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勝ちたがりTV オープニング(2014 ver.)映像制作の裏話

キューログ第2回は
「勝ちたがりTV オープニング/エンディング映像制作(2014 ver.)」です!またしてもTOPANGAさんちの勝ちたがりTV…!
さっそくですがオープニング映像はこちらです!

人によっては「うわ~っなつかし~!あったあった!」
となるのでは無いでしょうか(このnoteたいがいそんな感じかも…)。

こちらの制作経緯としましては

TOPANGA豊田社長に
「島根旅行映像編集が大好評でした!ありがとうございました〜!」
と言っていただき、褒められて私もニコニコでした。すると急に

「次なんかないかな…じゃあ...そろそろ勝ちたがりTVのオープニングをリニューアルしたい気がしてきたな~!」
とその場の思いつき風に指令をいただき…私は二つ返事で

「やります」

と即答しそのミッションを受け取ったのでした。

※実際には笑顔で和やかに会話・交渉が行われました

はてさて…とは言ったものの、しかしどうしたものか...
私はゲーム・アニメ系のPV制作は経験ありましたが、
実写系のPV等はこの時点で実はほとんど制作したことがなく
またしても途方に暮れました。これで即答するのは偉い(愚か)ですね。

リニューアル前のオープニングもかっこよかったので
「劣化したな~」なんて言われたらどうしよう…とプルプル震えながら無い知恵を絞りました。
動画撮影の経験もほとんど無かったしビデオカメラなど撮影機材も無かったのでうーん…と悩んでいました。

しかし「これ使えたら使ってください」と豊田さんから渡されたハードディスクには…
激レアな海外大会の撮影データがドッサリ入っていました。
この頃は豊田さんが海外大会に同行して選手のいい感じの映像を撮りまくってくれてたので素材は結構あったのです。

このサムネだけで醸し出される"お宝映像感"

これは…これをコラージュしてなんとなく…ふわっと…

なんかいい感じにするしかない!!

と腹を決めた私は好きだった音ハメノイズ系(適当に命名しました)の演出でえいやとまとめてみました。
当時の私の手癖がふんだんに入っていますね(良くも悪くも...)

それだけだと寂しいかなと思ったので、数年前に趣味で購入した一眼カメラを使って
「TOPANGA事務所にお伺いして、演者の3名に配信前に30分だけ前入りしていただいて…写真撮影させていただけないでしょうか?」
と豊田さんにご相談したところ

「いいすよ」と演者御本人の許諾前に即答でご快諾。やはり時代は即答。

時間に関して全く信用出来ない連中…という勝手な確信があったので
「果たして格闘ゲーマーたちが時間通りに来るのか」
という
不安を胸に抱えながら私は撮影日当日、
当時中野にあった配信部屋"TOPANGA事務所"に向かったのでした。

ピンポン押して事務所に入った時の私のテンションはMAXでした。

「うわー!毎週毎週配信で見てた場所にいるー!ひえ~!!」

とミーハー心大爆発しておりました。
ですがそこはプロ風を装い(?)「チーッス…」とクールに挨拶をキメた気がします。いや、どうだったかな…私もウブでございました。

そして、続々と集まってくる演者たち…

「うわー!毎週毎週配信で見てた人たちが目の前にいるー!ひえ~!!」

となりました。

有名格ゲーマーたちは、私にはそのへんのアイドルよりも「キャ~ッ!」となる存在でした
そう、私は異常者でした

なんと!時間通り…いや時間より早めに集まってくれました。
ボンちゃん、かずのこ、ふ~どの御三方にご挨拶をしました。
この勝ちたがりTVの三人は…格ゲーマーの中でも
「時間に関してちゃんとしてる部類」だと思い直しました。
勝ちたがりTV最高!疑ってごめんなさい。

