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今週の良かった新曲感想【4/30~5/5】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。4/30~5/5リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『Stars Align』/ Universe

◆所属:StelLive(韓国発)
◆作詞:Shirayuki Hina, Neneko Mashiro, Akane Lize, Arahashi Tabi, REQ
◆作編曲:Mitsukiyo
◆デジタル配信:https://lnk.to/Stars__Align

 Universeの初のユニット曲。イントロからピアノの旋律が美しく、明るい未来を予感させるサビメロが印象的でした。バンドサウンドをベースに、キラキラしたエッセンスも多め。Cメロ⇒落ちサビからはしっかりエモーショナルな展開になっていて、ライブで披露されたら感動的な雰囲気になる事は想像に難くないですね。これから愛されて育っていく楽曲だと思います。


#2『Fatum Pupa』/ 凪原涼菜なぎはらすずな

◆所属:Meteopolis(RIOT MUSIC)
◆作詞:Masamichi Arai, RazuNekono、作編曲:ミナツキトーカ
◆デジタル配信:5/6時点では無し

 9曲目となるオリジナル楽曲。勇壮なシンフォニックパワーメタルな1曲。終始緊張感に満ちた、荘厳な多重セルフコーラス、ドラマティック極まりない美麗なメロディ、この凄まじいシンフォニックサウンドの洪水に溺れてたら最後惚れる事間違い無し。ギターソロ⇒ヴァイオリンソロの流れもヤバすぎますね。激しく疾走する美メロに乗り、艶やか且つ高らかに神秘的な歌声を響かせ続ける涼菜さんには魅了されるばかり。彼女が所属するMeteopolisのライブが6月9日にありますので、興味が沸いた方は是非。


#3『Luminariste』/ 鈴澪すずみおイラ

◆所属:個人勢
◆作詞:鈴澪イラ、作編曲:涼木シンジ
◆デジタル配信:無し

 初のオリジナル楽曲。優雅な香りも漂う、オシャレでキラキラとしたシティポップな1曲。イントロもサビメロで始まり、この少し懐かしさを感じさせるメロディが段々とクセになってきますね。"夢も希望も現実に…!"と、私が主役だと言わんばかりの強い決意が感じられる歌詞で、ハリとツヤのある表情豊かな歌い方からもしっかりと伝わってきました。


#4『いのち(2024 ver.)』/ AZKi

◆所属:ホロライブ
◆作詞・作編曲:瀬名航(SOVA)
◆デジタル配信:https://azki.lnk.to/inochi2024

 「いのち」をリリースしてから5周年を記念してリアレンジ。5年前とはVTuber文化も、取り巻く環境も、活動に掛ける想いも変わった事から、彼女の確信した想いを抱かせる、非常に前向きな1曲へと変化を遂げました。歌詞も大幅に変更され、それに併せて歌い方も力強くなってますね。"青が染み出す"と、"私は死なないから"が好きです。


#5『最後のページ』/ 姫宮りえ

◆所属:Phase Connect(カナダ発)
◆作詞:Yuura・IRFN・アズキ、作編曲:アズキ、Cronix (東京テラス)
◆デジタル配信:各種ストリーミングサービスにて配信中

 1st EPから先行リリース。飾り気のない素朴なピアノが瑞々しく響くバラードナンバー。サビではバンドサウンドの支えもあり、暖かさと切なさを漂わせるメロディがグッと胸に迫る仕上がりになってますね。間奏でのシンセの音色も好き。歌声が本当に優しくて心に沁み渡ります。


#6『My New Next Stage』/ 海月シェル

◆所属:個人勢
◆作詞:海月シェル、作編曲:大畠裕貴
◆デジタル配信:下記ページからDL版もアリ
◆フィジカル:https://umitsukishell.booth.pm/items/5669841

