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【2022.8】今月良かった曲20選レビュー

 どうもです。

 月末恒例、音楽紹介記事の8月分です。今月もリリースされた楽曲(アルバム、EP、シングルetc…)を対象に、良かった楽曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に!ではどうぞー。



#1『Raptors』/ SIGHTBACKS

 2021年に東京で結成されたメタルコアバンド。これまでシングルを2枚リリースしてきており、遂に4曲入り1st EPをリリース。これで計6曲、ライブを行うには十分な楽曲数になったのかなと思います。
 ギターメロディも芳醇だし、シンセも様々な装飾が施されてて、むっちゃヘヴィなんだけど楽しくノレるキャッチーさが心地良い1枚でした。ボーカルエフェクトも効果的、コンパクトにまとまった読めない不規則な展開も面白みがあって良かったです。どうしてもPaleduskに近い印象は受けてしまうんですが、SIGHTBACKSの方が立体感のあるサウンドスケープになってる気がします。1曲選ぶならTr.2「MURDERGIRL」が好き。


#2『Forever Sleep』/ SHEORU

 アメリカ合衆国とカナダのメンバーで結成され北アメリカを拠点に活動するメタルコアバンド。記念すべき1st EPをリリース。と言いたい処なんですが、4曲中3曲は今年リリースされてきたシングルなので、今月の新曲はTr.4「Forever Sleep」のみ。
 これまで3曲も良かったんですが、ブッ刺さりまではいかなくて。ようやくドンピシャの1曲が来たなと。浮遊感のあるアトモスフェリック・プログレッシヴメタルコア大好きなので。シンプルながらサビはキャッチーに落とすトコは落としてメリハリよく展開、イントロのメロディがサビ裏で鳴ってるのも好き。透き通ったハイトーンも心地良い事この上ない。


#3『Katharsis』/ Avalanche Effect

 ドイツ出身のオルタナティヴ・メタルコアバンド。4年ぶりキャリア2枚目となるフルアルバムをリリース。これまでリリースされたシングルも含むものの、計15曲は中々。
 もうTr.1から好き(直球)。壮大は最高。この後もずっしりと重いアグレッシブなリフを響かせる程よい緊張感がありつつ、奥行のある上品な仕上がりが多く揃っている印象。ポストハードコアをベースにマスコア、プログレッシヴ、エレクトロなエッセンスを注入した様な音楽性で、クリーンボーカルもモダンなサウンドと見事に融和してるなと。新曲だとTr.11「Braindance」が断トツで良かったです。神秘的なオーケストレーションと、ブラストビートが際立っており、ラップ交じりのブレイクダウンまでの繋ぎには脱帽。他だとTr.2「The Veil」, Tr.3「Inner Strife」, Tr.6「Shimmer」, Tr.13「Katharsis」が特に気に入っています。


#4『Volo』/ Sheridan

 ドイツ出身のプログレッシヴメタルコアバンド。2020年にデビューEPをリリースし、今年初となる新曲をリリース。
 ヘヴィなリフで重厚且つグルーヴィーに展開しつつ、センチメンタルな美メロをひたすら聴かせてくれて大満足の1曲。メロディセンス抜群です。相変わらず強靭なスクリームからは想像できない色気あるクリーンが堪らなくギャップ萌え。ブレイクダウンも破壊力抜群、終盤には女性バックコーラスも差し込まれておりアウトロの美しさにも息を吞みます。


#5『未だ、青い』/ 湊あくあ

 VTuberグループホロライブ所属の2期生、湊あくあが8枚目となるシングルをデジタルリリース。活動4周年を記念して制作され、8月11日に行われた記念ライブでも披露されました。作詞・作編曲は『カゲロウプロジェクト』を手掛けるじん氏が担当…もう"勝ち確"なのよ。
 じん氏らしい、爽やかな疾走感のある楽曲で、どこか懐かしさを感じる雰囲気もさすがだなぁと。歌詞も彼女の活動を表しており、"これまで"の色が強かった既存曲よりも、"これから"の色が強かった様に思います。過去の私との訣別ではなく優しく一緒に連れていく。君(過去の私やファン)と離れていってる様で実は傍に近づいていて、後ろ向きかと思いきやどこまでも前向きな気持ちで。この絶妙な匙加減がもう彼女そのもので、欲張りに愚直に力強く活動している姿が思い浮かぶ歌詞とMVでした。エモさ限界突破。


