「Crouton Kamakura 」編集長

鎌倉で暮らしている白くて小さな犬です。まだ存在していない雑誌「Crouton Kama…

「Crouton Kamakura 」編集長

鎌倉で暮らしている白くて小さな犬です。まだ存在していない雑誌「Crouton Kamakura 」(クルトン カマクラ)の編集長で、鎌倉ならではののんびりとした暮らしから生まれる物語を綴りつつ、ニッチな面白い場所も紹介していきます。飼い主たちはフリーランスのライターのようです。

最近の記事

狂おしいほど美しいアンの言葉⑨―――やさしくするつもりがあれば

when people mean to be good to you, you don’t mind very much when they’re not quite⁠—always.     (L. M. Montgomery. Anne of Green Gables. Standard Ebooks.) 相手に良くしようとするつもりがあれば、まったくそうでないときでも、まったく気にならないものでしょう……いつだって。 〈アンの狂美ポイント〉 やさしくされなくても、

    • 狂おしいほど美しいアンの言葉⑧―――傷つけばいい

      I don’t care if I do hurt your feelings by saying so! I hope I hurt them. (L. M. Montgomery. Anne of Green Gables. Standard Ebooks.) 傷ついたって構わない。そう、あんたなんて傷つけばいいのよ! 〈アンの狂美ポイント〉 無神経で無礼な者に対しては「傷つけばいい!」という言葉を真正面から突きつける  〈この言葉の背景〉 養母マリラの家を訪ねて

      • 狂おしいほど美しいアンの言葉⑦―――大嫌い。大嫌い。大嫌い​​。

        “I hate you,” she cried in a choked voice, stamping her foot on the floor. “I hate you⁠—I hate you⁠—I hate you⁠—” a louder stamp with each assertion of hatred.         (L. M. Montgomery. Anne of Green Gables. Standard Ebooks.) 「あなたなんか大嫌い」

        • 狂おしいほど美しいアンの言葉⑥―――ガラス扉の向こうのケイティ・モーリス

          it just broke my heart to leave Katie Maurice. She felt it dreadfully, too, I know she did, for she was crying when she kissed me goodbye through the bookcase door.       (L. M. Montgomery. Anne of Green Gables. Standard Ebooks.) ケイティ・モーリ

        狂おしいほど美しいアンの言葉⑨―――やさしくするつもりがあれば

          狂おしいほど美しいアンの言葉➄―――アイスクリーム

          Oh, Marilla, please, please, let me go to the picnic. Think of the ice cream!       (L. M. Montgomery. Anne of Green Gables. Standard Ebooks.) どうかマリラ、お願い、お願い、ピクニックに行かせて。アイスクリームのことを考えてよ! 〈アンの狂美ポイント〉 「アイスクリームのことを考えてよ!」とブチキレる 〈この言葉の背景〉 アンが

          狂おしいほど美しいアンの言葉➄―――アイスクリーム

          狂おしいほど美しいアンの言葉④―――あまりに美しすぎるとき

          I might have known it was all too beautiful to last.       (L. M. Montgomery. Anne of Green Gables. Standard Ebooks.) すべてがあまりに美しすぎるから、ずっと続くわけはないって、そう気づくべきだったのよ。 〈アンの狂美ポイント〉 あまりに美しすぎるときは、ずっと続くわけはないと気づくべきだと考える 〈この言葉の背景〉 希望に満ちた孤児のアンが、養父母と

          狂おしいほど美しいアンの言葉④―――あまりに美しすぎるとき

          狂おしいほど美しいアンの言葉③―――ぞくぞくするとき

          Yes, that is the right name for it. I know because of the thrill.       (L. M. Montgomery. Anne of Green Gables. Standard Ebooks.) そう、それが正しい名前です。 だって、体がぞくぞくってするから。そうだってわかるんです。 〈アンの狂美ポイント〉 体がぞくぞくとすれば、それが正しいとわかる 〈この言葉の背景〉 駅で初めて会ったアンとマシュー(

