一つの国に複数の時間帯がある、その感覚
地球は丸く360度を24個に分けて、15度ずつ1時間ずれていく時差。
日本に住んでいると東の北海道と西の沖縄で日の出と日の入りの時間差に
かなりの開きがあるとはいえ、時間帯は日本には一つしか無いので、
国内においてどこに移動しようが時計を調節することはない。
参考例
5月9日の北海道根室
日の出4:00
日の入り18:02
5月9日の沖縄那覇
日の出5:46
日の入り19:06
同じ日本で地方により日の出に1時間半以上の差がある。
逆に世界を見ると東西に長い国はどうしても一つの国の中で時差を複数設けている国がある。
アメリカ、カナダ、ブラジル、ロシア、オーストラリアなどだ。
中国は広大にもかかわらず中央集権制が強いのか
時間帯が一つしか無いのも中国らしい。
この中で、ちょっと難解だなと思ったのがオーストラリア。
数字の見方としては、イギリスロンドンを標準時間と定めた場合、
プラスならイギリスよりも早く日が昇っている。
例えばザ・オーストラリアのような景色であるオペラハウスがある
シドニーは地図上の右下赤褐色のNSW(ニューサウスウェールズ)というところで+10や+11があるところ。
なぜ同じエリアに二つの時差があるのかというとサマータイム制を導入しているから。
他には有名な都市でいうと
パースは西オーストラリア州で+8(地図の黄色いところ)。
ダーウィンはノーザンテリトリー州で+9と1/2(地図の真ん中上)。
ケアンズやブリスベンはクイーンズランドで+10(地図の赤いところ)。
アデレードは南オーストラリア州で+9と1/2や+10と1/2(地図の真ん中下)、
メルボルンやシドニーはオーストラリア首都特別地域あるいはNSW(ニューサウスウェールズ)で+10か+11(地図の右下)。
なぜオーストラリアが難解かというとまず
1️⃣通常、時差は東西にいくと生まれるが南北に移動しても時差が生まれると言う点(国内移動なのに)。
2️⃣9と1/2のような30分単位があると言うこと。
3️⃣サマータイムを導入しているエリアと導入していないエリアがあると言う点。
もうこれだけで面倒。
その点、アメリカ合衆国は楽である。
東西に移動するときだけ、時差調整をすればよい。
南北の移動で国内で時差が発生するのはオーストラリアだけ。
ここの地図ではハワイとアラスカも乗っているが、
サイパンやグアムもまた別の時間調整をする必要はあるが。
サハリンがロシア領になっている・・・。
そういえばプーチン大統領が5選した。
任期が続く2030年まではこの状況は変わらなさそうだ。
話は戻って。
日本に住んでいると時差を考えずに済む。
しかし広大な領土の国だと国内移動でも時計を調節しないといけない感覚は我々にはピンとこない。
今時の時計は勝手に時差を調節してくれる機能もあるが、
やはりアナログで変えると旅情を味わえる。
もし日本に時差があったら・・・?
慣れの問題もあるだろうが、日本全国あちこちいく人にとっては
時差調整はやはり一手間二手間感じるように思う。
そもそも時間という概念を考えた人間が世の中複雑にしている。
夜が明けたら起き、腹が減ったら飯を食い、日が暮れたら寝る。
そんな時代なら、そんな動物なら、時間など気にしないで済む。
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