#6『Walk Away』/ Remember Me When

 アメリカ合衆国ワシントン州スポケーンを拠点とするモダンメタルコアバンド。記念すべきデビューシングルをリリース。
 非常にアグレッシブで爆発力もありながら、その勢いを損なうことなく、寧ろ活かしてキャッチーなサビへと繋げていくセンスが素晴らしい。展開自体はシンプルではあるけど、やっぱ勢いって強いなと。ボーカルのクリーンもダンディで好きなタイプ。流れる様なブレイクダウンも気持ち良かったので、もう一度サビを持って来ても良かった気がしなくもない。何はともあれ、今後も注目せざるを得ないバンドでした。マジでカッコよ。


#7『Gold』/ Unprocessed

 ドイツはヴィ―スバーデン出身のプログレッシヴ・メタル/Djentバンド。先月も先行リリース曲「Fabulist」を記事で紹介しましたが、3年ぶりキャリア3枚目となるアルバムが遂にリリースされました。
 タイトルやアートワーク通りのゴージャスで荘厳な雰囲気を感じさせてくれた期待通りの1枚でした。コンセプトや曲順どうこうよりも、バラエティに富んだクオリティの高い曲が並んでおり、全16曲だけども飽きずに聴き通せる魅力も十分。このバンドの新たな可能性も垣間見えました。
 特に気に入ったのは次の通り。秒針音の様な機械音とメローなテンポで絶妙な雰囲気を醸し出しながら徐々に盛り上がりを魅せるTr.2「Redwine」、緊迫感とオーラ漂う超絶テク演奏が堪らない&メタルコアブレイクダウンも搭載のTr.3「The Longing」、程よくダンサブルで心地よく、Gt/Vo.Manuelの表現力が際立るTr.7「Closer」、安らぐR&Bテイストな曲でありながら、ドアノック音でやはり緊張感も走るTr.8「Velvet」、開幕から繰り返されるメロディがもう耳から離れなくなるTr.13「Fabulist」、ユニークなシンセと刺激的なプログレスタイルのリフを組み合わせた静と動が交差するTr.15「Berlin」。


#8『DEVASTATOR, In the broadest sense of the word, filled with the relentless quest of fools in the same rut,』/ HAILROSE

 東京を拠点に活動するエレクトロニック・メタルコアバンド。6月リリース「MAGATSU」以来の紹介、遂に1st EPがリリースされました。
 新曲3曲を加えた計5曲ですが、期待を余裕で越えてきて最高でした。ここまで尖り散らかした個性爆発の楽曲達を聴けた事に改めて感謝。ハードコアテクノに、デスコアやニューメタルコアを調和させシナジーを最大限に活かしてみせる技量とセンスよ。しかもまだ20前後と若いらしいので、本当にこれからが楽しみですし、ライブにも行きたい…(レコ発行きたかった)。
 「MAGATSU」は6月に書いたので、それ以外だと、Tr.1「DETERIORATER」のラスト30秒の極悪ブレイクダウン、Tr.3「B4U4G3T」の高速ガバキックと丁度良いパーティー感、Tr.4「MVNIVC」のスケール広がってく感じと声ネタ、グルーヴ感溢れるギターリフ&ベースドロップが狂おしいほどに好き。


#9『夏灯篭』/ HACHI

 VSingerプロダクション「ライブユニオン」所属の"感情系VSinger"。先月も新曲紹介した、HACHI×海野水玉によるシリーズ。今月は2曲もリリースされたんですが、これがまたまた良すぎました…。
 灯篭流しの情景をそのまま楽曲に落とし込んだかの様な強靭な雰囲気を持ち、儚くも美しい、夏の終わりを感じさせる1曲。何と言ってもサビの壮大さが圧倒的すぎ。コーラスもエグい。繊細さと力強さを兼ね備えたHACHIにしか歌えないんじゃないかとまで思わせます。胸を締め付けられる感じも凄く、いよいよ来月23日に開催が迫ったライブで聴いたらほぼ確で泣く。本当に楽しみです。また、もう1曲リリースされた「Twilight Line」も是非。


#10『Sprout』/ 雁矢かりやよしの(CV.高橋李依)

