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がん専門運動指導士の更新研修開催

2023年12月2日(土)、大阪国際がんセンター認定がん専門運動指導士の更新研修を開催しました。
この研修会は、2021年の6月からスタートした養成講座に参加して、大阪国際がんセンター認定がん専門運動指導士の資格を取得された方々が知識やスキルをブラッシュアップするために開催される研修会です。

本日のカリキュラムは以下の通りです。

■基調講演
「これからのがん医療に必要なこと」
大阪国際がんセンター 総長 松浦成昭先生

講演①
「がん治療の最前線と体力づくりの重要性」
大阪国際がんセンター リハビリテーション科部長 田宮大也先生

講演②
「国や企業のがん対策と、がん専門運動指導士に求められる役割」
株式会社ルネサンス 取締役執行役員副社長 望月美佐緒

講演③
「ルネサンスのQOL維持向上に向けた支援の展開」
株式会社ルネサンス アクティブエイジング部 部長 鈴木有加里

事例紹介
「各地域での活動事例の紹介」
「ルネサンス運動支援センターの活動事例紹介」

松浦総長の講演風景

とにかく学ぶ

がんを専門とする医師のお話しを聞く機会はそれほど多くありません。
特にがんは種類が多く、治療方法も様々なため基礎的な医学知識を学んで運動指導に繋げることが求められます。
わたしたち運動指導者は、治療の専門家ではありませんが、こういった貴重な機会に治療に関する知識、がん患者さんに安全に運動していただくための知識、これまでの治療技術の変遷や患者さんがどのような困りごとを感じているのか、たくさんのことを学ぶ必要があります。

リハビリテーション科部長、田宮先生の講演風景

たくさんの指導士の仲間が参加

2023年12月現在、日本全国に約150名をこえる『大阪国際がんセンター認定がん専門運動指導士』が誕生しています。
医療や介護に従事する専門職の方、理学療法士や作業療法士といったリハビリテーション専門領域の方、トレーナーやインストラクターといったフィットネス領域の指導者の方、柔整師や鍼灸師といった治療領域の方、専門を問わず患者さんのために何かしたい、という想いを持った方々が本研修会にも参加してくださいました。

これから

現在の日本では、がん患者の方々が気軽にカラダを動かしたりフィジカルコンディションを整える・・・といったことを行なう場所や場面がほとんどありません。また、運動というとハードなトレーニング等をイメージされる方もいるため、敷居の高さを感じているがんサバイバーの方々も多くいらっしゃいます。大阪国際がんセンター認定がん専門運動指導士の仲間たちがさらに拡がっていき、日本全国で「がんと運動」という領域や情報を拡げがんサバイバーの方が気軽に運動できる環境を作っていきたいと改めて思いました。
大阪国際がんセンターの松浦総長、田宮先生、そしてルネサンスの望月副社長、鈴木部長、活動事例紹介にご協力くださった指導士の皆さま、そしてご参加くださった日本全国の指導士の皆さま、ありがとうございました!!
(がん専門運動指導士事務局 石野田)

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