【 CREATOR INTERVIEW 】#011 イラストレーター/NFTクリエイター カタッポさん
CREPOSは、VRやARなどのXR制作を応援する「CREPOS XRサポートプログラム」と、NFT制作を応援する「CREPOS NFT支援プログラム」を運営しています。
このコーナーでは、XR/NFT クリエイターさんのインタビューを行っています♪
#011は、イラストレーター/NFTクリエイターの カタッポ(Katappo)さんにお話しを伺いました。
思わず引き込まれてしまう、カタッポさんならではの独特な世界観のステキな作品。その作品を活かして、カタッポさんがイラストレーターだけではなく、NFTやAR制作など、活動の幅を広げていらっしゃる秘訣を探っていきたいと思います!
Q1.現在のクリエイター・アーティスト活動について教えてください。
普段はイラストレーターとして活動しています。NFT作品は、いくつかのコレクションを柱にNFTのマーケットごとに違う作風で発表しています。
openseaでは動物を中心にした「play field portrait」、「monochrome animals」というコレクション、Foundationでは神秘的な世界観の女性を中心にした「魂のいる場所」というコレクション、そしてknownoriginでは少年の日常を描いた連作「未明」というコレクションを展開しています。
Q2.制作している作品のコンセプトやテーマがあれば教えてください。
「monochrome animals」コレクションのコンセプトは「絵本から飛び出した動物ミュージシャン」という作品で、オンサイバーを使った3Dでのライブ展覧会を開催しました。またこの時に作ったデータを使ってARにも挑戦しています。
Q3.クリエイター活動を本格的に始めたきっかけはなんですか?
絵を描くことが純粋に好きでやり続けていた結果、自然と。という感じですが、小学生の頃に描いた絵が雑誌に載ってとても嬉しかったことが、絵を仕事にしようと思ったきっかけのようだったと思います。
それは兄が購読していた雑誌の企画で、当時のパソコン(MSX)で制作した動物の絵を投稿しました。 読者の投稿欄はページの端っこ部分でとても小さかったのですが、自分の絵が雑誌に載ったという体験は大きなものでした。
NFTは、これまでにない市場ができたことに衝撃を受けて、新大陸に上陸する気持ちで参加しました。
Q4.制作の上で信念や大切にしていることがあれば教えてください。
1作ごとに全力を注いで製作しています。作品を通じて出会う人とのご縁を大切に、誠意とリスペクトを持ってやり取りをしています。
Q5.初めて本格的に活動をした時の作品はどのようなものですか?
「monochrome animals」というコレクションです。もともと原画があるアナログ作品ですが、デジタル化し、さらに自身にとって初めて3D化にも挑戦したNFT作品です。
Q6.NFTやXRに興味を持ったキッカケやエピソードを教えてください。
コロナ禍でリアル展覧会に出掛けられなかった頃、オンライン展覧会に注目していました。
オンサイバーのようなメタバース空間で、個展を開くことの楽しさをもっと広めてみたいと思ったのがきっかけでした。
Q7.クリエイター活動を通して、自己実現できたことや問題解決できたこと、達成できたことはありますか?
「未明」シリーズはその原画とともに眠りについていましたが、多くの方とこの物語を共有したいと思いNFT作品としてKnown Originで発表し始めました。
購入者には原画が贈呈され、さらに特典としてZINE制作の企画に参加することができます。購入者特典をオーナー様が解放してくださったことをきっかけに、「お話づくりに興味があるクリエイターと共同作品を作ってみたい」という思いから参加枠を広げ、私と共同でZINE(自主制作本)を作る参加型プロジェクトを構想しました。
一般的に本を作るには”物語に絵をつける”という順序で進みますが、このプロジェクトは逆に”絵から想像される物語を紡ぎ、詩や文章にまとめる”という方法で制作しています。 ゲストを含め国内外のクリエイター7名と共にZINEを約4ヶ月かけて作りました。
作品の世界観を再現するような紙質を選んだ製本や、購入者限定特典ページや映像にリンクが貼ってあるNFCチップをつけたりと工夫を凝らし、好評を博しました。
誰かとコラボレーションして何かを達成することが苦手でしたが、企画を立てて参加者を募り、さまざまなことを同時並行しながら活動していくことはとても刺激的で視野も広がり、最終的には目標を達成することができました。
Q8.活動の中で苦しかったこと、挫折などはありますか?
喉元を過ぎると苦しかったことは忘れてしまいます。挫折はしていません。
Q9.クリエイター活動を通して、生活が変化したことなどはありましたか?
計画的に物事を進めるようになりました。それと、関わってくださるクリエイターの方とたくさん繋がれたので、精神的なサードプレイスができたように思えます。
普段絵を描いて作品を発表する機会は多くありますが、多くの場合それは一方通行に終わります。しかしNFTを通した活動では、作者と応援してくれる人との距離が近く、もっと直接的にやり取りが可能だということが特徴だと思います。
自分の作品についても客観的にみることができますし、思いついたプロジェクトをひとりで終わらせず、巻き込みながら大きくしていくことも可能です。 私は普段ひとりで活動していましたので、巻き込み型のプロジェクトを自身が発起人になり開催するということは、NFTがなければしていなかったかも、と思います。
Q10.現在力を入れている活動があれば教えてください。
ZINEを作った「未明」コレクションのように、NFT×フィジカル作品×ARなどメディアを替えて何層にも楽しめるような作品展開をしていきたいと考えています。
前出の「monochrome animals」をAR作品としてSTYLYで制作しました。
それから第2弾として新キャラクターを製作中です。
こちらもNFTだけではなくフィジカルグッズや拡張性のある方法でホルダーさんに楽しんでいただけるよう工夫していきます。
Q11.これからやってみたいことはありますか?
3D作品を作って、XR作品に活用してみたいです! さらに本作りと合わせて個展も開きたいです。
▼カタッポさんのARは下記より体験をしていただけます!
PRがあればどうぞ
自身のプロジェクトを1つ1つ完走させてからの進行のため、非常にゆっくりではありますがコレクションごとに丁寧に育てていきたいと考えています。
個人だからできる、丁寧なやりとりと制作でホルダーさんとともに活動を続けていきたいです!
今回はイラストレーター の カタッポ(Katappo)さんにお話を伺いました。
母業とイラストレーター業と二足のわらじながらも、制作活動も子育ても勢力的に活動されているカタッポさんに感銘を受けました!(子育ての様子はSNSでも発信されています。)
筆者は初めてカタッポさんにお会いした際も、NFTの仲間たちとのコミュニケーションや企業さんへの挨拶周りなどを欠かさず、その経験を大事に活動されていると感じました♪
そんな活動が、作品をより魅力的に魅せるエッセンスなのかもしれませんね!
他のクリエイターのみなさまにも、このインタビューがぜひ参考になれば幸いです。
今後もこちらのコーナーでは、NFTやXR作品を手掛けるクリエイターさんやCREPOSで活躍するクリエイターさんをインタビューしていきますので、次回もお楽しみに。
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