 "二次元アイドル×文通×楽曲"をテーマにしたアイドルプロジェクト、「Princess Letter(s)! フロムアイドル」(通称プリレタ)。作品上に登場する3人が初めてプロのアイドルとして披露するソロ楽曲を8/12より3週連続リリース。この内の1人、雁矢よしの「Sprout」が余りにも良すぎた。
 それもそのはず、作詞・作編曲を手掛けるのは技巧的なボーカルカットアップが光るKawaii Dance Musicを得意とし国内でも人気を誇るトラックメイカー"KOTONOHOUSE"。彼らしい可愛くてエモーショナルな隙の無いアイドルダンスチューンに仕上がっていました。春の始まりを感じさせる優しい雰囲気も抜群で、ボーカル高橋李依さんの歌声とも相性バッチリ。プリレタはこれまでも有名イラストレーターやコンポーザーが関わっているので、クオリティは申し分無しなんですが、それに見合う数のリスナーに届いていない印象です。もっともっと広まって欲しいなと願うばかり。


#11『飛んでK!ホロライブサマー』/ hololive IDOL PROJECT

 イマを代表するVTuberグループ「ホロライブ」、その所属タレントによるプロジェクトである「hololive IDOL PROJECT」が、3月にリリースした「Prism Melody」以来となる全体曲をリリース。ホロライブ・サマー2022のテーマ曲でもあり、メンバーが水着姿を披露するMVも制作されました。
 作詞はIOSYSの七条レタス氏とまろん氏、作曲は同じくIOSYSのARM氏が担当しており、電波なキャラソンを作らせたら間違いない!(と思ってる)方達なので最高でした。「ぴえん!ぱおん!はにゃん!」は確かに古いしキチイんだけど、このキツさがIOSYSのソレではあるし大好きなタイプ。確実にライブ映えする勝ち曲だなと。夏らしいサウンドもあり、爽やかでエモさもあるメロディはズルいです。後半ラスサビへの運び、掛け声の部分と、関係性オタクを刺しに来てる歌割りがマジで堪らん。


#12『Is It Better Feeling Nothing』/ Ocean Sleeper

 オーストラリアはビクトリア州ギプスランド出身のメタルコアバンド。2021年からリリースされたシングルも含む5曲入りEPをリリース。2019年リリースのアルバムも良かったのに、更に良いモノが出てきた。1枚選ぶなら今月断トツで良かった1枚です。
 Tr.1「You Kill The Good In Me」とTr.4「Your Love I'll Never Need」が顕著ですが、激しく不規則に波打つ様なリズムが本当に好き。重く深みもありつつ、キャッチーでメロディックなサウンドを魅せてくれる多彩さにも惚れ惚れします。Tr.2「Parasite」ではOutlovedのJaydon Colvinがゲストボーカルとして参加、甲高い絶叫スクリーム炸裂してて存在感ぱないです。EP丁度真ん中になるTr.3「King of Nothing」では、シンガロング必須のスケール感あるスタジアム曲になってて隙が無いなと。マジで良き。


#13『Three piece!』/ La prière

 同人歌手・声優などで主に活動している、棗いつき・藍月なくる・nayutaによる3人組インディーズボーカルユニット。普段はそれぞれ個人で活動している彼女達ですが、2019年12月31日に1stアルバムをリリースし、ユニットでの活動を開始しました。
 実はクラウドファンディングで目標金額の700%超えを達成し実現した初ワンマンライブを8月27日に終えたばかり。この開催の1週間前にライブと同タイトルである上記の新曲をリリースしました。作詞はメンバーのnayutaさんが、作曲は光り輝く音色が特徴的なボカロP"市瀬るぽ"さんが手掛けています。市瀬さんらしいキラキラ感は勿論のこと、もの凄くライブ映えする曲で最高でした。ライブしてる3人と、盛り上がるフロアが目に浮かぶ程。3人ならではのコーラスワークも光り、自然と口ずさんで身体を揺らしたくなる。
 先のライブで、来年2023年1月28日にZepp DiverCityで追加公演を行う事も発表した彼女達。個人での活動歴が長いのもあり、実力は本物です。一ファンとしてもまだまだ目が離せません。