なんとなく雰囲気で制作した謎のロゴ

ただふ~ど君は一生携帯機のモンハンをしていた気がします。
こいつ…マジモンのゲーマーや…と震えました(チラッと数秒はゲーム機から目を離して私を見てくれました)。

そうしてコンセプトを伝えて、事務所での撮影タイムが始まりました。
ふ~ど君には説得して携帯ゲーム機をしまっていただきました。

パシャパシャ立ちポーズを数枚撮影しました。
あれやこれや試行錯誤しながら撮影したのですが…
私も始めて人にポーズをとってもらっての撮影だったのですが、
いま思うと被写体の三人もまだこういった撮影経験が少ない時代で、
めちゃくちゃ素人感ありました。

「(えっ撮影でポージングするとか恥ずかしいし…///)」
みたいなのが3人ともスゴイあって、なかなか上手くいかなかったのを覚えております。

現在の彼らは「1秒でも早く終わり帰るためならなんだってやります!」
というような確固たる意思すら感じます。慣れとは人を変えるのだ。

髙橋"サガットのつもりがニャンニャンポーズ"正人
たしか金髪デビュー直後
10秒前までモンハンしていた男(撮影後すぐ再開した)
何このポーズ… あれ?今と何も変わってなくない?この人

なんとなく宣材写真っぽいのを撮ったあとは(上記以外もいろいろパシャパシャしました)

ソファから立ち上がるような演出のところ数枚撮影しました。

こんな感じで同じソファでパシャパシャ撮ったやつを使ってます
今だったら照明とか…角度とか…色々やりたくなります…

こんな感じで撮影終了!初のTOPANGA事務所撮影でした。
こちらを会社に持って帰って…先述の海外大会素材を…
AfterEffectsという動画編集ソフトでこねこねして出来たのが…記事冒頭のオープニング動画なのです!

低解像の素材やノイズ強い素材も多かったので逆に加工することでなんかなじませたり
こういうなんかいい自然な映像素材もいっぱいあったおかげで制作できました。
ボンちゃんがタイガー全盛期
なんでふ~ど君が THE KING なのかは謎です。当時そんな風潮があったっけ?
K J
WANNA BE THE WINNER という英語が合っているかどうかは未だ謎です

…という感じで「勝ちたがりTV オープニング映像制作」でした。
こちらも当時はみなさん喜んでいただけた気がします!!

うーん、そして…10年後の自分が今見ると…やはり粗が目立つし、あっこのへんダサいな~とかいろいろ言いたくなりますが…

「今見ても好きだわ~!」と思います。
自分で作ったやつを「好き」言うのはちょっと恥ずかしいですが、
制作で生活する人間にとって、とても大事なことかもしれません。

炎尾燃さんという伝説の漫画家の言葉で

「うむっ…!! いつ読んでも俺の描いた漫画は最高だ!!」

という素晴らしい言葉があるのですが、
ものづくりで生計を立てる身としては、世に出すものはそこをなるべく判断基準にして生きていきたいですね~。

ついでな感じですがエンディング映像も制作しました。
勝ちたがりTV エンディング映像がこちらです!

いや~こちらは映像制作的には特に言うことは無いのですが…

曲がマジで良いんですよね~!!

オープニング曲もエンディング曲もプロゲーマーのえいたさん作曲!というまさにFGCなコラボレーション。
このED曲は "this is nice song!"という曲名です。実に知性的な名前ですね。
ノリノリな曲も、せつない感じの曲も作れる類まれなる才能です。

当時はお会いするたびに新曲作ってくださいよ~と言っていましたが、もう最近は言うのは諦めました。(ギターと才能が泣いていますよ)

えいたさんの写真を探したら 私のライブラリには謎の儀式の写真しかありませんでした
右から2番目の人がえいたさんです

最後は話が横道に逸れてしまいましたが…
以上が「勝ちたがりTV オープニング/エンディング映像制作」でございました。

いや~こうして昔話おじさんとして、過去を掘り掘りまとめていると…
初心を忘れてはならんぞ!!という気持ちになりますね。

あのときの気持ちを思い出せおれ!!!

ではまた!!


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