具合でたら「使えない」だけです。 それと無線通信のデメリッ

          電子制御時代の杞憂/2007.09.11

          脱レースイメージ/2007.09.08

          脱レース。 当時は自転車レースにドーピングが大きな影を 落としていた時代。 他のスポーツよりも歴史は長く深いもの。 当時はそこからの脱却を図っていたんだな。 確かに今でもドーピング以外のスキャンダルで レースに関わる選手が糾弾されることは 少なくない。 もちろん、芸能人と呼ばれる職業も。 それに付随した商品とかサービスもその 一点だけで大きな大打撃を受けます。 商品やサービスに全く問題がなくても そのイメージと連想されて。 もちろんクライアントさんにもその知名度や イメー

          脱レースイメージ/2007.09.08

          高級レンタルサイクル/2007.09.06

          日本でもレンタサイクルやシェアサイクルが 世の中で認知が広まってきました。 それでもまだ移動手段として。 ヨーロッパだと高級スポーツ自転車も 既にかなり前からレンタサイクルされています。 それだけ需要があるかと。 スポーツ自転車の認知度と使用頻度が 日本と大きく違います。 日本だと自転車は移動手段。 距離も短め。 ヨーロッパはそもそもが自転車が 移動手段として捉えられていない。 クルマこそが移動手段だから。 日本もクルマです。 って言い張るかも知れないけれど 自転車の台数と

          高級レンタルサイクル/2007.09.06

          どこでも広告/2007.09.04

          日本って広告が反乱しているイメージ。 長らく住んでいると慣れているので当たり前と 思いがちだけど海外は規制の関係もあり 意外に少ないイメージです。 だからこそこういう展示会では広告が 多いです。日本並に。 当時はヨーロッパの展示会を中心に決めた街並みを いつも巡り、自転車がどうやって使われているかを 探していました。 その前はヨーロッパにいたもののレースからレースを 移動するだけ。日本人なら誰でも知っているパリとか ロンドンとか行ったことがなく。 だからこそ仕事のなかであ

          どこでも広告/2007.09.04

          ひとコミュニケーション/2007.09.02

          昨日の投稿にも関連しています。 会話とは2人以上の人間がいてこそ成り立つ。 もちろん生まれた時は一人だけどそれでも 母親との会話をしている。 大人になるまでは会話を楽しむというよりも 意見をぶつける、交換する感じ。 それでも海外で仕事をしていると 今さらながら日本人のコミュニケーション下手を 痛感します。 これってやっぱり子供の頃からの他人との 距離感の持ち方が大きく違うんだなと。 意見をぶつける もちろんそれは喧嘩にもなる。 でもその時に主張することや意見を きちんと

          ひとコミュニケーション/2007.09.02

          会話の潤滑油/2007.09.01

          2007年の当時はよく海外に行っていたみたい。 みたいというのも既にかなり昔の過去。 長い北米とヨーロッパの仕事を終えたタイミングでの 違う角度での自転車の勉強が主な理由。 今ならオンラインで色んな情報が得られるから 当時ならでは。 直接出向くと一番困るのが当然会話。 つたない英語のようなものでとにかく話しかける。 毎回冷や汗の連続。 そんな気持ちを察してくれたのか関係者とは まず飲もう。 え。昼間からビール。 アルコールを受け入れられるカラダに生んでくれた 両親には感

          会話の潤滑油/2007.09.01

          モノ作りヒト作り/2007.08.29

          仕事柄、多くの生産現場を見させてもらってます。 もちろん、そこには学ぶべき点が沢山。 普段なら完成した商品しか見ませんが作る過程は とても興味深いのです。 むしろ作る現場には興奮すら覚えます。 自転車って実はほとんど「日本製」だった時代が あったのです。 食べ物ですら今は輸入品も多い時代。 でも、素材から国産で製作に関わったのも日本人。 その頃はさすがに先輩達の仕事なんですが それでもその時代の記憶を伝えてもらっているので その時代のワクワクは今の日本とは別なんだろうなと

          モノ作りヒト作り/2007.08.29

          ロゴパワー/2007.08.28

          ロゴの力は自転車に限らずですが それでもご存知のように自転車のフレームは 細いのでデザインにも一定の縛りがあります。 だからこそその中に「アート」があるのです。 ブログで紹介したのは あるブランドの特別仕様。 あの細い部分に細かくアーティストが デザインしていました。 それでもロゴには大きなブランドの アイコンが込められています。 これまで200を超えるブランドロゴを 見てきました。 もちろん、ロゴって少しずつ時代で 変化しています。 個人的な好き嫌いもあるけどそれでも 新

          ロゴパワー/2007.08.28