#14『かたち』/ 安月名莉子あづなりこ

 2018年のデビュー以降、次々とアニメ関連の佳曲をリリースしてきたシンガーソングライター安月名莉子。9thシングルをリリースし、つくしあきひと氏によるマンガが原作のアニメとゲーム2つの『メイドインアビス』に関する楽曲が収録されています。
 アニメOP曲「かたち」は、作詞:タナカ零さん、作編曲:ebaさん。サビへ入る瞬間、目の前が開ける感じが本当に最高。抑えきれないワクワク感の先で見た景色との対峙、好奇心をパワーへと変えていく様なサビの力強さは『メイドインアビス』と云う作品にも非常にマッチしてるなと。2番後間奏~Cメロ~落ちサビ~ラスサビまでのクライマックス感には胸が躍ります。
 ゲームED曲「灯火」は、実は2年前に収録した曲だそう。こちらも作詞はタナカ雫さん、そして作編曲はMANYOさん。MANYOさんはノベルゲーム音楽で大ファンなので本当に嬉しかった。ストリングスのフレーズが完全にMANYOさんのソレ。幻想的で温かみもあり、徐々にその温度が上がっていく様な展開で。それに合わせて勢いづいていく(特に3:28~以降)安月名さんの歌い方も好き。9月19日にはワンマンライブも控えている彼女、今後も色んなシーンでお見かけできたらなと思います。


#15『Cyanide Culture』/ Westhand

 アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のメタルコアバンド。今年からシングルを連続リリースしており、それらを含む待望の1stアルバムがリリースされました。記事で紹介するの我慢してきたので、やっと紹介できる。
 捨て曲一切なし!1stとは思えないハイクオリティ。ラップメタルを通過したボーカルスタイルや、スクラッチ音などヒップホップ要素はやはり特徴的。ゲームサウンドだったり、スペーシーなキラキラサウンドだったり、シンセの使い方も巧みで少しオタクカルチャー味があって面白いなぁと。基本的にボーカルが前に前に来るタイプの歌い方なので、自然と激情的なメタルコアが展開されていくのもアツイし、ワイルドながら随所にプログレッシヴなフレーズもあって好き。あと、Dr/クリーンVoは、個人的に大好きなIf I Were Youがよぎったので、それだけで好感度アップだったりしますw
 1曲選ぶなら、Tr.6「Bitterblossom」ERRAのJT Caveyがゲスト参加してて、さすがに反則だろ…って感じで参りました。ボーカル重なり~の脳天直下型ブレイクダウン気持ち良すぎる。


#16『Demons Away』/ Drag Me Out

 アメリカはヨーロッパ州出身、元々Make Me FamousやDown & Dirty、 ASKING ALEXANDRIAのボーカルを務めたDenis Stoffによるポスト・ハードコア/メタルコアバンド。発売延期となっていたキャリア2枚目のアルバムを自身のレーベル Lödereih Musicよりリリースしました。
 1月の記事でも先行リリース曲「Bullets In My Teeth」を取り上げ、期待していた1枚でした。結論、かなり良かった!前作『Pressure』が洒落っ気が目立つニューコア寄りだったのに対して、本作はゴリゴリにメタルコアしてる部分が多く、何よりDenisの多才(多彩)っぷりが堪能できたので。改めて彼のボーカルワークは一級品だなと思わされました。
 Tr.5「Cuz It's Meant to Be」とTr.11「The Watch of the Buried」がツートップで好き。色気ある伸びやかなクリーンと、聴き心地良すぎるハイスクリーム、野太いグロウルetc…彼の器用な歌声を軸に制作されたのかと想う程、求めていた全てがありました。他は、Tr.2「With a Thunder We Rise」, Tr.7「Hymn for the Wicked」, Tr.9「My Mistakes」も好き。


#17『Tear Down』/ Fear, and Loathing in Las Vegas

 国内ラウドロックシーンを唯一無二の音楽性で牽引する神戸発5人組ポストハードコアバンド。今年2曲目となるシングルをデジタルリリース。現在公開中の映画「バイオレンスアクション」の挿入歌としても起用されています。また、MVも2年半ぶりに制作されました。
 正直に言うと、2019年12月の新体制以降の楽曲が自分の中では並曲止まりで。そんな状態で何となく聴いたら久々に衝撃を受けた。ふんわりで申し訳ないんですが、全盛期(2012~2015年)のベガス味を感じてしまって最高だったのよ…。Key/スクリームVo.Minamiのスクリームから始まる曲自体もかなり珍しい部類で嬉しいし、これだけ爆発的にヘヴィな音像の中に確かな技術で魅せるポップな遊び心と、エモいメロディが散りばめられています。彼らにしか出せないパートのメリハリとノリの良さがガチであるなぁと。
 昨年11月は再現ライブに足を運んで名曲を浴びまくったし、今年8月は神盤『All That We Have Now』が発売されてから10周年だったので実は聴きまくりました。やっぱりベガス好きだわ~って思いながらw 色褪せかけていたベガス熱が再燃した位、本当に感動した1曲でした。10月26日に3年振りとなるニューアルバム『Cocoon for the Golden Future』をリリースする事も発表されました。楽しみにしてます。


