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九段坂上交差点と非ライトアップ化

九段坂上(くだんざかうえ)交差点は靖国通り(一部、内堀通り重複)と千鳥ヶ淵を通る内堀通りとが交わるT字路交差点。

近隣には桜で有名な墓苑入口交差点やインド大使館(自分が生まれて初めて入った大使館)、靖国神社、二松学舎大学などがある。
特にコロナ明けの初の花見であった2024年春。
桜を愛でる客の数が異常だった。
何か世界的ミュージシャンが日本武道館に来ていたのか?
あるいはそれ以上のごった返し方だった。

そして、今までも花見とちょっと変わったなと自分が勘付いたのは
ライトアップが少ない。
上野も目黒川もライトアップが少なく、夜も早めに消灯していた。
あまりにも客が多すぎるとオーバーツーリズムという環境問題になるので、
おそらくその配慮だと思う。

この辺りは散歩をすると木々の葉の隙間から漏れてくる木漏れ日がやけに爽やかに感じる。
真夏でも気持ち不思議と風が抜ける気がする。

それでは交差点事情を見ていこう。
まずは千鳥ヶ淵から靖国通りに突き当たる進行の場合。

3車線が黄色い車線で仕切られている

左折レーンが先に矢印青で進行。その時、2車線ある(内堀通りの本線)右折はまだ待機。
このとき市ヶ谷から来る靖国通りは直進(九段下方向)と右折(千鳥ヶ淵方向)が青。

市ヶ谷から九段下方向での視点

靖国通り東行き(市ヶ谷→九段下)が全面的に赤になったら、
千鳥ヶ淵から来る車の右折(九段下方向)は青になる。

最後の方向が九段下から坂を登ってきて、九段坂上交差点を直進(市ヶ谷方向)と左折(千鳥ヶ淵方向)する場合。

4車線ある。アスファルトの赤い部分は駐停車禁止だ。

左折が2車線ある。内堀通りの本線だ。
左折専用が2本あるのは馴染みないかもしれないが、
皇居をぐるっと周る内堀通りは環状線の中でも日本で一番有名な道。
曲がるのが主たる役目の内堀通りなので、
左折専用レーンが2本あっても不思議ではない。

交差点での車線選びは、手前に必ず青い看板があるので、情報を見逃さないようにしよう。

最後にいつもの現代と江戸の地図比較。
読んでいただいている方にどれだけ好評をいただいているかわからないが、
一応恒例として続けている。

靖国神社は太平洋戦争の兵隊の偉い人が祀られている神社なので、江戸時代末期にはそんな神社は存在していない。
靖国神社のその場所は江戸末期では弓や馬の訓練場だったようだ。
現在の戦没者公園は江戸当時は火事の火の気が舞らないようにするためのバッファ部だったようだ。
江戸時代は何度も大火を経験しているから幕府も警戒していたのだろう。

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