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別冊 MUSIC LIFE 80's

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about 80's Music... ファントマ、ミュートマ、SONY MUSIC TV、ベストヒットUSAで形成された“昭和40年男”のお気に入りから厳選した記事などをひとま… もっと読む
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記事一覧

7インチ盤専門店雑記551「チャカ・カーンのジャズ」

自分にとってチャカ・カーンはルーファスのヴォーカルです。R&Bの、それもかなりファンキーな方の人です。でもいろいろなところで、「R&Bシンガーでもジャズ寄り」と書かれております。確かにアレサ・フランクリンなどと比べればルーツが違うという気もしますが、決してジャズ・ヴォーカルの人ではありません。でもジャズ寄りと言われています。1980年代後半はマイルス・デイヴィスにフィーチャーされたりしましたしね。フォープレイのヴォーカルとしても、めちゃくちゃ印象的で素晴らしい声を披露していま

Recommended Song of the Month

今年に入ってから、自分のサイトで、毎月おすすめ曲を選んでいます。先月のBELINDA CARLISLEの「LEAVE A LIGHT ON」に続き、今月はこの曲。 ♪I'VE BEEN IN LOVE BEFORE | CUTTING CREW 全米No.1を記録し、日本でもスズキ カルタスのCMソングに使用された大ヒットデビュー曲「(I JUST)DIED IN YOUR ARMS(邦題:愛に抱かれた夜)」につづくスマッシュヒット。 私はやっぱりヘンなのか、ひねくれてい

I've Been in Love Before/CUTTING CREW

「恋におちていたことが、あるんだ。」 1986年と言えばわたしが洋楽を本格的に聴き始めた頃だ。その前から父からR&Bのアルバムを聴かされていたが、そちらの方面にはその頃はさほど興味はなかった。 学校で洋楽を一緒に聴く友達もいなかったので図書館で洋楽雑誌を読んだりして情報を集めていた。 クラスで目立つ存在だった男子がある日、教室の後ろの黒板に何やら書き始めた。よく見るとそこには「I've been in love before」と書かれていた。 「あー、カッティングクル

恋多き美魔女…恋するお姐さん

先日78歳の誕生日を迎えた米ショービズ界のセレブ、シェール。 シンガーとしては、ポップス・デュオ“ソニー&シェール”で活動を始めソロ活動も並行して行い、80年代の活躍はもちろん、1999年の「Believe」ではグラミー賞ベスト・ダンス賞を獲得。女優としての活躍も華やかで、1987年の映画「月の輝く夜に」ではアカデミー主演女優賞を獲得している。 シェールは1946年5月20日生まれ。半世紀以上の華麗な芸能キャリアを持ち、恋愛遍歴も豊富で離婚歴二回。最初の結婚は1964年、1

【速報】ポリス「シンクロニシティ」ボックスセット発売!

80年代屈指の名盤「シンクロニシティ」のボックスが出る 6月26日に「シンクロニシティ」の6枚組ボックスセットが出ることが発表されました。 周知の通り、「シンクロニシティ」はポリスのラストアルバムであり、シングル「見つめていたい」「アラウンド・ユア・フィンガー」「キング・オブ・ペイン」「シンクロニシティII」の大ヒットを産んだ代表作。もちろん英・米1位を記録し、年間チャートでも英11位、米3位(83年)・8位(84位)というベストセラーでした。 これまで彼らは既発表曲のCD

米英ロックやんちゃ列伝

やんちゃなロックミュージシャンにまつわる大好きな話をふたつほど。 「ジョン・ボン・ジョヴィに似ている」と言われブチ切れたり、モトリー・クルーに決闘を申し込まれたり、数々のやんちゃなエピソードを持つ、ガンズ(Guns N' Roses)のアクセル・ローズ、ある年のMTVアワードでの話。 楽屋の外での受賞式前のインタビュー、話の流れでストーンズ(The Rolling Stones)の話になり、本当は大好きなのにサービスもあったのだろう、思いきりイキがって「ジジイはもう引っ込

ふられた気持

70年代から80年代数々のヒットを放ってきた、みんな大好きあのデュオが空中分解、修復不可能に・・・ 昨年11月「ベストヒットUSA」に出演したダリル・ホールは「彼(ジョン・オーツ)とは別々の道を歩むことにした」「彼はあくまで仕事のパートナーだった」と話していた。 あれだけ仲が良く見えたホール&オーツがこうなるとは・・・ 80年代の人気絶頂の頃、顔を合わせるたびケンカをしていたティアーズ・フォー・フィアーズが、歳をとってからすばらしいアルバムを作り、仲良くやっているというの