          狂おしいほど美しいアンの言葉③―――ぞくぞくするとき

          狂おしいほど美しいアンの言葉②―――最後に「e」を付けて

          But if you call me Anne please call me Anne spelled with an e.       (L. M. Montgomery. Anne of Green Gables. Standard Ebooks.) もし、どうしても私のことをアン〈Ann〉と呼ぶのでしたら、 どうか最後に「e」のあるアン〈Anne〉にしてください 〈アンの狂美ポイント〉 憧れの名前で呼んでくれないときは、少し改変した本名で呼んでもらいたい 〈この言

          狂おしいほど美しいアンの言葉②―――最後に「e」を付けて

          狂おしいほど美しいアンの言葉①―――コーデリア

          please do call me Cordelia. It can’t matter much to you what you call me if I’m only going to be here a little while, can it?       (L. M. Montgomery. Anne of Green Gables. Standard Ebooks.) どうか私のことを「コーデリア」と呼んでいただけないでしょうか。 どうせここには少しの間しかいな

          狂おしいほど美しいアンの言葉①―――コーデリア

          狂おしいほど美しいアンの言葉

          ご無沙汰しています。「クルトン・カマクラ」編集長の白い犬です。 突然なんですが、編集長のボクは編集部員(飼い主の二人)に向かって、高らかに宣言したんです。「連載を始めます!」って。 もちろん、編集部員の顔が一瞬、引きつりました。もちろん、そんな部員の表情はスルーです。 「クルトン・カマクラ」には新連載が必要なのです!! では、その連載とは何でしょうか。 連載タイトルは「狂おしいほど美しいアンの言葉」です。 アン? きっと、皆さんは「だれ?」と思ったと思います。 それ

          狂おしいほど美しいアンの言葉

          神様からの“全プレ”

          こんにちは!「Crouton Kamakura(クルトンカマクラ)」編集長の白い犬です。みなさん、ご機嫌いかがですか? ボクといえば…いつだって上機嫌です。何でかといいますと、ご機嫌でいたほうが楽しいですし、何より気楽ですから。そうそう、みなさん知ってますか? 気楽なほうが神さまからのプレゼントをもらいやすいんですよ(ボク調べ)。今回はそのことについてちょと綴ってみようかなぁ。 ■ボクに後光が-------- 先日の夕方、いつものように気楽な感じで散歩をしていまして。そのと

          神様からの“全プレ”

          鎌倉の入口感

            こんにちは!『クルトンカマクラ』の編集長の白い犬です。この夏の暑さ、殺犬的でしたよね。ボクたち犬はゴージャスな毛皮を着ているからすごくシンドいんです。なので、さっさと美容院に行って、究極の5ミリカットをしたのですが、それでも暑かった…。ところでボク、フワフワな毛を短くすると、お耳がピョンっと立っているせいかウサギによく間違われるんです(子ヤギだという人も・・・)。そんなに似ているかな。それでは、秋風が吹いてきて生気が戻って来たので、2回目の投稿にいってみたいと思います。

          閻魔様にほめられたくて―WITH 閻魔様 LIFE @鎌倉―

          はじめまして!「Crouton Kamakura 」の編集長です。鎌倉で暮らす白い犬です。気づけば梅雨・・・扇風機の風が気持ちいい季節になりました。それでは、思い切って初投稿いたします。 ■鎌倉で一番好きなお寺――閻魔寺 鎌倉に「閻魔(えんま)寺」と呼ばれるお寺があります。 正しくは「円應寺」(えんのうじ)。 個人的に、鎌倉で一番好きなお寺です。 「そんなお寺あったっけ?」と、もしかしたら思われるかもしれません。 確かに、テレビとか雑誌の鎌倉特集でこの「閻魔寺」をみかけた

          閻魔様にほめられたくて―WITH 閻魔様 LIFE @鎌倉―