 3年間の軌跡を全て詰め込んだ初のベストアルバムに含まれる新曲。イントロから美しいコーラスが聴こえてくる、透明感と爽やかな輝きに満ち溢れた1曲でした。一歩踏み出す勇気を与えてくれる様な、力強いエモーショナルなサビメロも最高です。シェルさんの澄んだ歌声はいつ聴いても、その優しさと温もりから、心が洗われるような気持ちになる…。


#7『こずみっくあいどる』/ 小純こずみマアメ

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:タケノコ少年
◆デジタル配信:https://kozumimaame.booth.pm/items/5216013

 3rdシングル。アイドルとRPGをテーマに制作された1曲。ゲームサウンドに小気味よく装飾されながらも、前に来てるバンドサウンドの推進力が良いですね。ギターソロもあるし。どこか幼げなカワイイ歌声でメロディの中毒性も更に際立っており、ボンボヤージュ!って一緒に叫びたくなります。


#8『私的』/ 理芽 × 春猿火

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞・作編曲:笹川真生
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/Poetical

 V.W.P派生曲と呼ばれるシリーズより、理芽と春猿火のデュエット曲。ミステリアスで不穏な雰囲気に、ノイズ混じりの刺激的バンドサウンドと、笹川真生らしさ全開。間奏での美しいピアノの旋律と、2人のチクタクという囁く様な歌声が溶け合ってる感じ最高です。


#9『なんもない feat. 星街すいせい, sakuma.』/ MAISONdes

◆所属(星街すいせい):ホロライブ
◆作曲・作詞:sakuma. ギター:渡辺裕太
◆デジタル配信:https://orcd.co/maisondes_wannabe

 映画『トラペジウム』主題歌。浮遊感溢れるスペーシーなシンセと、ギターカッティングとのコントラストが余りにも心地良い。サビの激しくも滑らかなメロディラインも好きすぎる。青春の不確かさと希望の中で生まれる感情に寄り添った詞は、VTuberシーンの歌姫としてトップを走る星街すいせいが歌うからこそ響くモノもありますね。


#10『3分後に恋が叶う唄』/ かしこまり

◆所属:ビークエスト
◆作詞・作曲:かしこまり、編曲:吉村隆行
◆デジタル配信:https://linkco.re/1c4Cac1H?lang=ja

 2024年2枚目のシングル。1歩踏み出すその勇気が姿勢がまた周りをも動かしていく、そんな想いが込められた1曲。非常に晴れやかで色鮮やかな音像と、ドラマティックな展開美がむっちゃ良い。会話を交わしている様な、存在を身近に感じる歌詞もいいですね。そんで歌声の表現幅が広すぎる…。


#11『約束』/ 音ノ乃のの

◆所属:ミリオンプロダクション
◆作詞・作編曲:水野あつ
◆デジタル配信:https://lnk.to/nn_yakusoku

 初のオリジナル楽曲。18歳の誕生日を迎えたタイミングで、ユニバーサルミュージックEMI Recordsよりメジャーデビュー。水野あつさんらしい優しさに満ちたメロディが散りばめられた瑞々しいピアノバラード。"「これからもね」約束をした"という歌詞からも、新たなメジャーという道を引き続きファンと共に進んでいきたい想いを感じますね。歌声の透明感は勿論、常に微細な振動を感じると云うか、硝子細工の様な繊細な響きが素晴らしい…。


#12『僕色インフィニティ』/ えのぐ

◆所属:えのぐ合同会社
◆デジタル配信:https://nex-tone.link/A00143984

 ニューEP。5月3日に開催された「enogu 6th Anniversary Live #2589日目の奇跡」で初披露された4曲を収録。リード曲「僕色インフィニティ」は名曲で、3人の個性を出した欲張りな構成でありながら、キメ所で融合し感動の涙誘うメロディを畳み掛けてくる1曲となっています。他3曲はメンバーのプロデュース曲となっており、日向奈央プロデュース「NoReason」は、オシャレなチルアウトナンバーで、横ノリのグルーヴがひたすら心地良い。白藤環プロデュース「とぶらぶっ!!!」は、最初から最後までハイテンポなリズムとキャッチーなメロディに合わせてひたすら跳び続けられるライブアンセム。鈴木あんずプロデュース「またね、って言うよ」は、またライブで逢いたいという前向きな願いが溢れたエモーショナルナンバー。どれも最高の仕上がりでした…。ライブレポも後述してるので是非。