Average White Band「Shine」(1980)

今回は、往年のファンからは邪道な作品と云われている名盤をご紹介します。 アヴェレイジ・ホワイト・バンド…、白人の本格的なファンクバンドとして有名ですね。「AWB」とか「Cut The Cake」とか、ソウルファンクの名盤の多いバンドです。そして今回ご紹介するアルバムは、AORの名盤としても紹介されることの多いアルバムです。ただし、プロデューサーにデヴィッド・フォスターを迎えたAOR色の濃いアルバムなんです。 デヴィッド・フォスターといえば、この当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの名

QUEEN「Works」(1984)

私が大好きなクィーン。昨日は映画「ボヘミアン・ラプソディ」が日テレで放送されてましたね。もちろん映画でしっかり観てましたが、ついつい、また見てしまいましたが、やっぱり最後のライヴ・エイドの完コピの演奏シーン、そしてエンディングの「Don't Stop Me Now」、いいですね~。明日はBS日テレで完全版が放送されるらしい。録画しておかないと…。 正直、私の中ではクィーンはアルバム「The Game」で終わってます。80年代以降の、「Under Pressure」以降のクィ

【Emotional Rescue】(1980) The Rolling Stones 絶好調ストーンズ、世紀の凡作??

ローリング・ストーンズの本作【エモーショナル・レスキュー】はかなり売れたことを御存知でしょうか? 昔、私はチャートが大好きでよく調べましたが、我が家にある全米ビルボード本に拠れば【ブラック・アンド・ブルー】(76年)は4週、【女たち】(78年)は2週、本作は何と7週!【刺青の男】(81年)に至っては9週!!、それぞれ1位を獲っているのです。パンク・ニューウェイヴの時代にもストーンズは絶好調。中でも本作はビッグヒットだったのです。 なのに、この存在感の薄さ…。思えば本作を高評

Steely Dan「Gaucho」(1980)

大好きなスティーリー・ダンですが、なぜかこの「Gaucho」はあまりにも堅苦しい感じから、どうも馴染めないというのが率直な感想です。 その思いは今も同じで、「Aja」と同じ空気感なのに「Gaucho」の方が聴く回数は少ないですね…。 スティーリー・ダン、7枚目のアルバム。相変わらずレコ―ディングには多大なお金と時間が注ぎ込まれ、多くのミュージシャンが参加しております。 ギタリストだけでもスティーヴ・カーン、ヒュー・マクラッケン、マーク・ノップラー、ハイラム・ブロック、リック

All I Need Is You/DAVID SANBORN

デヴィッド・サンボーンが先日亡くなった。 ここは一番好きな曲を書くべきか?とも思ったのだが、一番好きな曲は以前書いてしまった。こんな日のためにとっとくべきだったなあと思うが、彼が亡くなるなんて予想もしていなかったのだから仕方ない。 二番目に好きな曲はタイトルがわからない。ジャズ好きの彼氏と一緒に常に聴いていたのでタイトルを知らないのだ。今電話で聴けば教えてくれるかもしれないが、彼にそんなことで電話したと知られたらあきられるだろう。 三番目に好きな曲を書こうと思ったが、こ

再生

1040: The Bangles / Walking Down Your Street

アルバム『シルバースクリーンの妖精』からの4枚目のシングルがこの曲。 大ヒットした「エジプシャン」の次ということもあって、US11位/UK16位のヒットを記録しています。MVには、リトル・リチャードが出演しています。 「マニック・マンデー」録音前は、この曲を最初のシングルにする案もあったらしく、たしかにシングル向きの曲ではあります。 それにしても、バングルスって、アルバムでは比較的均等に歌っているのに、シングル曲のほとんどは、スザンナ・ホフスがリード・ヴォーカルなんですよね。 まあ、いわゆる「大人の事情」ってヤツなんでしょうか。

In Your Eyes/PETER GABRIEL

「愛しい人よ、ぼくは道に迷ってしまうことがある。日々は過ぎ、虚しさだけが僕の胸を埋め尽くす。逃げたくなった時に車を走らせるけど、結局きみのもとへ戻ってきてしまう。」 「きみの瞳に、光とぬくもりがある。きみの瞳の中で、僕は完璧だ。きみの瞳に、千の教会への道が見える。きみの瞳の中に、実りのない探索への解答が見える。光とぬくもりが見える。ああ、僕は完璧になりたい。きみの瞳にある光とぬくもりに触れたい。」 すみません、昨日更新するのを忘れてました(・_・;) なんかまだ本調子じゃな