#18『White Flag』/ Advents

 アメリカ合衆国ニューヨーク州メトロポリタンエリアを拠点とするメタルコアバンド。2021年に9月に活動開始したばかりのバンドですが少しずつ曲を出し続けており、4曲目をリリース。
 遂に語彙力消失しちゃう位にはドンピシャなの来た…と初めて聴いた時はニヤつきました。どのパートも抜け目のない完成度で、強烈なブレイクダウンも搭載したダイナミックなサウンドと、耳に残るメロディワーク、それらによって生み出される迫力・躍動感がガツンと来る感じ。必要最低限のシンセによる彩りも緊張感を煽るのに一役買ってくれてるなと。そろそろアルバムかEP出してくれると嬉しい限りです。


#19『Battle X City』/ Our Hollow, Our Home

 UKサウサンプトン出身メロディックメタルコアバンド。今年4月に新体制初となるシングル『Shatterdome』をリリースしたばかりで、該当月には記事でも紹介しましたが、2曲目となるシングルもむっちゃ良かった…。MVのライブも良いし。また、この新曲は、先日契約したArising Empireのもと、バンドにとって初の公式リリースとなります。
 とりあえず、クリーンパートがガチで美メロ無限製造機すぎる。毎度期待を軽々と二段ジャンプで越えてくるのオカシイ(褒め言葉)。今回はそこに、LIGHTWAVEのVo.Samantha Bowerがゲストとして加わってくれました。女性ボーカル特有の表現力が入るとやっぱり響き方が変わるなぁと。より繊細になると云うか、より心にグッとくる楽曲に仕上がってました。イントロのツインリードギターも気持ち良すぎて。OHOH最高万歳。


#20『りゅーーっときてきゅーーっ!!!』/ UMISEA

 VTuberグループホロライブとホロライブEnglish所属の湊あくあ、宝鐘マリン、一伊那尓栖にのまえいなにす、がうる・ぐらからなる、“海” のイメージを共通点としたユニット"UMISEA"。6期生の沙花叉クロヱが新たに加入し、合わせて2ndシングルをリリースしました。
 作詞・作編曲は1stシングル『浸食!! 地球全域全おーしゃん』と同様、幅広いジャンルを制作する作曲家・DTMコンポーザー/DJの"かめりあ"さんが担当。もう嬉しいの極み。相変わらず歌詞は面白いし、キャッチーでハイテンションで変則カオスっぷりが凄い1曲。イントロ直後に急にガバになったり、ABサビ全部BPMが違ったり、聴いてて本当に楽しい。個人的にはサビ直前の加速感がかなりツボ。賑やかで電波なキャラソン大好きなので、ライブで披露してくれたら盛り上がること間違いなしです。




ーーー以上、8月の良かった曲20選でした。

 今月はアルバム4枚、EP4枚、シングル12枚を紹介。何度か紹介してるアーティストが度々出てくるのは、できるだけ避けるようとしているんですが、安定して良曲をリリースされると紹介せざるを得ない…。それだけ良くて好きな曲なんだなと思っていただけると幸いです。

 あと、今月もライブに4本ほど行ってきたんですが、Vsinger花譜ちゃんの武道館公演がむっちゃ良かったです。一つの集大成であり、これからの始まりを告げる内容で、本人も珍しく泣いて流石に貰い泣き。コ〇ナ禍+Vsingerと云う前例がない激動の時代の中、圧倒的スピード感でよくここまで成長してきたなぁと。また、ホロライブ所属の星街すいせいと、サウンドプロデューサーTAKU INOUEによるプロジェクト、Midnight Grand Orchestra の1st LIVE『Overture』もマジで凄すぎましたね。無料パートがあるので絶対に覗いてみてください。どちらも解ってはいたけどVの歴史に確実に残るライブで感動の泣きでした。

 とゆーことで、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキでの反応やシェアしていただけるとむっちゃ嬉しいです。よろしくお願いします!

 ではまた!

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