#13『にくにくしきこのせかい』/ 獅子王クリス

◆所属:ななしいんく(5月末日卒業)
◆作詞・作編曲:立秋
◆デジタル配信:https://linkco.re/xhd4cQrf

 初のオリジナル楽曲。カワイイ・ザ・電波ソングなんですが、クッソバキバキの極太キック鳴りまくってるのがヤバすぎて最高に好き。後半で一旦落ち着いたかと思えば、徐々にハイテンポを取り戻していくトコも素晴らしい。憎々しいエピソードの数々は一つくらい共感できるじゃないかなと思いますw 卒業間近に最高のプレゼントをありがとう。


#14『僕とあなたと』/ メラ・アカル

◆所属:個人勢
◆作詞:せちょむ/メラ・アカル、作編曲:せちょむ
◆デジタル配信:無し

 初のオリジナル楽曲。5月5日に迎えた誕生日を記念してリリース。何度も巧みに繰り返されるメロディが耳に残るスルメ曲な印象で、シンプルだからこその丁寧なニュアンス付けが魅力的でした。赤裸々な想いと共に、ファンとの照らし合う双方向の関係性を大切にしている歌詞も素敵で。落ち着いたトーンの深みある歌声がより説得力を持たせていました。低音は勿論、高音まで行き来できる音域の広さが素晴らしい。


#15『オトメモード』/ nayuta

◆所属:無所属(「7uta.com」主宰)
◆作詞・作編曲:MINΛTO
◆デジタル配信:https://linkco.re/pSz18pTe?lang=ja

 Studio One"縛り"MIXコンテスト作品。リズミカルでアップテンポなポップソングとなっており、気付いたらクセになる中毒性がありますね。サビが日本人にブッ刺さり系の和風メロディなのと、歌詞も韻踏みが心地良い。nayutaさんカワイイ歌い方しても、透明感や美しさが残ってるからズルい。


#16『Dreamscape』/ Imy feat.藍月なくる

◆所属:無所属 ※藍月なくるは一二三(Hifumi,inc.)
◆作詞・作曲・ギター:みゅー、ピアノ:isshiki、ベース:土井達也
◆デジタル配信:https://linkco.re/X1CQZmVm

 ニューシングル。ボーカルには1年ぶりに藍月なくるをフィーチャー。安心と信頼の洗練されたサウンドプロダクションに、今回は非常にパワフルなメタルのバイブスすら感じる1曲でした。ギターソロ好きすぎる。儚さや勇ましさを演出するImy節全開のドラマチックな展開美もやっぱ最高で、なくるさんが繊細な歌声がより一層引き立たせてくれました。


#17『青の燐光』/ Vivid Lila

◆所属:無所属
◆デジタル配信:https://linkco.re/3AASYxsP

 すずやみ/鈴谷皆人による同人サークルVivid Lilaの4曲入りニューEP。今回もゲストボーカルを迎え、優莉、nayuta、HANA、月乃と同人界隈では有名な方々が揃い踏み。ジャケットイラスト通りの夏の眩しさ・煌めきをテーマにした1枚でしょうか。美しいストリングスと疾走感溢れるエモーショナルロックナンバーTr.1「碧青グラデーション」、可愛いらしいシンセサウンドと、ノスタルジックなメロディ心地良いTr.2「PaperMoon August」、セルフコーラスが響く壮大でドラマティックな展開美に涙するTr.3「純然輝度」、アコギとピアノの音色が気持ち良く交錯しながら、淡いメロディを奏でていくTr.4「うたかたの栞」。本当にどれも最高でした。


#18『INTERDIXION』/ Juggernaut.

