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久々にデザイン学校へ行きます【10ヶ月間の長期講座】

韓国在住デザイナージャスミンです。
昨日は朝の10:00から18:00までデザインの講座を受けておりました・・

休憩抜かして、ほぼ7時間!
こんなに長時間デザインに浸ったのは久しぶりです。耳から何かが漏れそう

何の講義を受けていたかというと、今日から10ヶ月間にわたって学ぶXデザイン学校のキックオフでした。

激変したデザイナー人生

実は2019年にもこちらで受けており、それを機に私のデザイナー人生は激変しました!!!たった5年で。

✅「役割」が変わった

ただのウェブサイトの1コンテンツを作る人(修正程度)
→サイト全体の設計を含めてデザインする人(新たらしいサイトページ)
→使いやすさのデザインをする人(アプリを0から開発)
→サービス全体の体験を設計する人(サービス全体の体験を0からつくる)
スケールがどんどん大きくなっていますw
今は9割が新規事業開発のお仕事です。

✅「働く場所」が変わった

派遣会社のいち社員
→マネーフォワード
→KDDI
→ユーザベース

次々と大手企業からオファーがもらえて正社員に・・!
なお、現在はフリーですが、大手企業やベンチャー企業と一緒に働いています。

✅「関わる人」が変わった

デザイナー
→ディレクター
→デザイナーのトップ(CDO)
→プロジェクトマネージャー
→事業責任者
→社長
ついに社長づきのデザイナーになることに。
どんどん事業を動かす方とお付き合いするようになりました。

どこかの一部分をサポートするような役割から
新規事業をイチから携わる機会が激増しました。

そこから現在につながり、今もクライアントの9割が新規事業の開発で
「ないものからあるものを作る」
をやっています。これがね〜難しいけど、おもしろいんですよね。

きっとあの時、このデザイン学校に行かなかったら、派遣会社の社員のまま、すでにあるものを手直しするようなWEBデザイナーで終わっていたかもしれない。5年の間も、何度も資料を見直したり振り返っていました。

「教えない。体験する」学校

それは、すごい!どんなデザインの学校なのか?!と興味が湧いた人にはお教えしますが、この学校、私の体感では「教えません」

教わるのではなく、私たちが学ぶをとりに行く場所です

だから成長できると、私は思っています。初めは何言っているのか分からないし、めっちゃ難しいけどね笑

「デザインの学校」というと、何か「見た目のデザイン」を想像するかもしれませんが

↓例えばこういうの作ったり

Xデザイン学校では「体験」を「デザイン」することを学ぶ場所です

とにかく考える。動く。体験をデザインってなんだ

よく、私と初対面の方は「ファッションデザイナーですか?」と聞かれますが、元・ファッションデザイナーであって、いまは違います。
「体験のデザインをしていますよ」というと、大抵の人「は?」になるわけです。そうですよね、そんな言葉聞かないでしょうから。
体験のデザインを言葉で説明してもわかりにくいと思うので、
今日私が学校で体験したお話しを先にしましょう。

ここからはXデザイン学校の共同代表でもあり、講師でもある山崎先生にお話しされている気持ちで、皆さんも読んでみてください。

山崎先生

「Q 自分の好きな花瓶の絵を1分で書いてください」

はい、1分でささっと書きましたよ。

Q 家族で花を好きそうな人を選び、その人にどんな風に花を楽しんでもらうかを提案してください。

※誰にどんな、どいう文章を書いてから絵を描いてね。このとき花瓶は書かないでね。

高齢の母が花が大好きなので、母だな。自宅の室内にほぼいるので室内で鑑賞できて、かつ植物の世話もしてくれる装置につながっていて、手間なしがよさそうだな。1年中季節の花が勝手に咲いてくれていつでも綺麗な花が部屋中にあったら、いつもいい気持ちでいられるな。

山崎先生

できましたか。

じつは、1つめと2つめに書いてもらったことは、同じことを意味しています。

どちらも「花をたのしむ」という目的は同じなんです。

1つめの「花瓶を書いて」と言うと、みなさん花瓶を書きます。
つまり物を中心に考えていますね。

次は人から考えます。その人をイメージしていい体験になるように、人をたのしませるように考える。
会社の事業でサービスを考えてるときも、同じことが起こりがちです。物から中心に考えがちですが体験から考えてみましょう。
誰のためのどういう体験にするんだっけ・・?
が大事な視点なんです。

ざわつく会場・・!
本質は同じなんです。意味わかったかな?

