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すべての医療従事者が安心して働けるように。医療現場で進むリスクマネジメント(CUC)

※本記事は CUCグループ サステナビリティレポート2023より抜粋した内容です。

医療の現場は、医療事故、感染症の拡大、災害、カスタマーハラスメントなどさまざまなリスクが潜んでいます。近年では、これらの問題は社会問題として取り上げられるようになりました。
医療現場で働く医療従事者にとって、こうしたリスクに晒される環境は大きな心理的負担に繋がり、持続可能な働き方を難しくしています。全国で多くの医療機関の経営支援を行うCUCグループでは、リスクマネジメント部門を設置し、医療従事者の職場環境を守っています。
リスクの種類を「医療安全」「BCP対策」「感染症対策」「カスタマーハラスメント対策」の4つに分類し、それぞれのチームで支援先医療機関と連携しながらリスクを最小化する取り組みを行うことで、患者様・医療従事者双方の安全を実現します。

注力テーマ1
訪問診療領域での医療事故を防ぐ医療安全の取り組み

CUCグループが支援している中でも、特に訪問診療の領域では、患者様のご自宅という医療資源が限られた環境で行うこと、また一つひとつのクリニックが小規模であることから、医療安全に関するナレッジの蓄積が難しい傾向があります。
そのため医療安全チームでは、CUCが支援する全国の訪問診療クリニックで医療事故を防ぐための包括的な支援体制を強化しています。具体的には、月1回全国の支援先医療機関のスタッフが各拠点で起きたインシデントやアクシデントを共有しあい、再発防止アイデアにつなげる医療安全情報共有会や、医療事故を防ぐための業務マニュアルの整備などです。
こうした医療事故防止の取り組みを体系化し他の領域にも広げることで、患者様と医療従事者の双方にとって安心安全な環境を提供したいと考えています。

株式会社シーユーシー
運営本部リスクマネジメント支援担当
医療安全チーム
重松 亜実

注力テーマ2
ハラスメント対策研修で医療従事者の安全を守る

医療現場において、暴言や暴力などが原因で休職や離職を余儀なくされる医療従事者の増加が社会課題となっています。日本看護協会が行った「2017年看護職員実態調査」によると、過去1年間に職場で何らかの暴力やハラスメントを受けた経験がある看護職員は全体の52.8%にのぼることが分かっています。生涯安心して働き続けられる職場環境にするためにカスタマーハラスメント対策チームが行っているのが、ハラスメント対策研修です。暴力やハラスメントに対しての正しい知識の共有をはじめ、ハラスメントが確認された場合の対処方針について、支援先医療機関で働く医療従事者に周知することで、ハラスメントへの正しい知識と対応について理解促進をはかっています。今後も、発生回避に向けた知識・技術の研鑽をグループ全体で積んでいく機会を増やしていきます。

株式会社シーユーシー
運営本部リスクマネジメント支援担当
カスタマーハラスメント対策チーム
福中 海人


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