◆所属:無所属(「JuggerNoteRecords」主宰)
◆デジタル配信:各種ストリーミングサービスにて配信中

 7thアルバム。全14曲とボリュームありつつ、今回もジャガーノート節炸裂してて最高でした。構成も素晴らしかったので、1枚通しで聴くと、一つの物語を読み終えた様な味わい深さがありました。表題曲「interdixion」は、いつもの如く神々しいコーラスが聴こえてくる壮大な幕開けで、疾走感の中で確かな存在感を放つピアノの旋律が本当に好き。多種多様なキックを駆使しながらクールなメロディで駆け抜けるTr.4「Divineforce」も良い。アルバム後半に向けて、ボルテージをもう一段階上げるTr.7「Voltage」も見事。Tr.7「Edodeath」のどこかエキゾチックなサウンドと呪術的なメロディや、Tr.10「Outerspace」の近未来や宇宙をイメージさせるサウンドなどには、興奮せずにはいられませんでしたね。Tr.12「Eclypze」は、縦横無尽に弾け回るサウンドと圧倒的ラスボス的ドラマティック展開美で、彼の真骨頂とも言える楽曲で最高でした。やっぱりジャガノさんが最強です、神。


#19『invisible』/ 東京電脳

◆所属:バンダイナムコエンターテインメント
◆作詞:lilbesh ramko、作編曲:hirihiri / lilbesh ramko
◆デジタル配信:https://linkco.re/ffhAbuTV

 ニューシングル。ネオトウキョウエリアらしい重低音とサイバー感溢れるサウンドは今回も健在で、ガチで音空間が良すぎる。ラスト1分間の宇宙空間へと飛び出していく様な激烈な展開も最高でした。3人の感情のこもったエモーショナルな歌い方も新鮮で、グッと来ましたね。


#20『.Luna:://Blossom.』/ Crystalview

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカ
◆レーベル:自主

 近日公開予定のEP『Dreamscape//Kaleidoscope』からシングルカット。新曲は3年ぶり。プログメタルコアにFuture Bassをブレンドしたかの様な仕上がりが、好みドストライクすぎて昇天。キラキラとしたスペーシーな雰囲気、浮遊感を十分に効かせながら、泣きと緩急を織り交ぜていく展開が絶妙すぎて堪らない。エフェクトを掛けた伸びやかで艶のあるボーカルも良き。


#21『The Poetic Edda』/ Synestia, Disembodied Tyrant

◆ジャンル:シンフォニック/プログレッシヴ・デスコア
◆国:アメリカ
◆レーベル:自主

 2バンド共同制作によるスプリットEP。昨年6月と9月にリリースされた2曲に+2曲追加された全4曲収録。名盤ですね。ストリングス(特にヴァイオリン)とコーラスを主軸に、スピード感全開でシンフォニック且つドラマティックに展開。本当に息もつかせぬ疾走加減で、その中でブルータルな表現を尽くすボーカルと、テクニカルなフレーズの数々も素晴らしい。ブレイクダウンのアレンジが多彩極めすぎて脳内処理が追い付かないの好きです。緊迫感溢れるメロディを最後まで油断させない様に巧く配置できてるので、Lorna Shoreとも差別化されてるなと思います。どっちも最高。


#22『Veil Walker』/ Our Hollow, Our Home

◆ジャンル:モダンメタルコア
◆国:UKサウサンプトン
◆レーベル:Arising Empire

 ニューシングル。新体制になってからは2枚目。やっぱ最高だよ…近未来的インダストリアルシンセを織り交ぜながら、ドライブ感溢れるリフが駆け抜ける。新体制らしく良い意味で変貌を遂げててガチでカッコイイ。そして、美メロを歌うGt/Vo. Tobiasのクリーンの安心感たるや。4枚目のアルバム制作中のはずなので、本当に楽しみです。


―――以上、4/30~5/5はアルバム1枚、EP2枚、シングル19枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。

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