山﨑先生、有難うございました。

だれに届けたいか、喜ばせたいかをまず、考える

これはビジネスの本質とも言えると思います。
ちょうど昨晩読んでいた本にこんなことが書いてありました。

「ここに、花が大好きでしょうがない花屋と、儲けてやろうと思っている花屋がいるとしよう。
花屋で金儲けをしようという人は、一本あたりの原価とか、客単価とか、経費とかばかり考える。
花が好きな店の主人は、自分の大好きな花で、お客さんをどのように喜ばせようかと考えている。余分にサービスしようとか、きれいにラッピングしてあげようとか、お客が喜ぶサービスを無限に思いつく。
お客にいかにたくさん与えられるかを考える。
そんな花好きの人間は、トイレに行っても、お風呂に入っても、花とお客さんのことで頭がいっぱいだ。
一方、利益ばかり考えている花屋は、その逆をやる。
ラッピングするときは有料にして利益を出そう。もっとたくさん客に花を買わせてやろうと、客から奪うことばかり考える。どちらの花屋で花を買いたいかね?」
「それは、お客さんを喜ばせようする花屋でしょうね」
「そうだね!人は、自分の好きなことをしている人間を応援したくなるものだよ。
客は、花を愛する花屋で花を買うと、幸せな気持ちになる。
君が店に顔を出すと、その花屋は世界一幸せな人のようにうれしい顔で迎えてくれる。
その喜んだ顔を見たいがために花を買いに来る人もいるだろう。
だから、幸せになり、成功したければ、好きなことを仕事にして自分らしい人生を送ると決めることだ」

ユダヤ人大富豪の教え 本田健

私はこれは同じことだ・・!と感じましたよ。

目の前の届けたいひとが、喜ぶサービスの内容を考え、整える。
これこそが体験をデザインするということです。

つまりこういうお仕事をしています

長くなりましたが、つまり私のお仕事は、
IT企業が「こんなサービスをお客さんに届けたい」と思っているものを手に取ってみて、一回床においてみる。
「ふむ、これは誰に届けられるかな?その人が喜ぶような体験になっているのかな?」
気になったところを意見しながら、一緒にサービスを作り上げていく。
そのサービスが、WEBサイトやアプリケーションであって、それらの見た目だったり、操作のしやすさだったりするわけです。
それがたまに、組織内部のチームに対して行われることもあります。

つまり技術者というより、人とサービスのコミュニケーションを図る役割をしています。

で、こんなコミュニケーションをどうやって図るの?学べるの?かは私の場合は割と体当たり笑。
調べても、わからないし、正解がないんですね。

5月から社長づきのデザイナーになります

今回またこうしてデザイン学校に通う決意をしたのは、今月からあるIT企業の社長づきのデザイナーに抜擢いただいたからです。
今のところのミッションは「社長の脳内を可視化せよ!」というところでしょうか。こんなお仕事ははじめてで、どうやって社長の脳内から引き出すのか、と今もまだ謎です。(現時点では始まっていないので)

モデルになる人物が欲しい・・!とイメージしたのが佐藤可士和さん(ユニクロ、楽天、セブンのプライベーブランドなどのサービスやブランドの体験をまるっと変えるプロ)。彼のマインドをインストールすべく、本や動画を読みあさっております・・笑

それだけでは追いつかないし、見えない壁にぶち当たった時に専門家に助言をもらいたくて、デザイナー人生の転機をくれたXデザイン学校に入りました。私の入ったコースでは全体の講義も受けつつ、個別で相談もできるようです。
フリーランスだとなかなか気軽にちょっと相談できる存在がいないので(特に私のようない動きをしているデザイナーを知らないから)外部からの意見をガンガン取り入れて、クライアントに還元させていただきたい・・!

ひょ〜どうなるんだ、学校生活。どうなるんだ社長デザイナー。

ということで、今回はおしまい。
アンニョン〜!

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